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チームワーク取れてる?


はじめに

先日、職場の研修で「チームの鎖」って奴をやりましたので、その話しをしてみようかと思います。

「チームの鎖」とは…

チームパフォーマンスを高める「リーダーシップ」「状況モニター」「コミュニケーション」「相互支援」を理解するためのゲームです。
大抵の仕事は1人で完結する訳ではないと思われますので、誰でも、どんな職業の方でもやってみたら良いと思いますよ。

ルール

5~6人くらいのグループになって、制限時間内で、紙をハサミで切って作った短冊に糊をつけて輪を作り、さらに鎖状につなげる作業を行い、つながった輪の数を競います。
3回作業をくり返すのですが、1回目は自由に、2回目は非利き手のみで、3回目は非利き手のみ+会話不可というルールで実施します。
同じ人数、同じ道具、同じ時間で作業することで、チームワークの良し悪しがわかります。
一部の優秀な誰かに頼るより、チームとして働ける人の集団の方がパフォーマンスが高くなるといわれています。

良いパフォーマンスを出すには

チームパフォーマンスに影響する前提として「チームの目標が共有」できていることが必要です。
チーム全員が何を目指すのかを理解し(目標の共有)、声を掛け合い(コミュニケーション)、周りをよく見て状況を認識し、状況に応じてそれぞれがリーダーとして対応し、お互いを気にかけ、相手のニーズや自分の作業の困難さを認識し(状況モニター)、支援を要請したり申し出たりするバックアップ行動(相互支援)を行う事で、高いパフォーマンスが維持できます。
また、条件は違いますが同じ作業をくり返すので、上手くいったこと、改善すべき点をチームで話し合う事ができると、より困難な状況でもチームとしてのパフォーマンスが向上できます。

こんな事になってませんか?

チームが機能するために重要なのは、1人2人の優れた人を抱える事ではなく、チームで一丸となって協働できる力を育むことです。以下に挙げる事例はこのゲームで起きがちな出来事ですが、普段の仕事の中でもやってしまいそうな事柄です。日々の状況を振り返ってみましょう

  • 紙を切り続け、たくさんの短冊のゴミを出す

限られた時間を上手く使わず(状況モニター)無駄な作業をしている。

  • 「私はきれいに作りたい」と時間をかけてしまう人がいる

チームの目標は「きれいに作る」ではなく「多くつなげる」なので、チームにとっての優先すべきこと(目標の共有)より、個人のやりたいことにこだわり過ぎている。

  • 非利き手の作業では1人で上手くできないのに、支援を求めず頑張ってしまう人がいる

誰かと助け合えば(相互支援)、簡単に速く安全にできる作業を1人で無理に行っている。

  • それぞれが自分の作業だけに集中しすぎて周囲が見えてない

お互いを見て(状況モニター)、協力し合い(相互支援)、どうしたらよりよくできるか考えながら会話(コミュニケーション)、行動できていない。

  • リーダーが、メンバーの仕事に常に支持を出し過ぎている

強すぎるリーダーシップによって、メンバーの個人の能力が活かせない状況を作っている。

おわりに

このゲーム、聞いてるだけだと、いい大人が集まって、わざわざ時間をとってまでやる事じゃないだろなんて思うかもしれませんが、いざやってみると単純に楽しいです。普段の仕事上ではなかなか話しができないメンバーと仲良くなれるメリットもありそうですよ。

まとめ

たとえばサッカーみたいなチームスポーツだったら、チームメンバーの名前は知ってて当然だし、各ポジションの役割だったり、求めてること、求められてることは知ってるだろうし、チームで練習してない方が異常でしょ。
しかし、仕事のチームではそうなってない違和感を感じてほしいよね。
ってこと。らしい…

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