記事一覧
とっておく(日記69)
私はとっておくことが好きだ。何かに使えそうなものををつい取っておくので、商品の入っていた箱の類いがなかなか捨てられない。腐るものでもないからよいのだけど、置いておく場所に困って結局捨てることになることもしばしばある。
実物ではないけれど、話題についてもそんな気持ちになることがある。やはり、とっておきの話は一番良いところでしたいものである。ところが話題は、腐るというか鮮度が問題になることがある。流
フルトラ(日記65)
ある日の朝、ネットを見ていたら中古のVR用トラッカー(位置追跡センサー)がまあまあお手頃な値段で売りに出ていた。
私の持っているVRのシステムは、ヘッドセットと両手の3点で体勢を認識するものなので、座ったり寝転がったりしてもゲーム内ではうまく反映されない。トラッカーを使って、認識する点を増やすとより正確に認識してもらえるのである。腰と両足につけたりして6点以上になるとフルにトラッキング(追跡)で
書体のない字(日記64)
考えて見れば、私が毎日タイプしているこの字には書体がない。もちろん、私のディスプレイには字が映っているのだけど、この字をどんな書体で映すべきかということを私はコントロールしていない。そんなことをふと思った。
私は手書きで文字を書くこともあるけれど、その字には形がかならずある。その字の形を書いてしまったらもうほとんどコントロールできない。形の向こうに私の意味していた字があるのだけど、それはコンピュ
細長い米(日記63)
「日本のスーパーでは一種類の米しか売ってない」という人がいたとしたらどうだろうか?「つまり、短いやつだけだ」。たしかに外国の細長いお米はなかなかその辺りでは売ってない。
細長いお米もなかなかおいしい。ときどきビリヤニをいただくし、むかし細長いお米で炒飯を作ったことがあってそれもおいしかった。手近なお店でも置いてくれないかなと思うけど、儲けがでるほど売れないのかもしれない。
エッセイ(日記61)
私がこの趣味の活動に行き詰まりを感じていた頃にnoteで書いたエッセイのシリーズがある。物理をテーマに色々と書いたものだ。だいぶ前に非公開にしたものを久しぶりに読みかえしたのだけど、これがひどい文章なのである。驚いてしまった。
正確に物事を書こうとする気持ちと、できるだけ平易な言葉で書こうとする気持ちとがぶつかりあってしまったのだろう。推敲を重ねた記憶はあるが、上手くいかず疲れ果て、それでも公開
小物入れ(日記58)
机に置いてある小物入れにものがあふれるようになって来たので、同じ小物入れを買って隣に置こうと思いついた。たしか買ったのは近くの100円ショップだったので、同じ店に行き同じ型の小物入れを探すことにした。
さいわい、お店には同じ型の小物入れが置いてあった。ところが黒い色のものがない。紺や紫や緑が置いてあるのに黒が置いてないなんてことがあるのかと驚いた。店の人に聞いても多分ないだろうなと思い、どの色な