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うそめがね筆記浪漫

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ブングは浪漫。筆記はアドベンチャー。 ペンやノートなど、文房具について書いたnoteです。
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左利きには縦書きが最高

左利きには縦書きが最高

 ──なのである。

 試したことない(または意識してやったことない)左利きの人はやってみて欲しいんですけど、マジで書きやすい。
 手が書いた字を隠さないし、行を変えるときとか手を「引く」動作が増えるので楽だ。
(筆記は「押す」より「引く」動作の方がスムーズ)

縦書きに適したノートが少ない 横書きの場合、ノートは右から開くけど、縦書きの場合は左から開く。

 無罫や方眼のノートを反対から使ったり

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何を用いて読書ノートをやろうか考えすぎてわからなくなってきたときに現れる農夫

何を用いて読書ノートをやろうか考えすぎてわからなくなってきたときに現れる農夫

読書ノートを付けようと思う 本はたまに読むけど、内容全然覚えてない。もったいない。読書ノートを付ければ、記憶にも残りそうだし、振り返りやすくて良いと思う。

 そのために、フィルム付箋を買った。本の気になる一文をマークするためだ。

 いまチャールズ・ブコウスキーの『勝手にいきろ!』を読んでるので試しに「おっ」と思う箇所に付箋を貼るようにしたら、ほぼ毎ページ貼っちゃう。
 すぐ付箋だらけになって、

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ノートとペン。その妄執

ノートとペン。その妄執

 アアアア!
 東急ハンズの文具コーナー! おしゃれなデザインで所有欲をくすぐるノート! 洗練された造形で書くことの楽しさを体現している筆記具!
 アアアアアア!!

 大好きなものであふれた空間である。しかも、その大好きなものを大好きな人たちがたくさんいる空間である。空気中の楽しさが円環状に収束・循環し、インフィニティ状態で無限ボムだ。それが、東急ハンズの文具コーナーだ。
 しかし、嗚呼! 買っ

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そのペンひとつでどこまでも

そのペンひとつでどこまでも

 その無造作に腰に帯びた一刀。たったそれだけでどんな戦場も生き抜いてきた。

 その小傷だらけの黒いブーツ。その一足だけでいったいどれだけの国を渡り歩いたか。

 そういう、命をあずける一刀や信頼のおける一足とかって良いよなあと思ってて、ぼくの場合は筆記具でそういうのがある。

 それは一本の小ぶりなボールペンだ。銘を《カランダッシュ849》と云う。シンプルな油性ボールペンである。

 カランダッ

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強いペン

強いペン

 イアン・ショーンという男がいる。
 ショーンデザインというブランドでペンを作っている男だ。ショーンデザインのペンは、ぜんぶこのイアン・ショーン氏が作っているという。
 ステンレスや真鍮、チタン等の素材を削り出し、一本の堅牢かつ、美しく、すさまじくシンプルなペンを作っている。
 パーツに劣化しやすいプラスチックなどを使用しておらず何世代にもわたって使い続けられそうな信頼感がある。
 そういうペンを

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いいノートと架空のおれの日々

いいノートと架空のおれの日々

 いいノートを貰ったので、めちゃめちゃ嬉しい。
 クラフトのしっかりした本文用紙をマットで頑丈な表紙で挟んだハンディサイズのダブルリングノートだ。
 こう、なんというか、冒険とかフィールドワークって感じの雰囲気で、異様にワクワクする姿をしている。
 銘は《Kraft work memo A6》という。

 いいノートを作っている文具メーカーのキャンペーンに応募して当選したんですけど、ずっと届くのを

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