しるてっく

アイコンはアサリトさんがアプリで作ってくださったものです。ありがたや。

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記事一覧

【こえ部Memories】 幼少期の終わり

《かつて、こえ部というサイトがあり、  そこでは文章を投稿したり、声を投稿したりで、  それなりに盛り上がっていたという……。》 こちらは当時、2010年7月18日に投…

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「大変ですから」

その店の看板は小さかった。 誘われるようにして小径を歩くと、 外からは行き止まりにしか見えない場所に小さなカフェがあった。 見過ごしそうなほど、小さな看板。 だが…

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中島敦「山月記」を朗読しました

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芥川龍之介「魔術」を朗読しました。30分弱と長い……。

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uirouuri

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外郎売りの台詞を今後、あらためて練習しようとの意気込み。

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夏空にそびえる入道雲は、学校のプールによく似合っていた。気象庁の発表した“冷夏”の長期予報をあざ笑うように暑い日が続き、プールサイドには水面で跳ねた光がこぼれている。「気に入った。しばらく雨雲には遠ざかっていてもらおう」 俺は小さく呟き使役した式神を放った #四季を纏いし君のこと

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しるてっくは夏の日和人(ひよりびと)。夏の晴れの日を愛しそれを司る者。晴れの日だけに現れそれ以外の日には姿を消してしまう。他の姿に変えているのではないのかという話もある。 #四季を纏いし君のこと
https://shindanmaker.com/648209

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芥川龍之介の京都日記「竹」を朗読しました。

小さな紙片

■ モノカキ空想のおとの3月企画 ■ 今回は冒頭の一文を全員共通とし、 さらにモノカキの一人から指示された条件に沿って書いています。 僕に条件を出してくれたのは鹿水…

roudoku-mikan

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芥川龍之介作「蜜柑」を朗読しました。

kaitounyannko

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みそらさん作 「怪盗にゃんこ」を読ませて頂きました。 https://note.mu/misora_umitosora/n/n711e7007ae85

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ジングル ベル

ここは、モノカキサンタが集う、クリスマスプレゼント製造工場。 イブまで1か月をきった今、サンタたちは大忙しでプレゼントの準備にあたっています。 それぞれ、いった…

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途中まで。寝るときに聴ける仕上がりを意識しつつ、でももうちょっとなんとかならんかなぁ。 「下人」のアクセントをミスった。というか、どっちが正解なの……。

同じ顔になれる粉

その日、私は顔のない男に出会った。 顔がないのになぜ男だとわかったかといえば、まぁ、その、あれだ。 顔のない男は大変困っていた。 さもありなん。誰からも自分とい…

朝露に濡れた道をたどりながら早朝のカフェを目指す。暖かい場所でモーニングセットを楽しみたい。“今朝はシナモントーストがいいな”なんて思いを馳せながら入口に立つと、中からゴリゴリと音が。マスターは珈琲豆を挽くのに夢中。だから、わざと音が出るように、跡がついたドアノブから手を放した。

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しるてっくさんは、「早朝のカフェ」で登場人物が「夢中になる」、「跡」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai
https://t.co/3b5b2WwCWz

【こえ部Memories】 幼少期の終わり

《かつて、こえ部というサイトがあり、
 そこでは文章を投稿したり、声を投稿したりで、
 それなりに盛り上がっていたという……。》

こちらは当時、2010年7月18日に投稿した文章の再録です。
自分の経験も踏まえて書いてみました。

題名がアーサー・C・クラークの小説と似ていますが
特に関係はありません。
ごく普通の、ありきたりなお話です。

それでは、以下本文です↓

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「大変ですから」

その店の看板は小さかった。
誘われるようにして小径を歩くと、
外からは行き止まりにしか見えない場所に小さなカフェがあった。

見過ごしそうなほど、小さな看板。
だがたまたまその日、私は知らない場所を探検しようと決めて家を出たのだった。

「いらっしゃいませ。よくここまでお越しくださいました」
マスターの最初の一言が、この店の入りにくさをよく表現していたと思う。

店内は、水出しコーヒー器具の目立つ

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中島敦「山月記」を朗読しました

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しるてっく

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芥川龍之介「魔術」を朗読しました。30分弱と長い……。

uirouuri

音読:しるてっく

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外郎売りの台詞を今後、あらためて練習しようとの意気込み。

夏空にそびえる入道雲は、学校のプールによく似合っていた。気象庁の発表した“冷夏”の長期予報をあざ笑うように暑い日が続き、プールサイドには水面で跳ねた光がこぼれている。「気に入った。しばらく雨雲には遠ざかっていてもらおう」 俺は小さく呟き使役した式神を放った #四季を纏いし君のこと

しるてっくは夏の日和人(ひよりびと)。夏の晴れの日を愛しそれを司る者。晴れの日だけに現れそれ以外の日には姿を消してしまう。他の姿に変えているのではないのかという話もある。 #四季を纏いし君のこと
https://shindanmaker.com/648209

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芥川龍之介の京都日記「竹」を朗読しました。

小さな紙片

■ モノカキ空想のおとの3月企画 ■

今回は冒頭の一文を全員共通とし、
さらにモノカキの一人から指示された条件に沿って書いています。

僕に条件を出してくれたのは鹿水 美優さん。
どんな条件だったのかは、文末に記載しました。

以下、本文です。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

スプリングコートのポケットに、去年の忘れ物を見つけた。

ちくりと指先に痛み

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しるてっく

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芥川龍之介作「蜜柑」を朗読しました。

kaitounyannko

しるてっく

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みそらさん作 「怪盗にゃんこ」を読ませて頂きました。
https://note.mu/misora_umitosora/n/n711e7007ae85

ジングル ベル

ジングル ベル

ここは、モノカキサンタが集う、クリスマスプレゼント製造工場。
イブまで1か月をきった今、サンタたちは大忙しでプレゼントの準備にあたっています。

それぞれ、いったい何を送ろうというのでしょうか?

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あとすこしでクリスマス。
冬の一夜、街の明かりを包む空気がどんなに凍てついても、部屋の中では子どもたちがサンタを待

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途中まで。寝るときに聴ける仕上がりを意識しつつ、でももうちょっとなんとかならんかなぁ。
「下人」のアクセントをミスった。というか、どっちが正解なの……。

同じ顔になれる粉

その日、私は顔のない男に出会った。

顔がないのになぜ男だとわかったかといえば、まぁ、その、あれだ。
顔のない男は大変困っていた。

さもありなん。誰からも自分という存在を認めてもらえない。
一時は悪事に手を染め、莫大な金、宝石、有価証券を保有するに至ったという。

しかし、使いみちは限られていた。
彼の存在を認めてくれるのは無機的な自動販売機、自動改札機、その他もろもろの人ならざるものであり、本

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朝露に濡れた道をたどりながら早朝のカフェを目指す。暖かい場所でモーニングセットを楽しみたい。“今朝はシナモントーストがいいな”なんて思いを馳せながら入口に立つと、中からゴリゴリと音が。マスターは珈琲豆を挽くのに夢中。だから、わざと音が出るように、跡がついたドアノブから手を放した。

しるてっくさんは、「早朝のカフェ」で登場人物が「夢中になる」、「跡」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai
https://t.co/3b5b2WwCWz