見出し画像

【蒸留日記vol.24】ストローブマツの葉っぱも刻んで蒸留してみた!

こんちはこんちは!
北海道では平地でも雪が溶けて春が進んできました!
山のように積まさっていたニオイヒバ(Thuja occidentalis)の山を地道に刻んでは蒸留しを毎日繰り返してやっとひと段落ついた感じでっす。

そして採集してから2週間ほど、長らく待たせていたストローブマツ(Pinus strobus)から精油を取りはじめました!
すっかり雪が溶けて無くなったことで、ストローブマツの松ぼっくりやら折れ枝やらが山のように出てきたのでまたも大収穫。。。

松ぼっくり収集のかたわら、葉っぱもそれなりに採ることができました。

なので、今回はニオイヒバ同様、葉っぱを刻んだら精油の採れる量も増えるのか?を検証してみたいと思いますbb

ストローブマツversionってことですね。ではさっそく!

えーと、参考までに!同じ素材の前回記事でっす⤴︎⤴︎

ストローブマツの葉っぱだけを蒸留してみた記事なんですが、やっぱり松葉はそのまんま蒸留してもさほど精油は採れないようす。。。
ストローブ松葉の精油はスッキリした香りでフレッシュ感があって好みなんですけどね。

なんかこんなツイートも昨今見かけました。手作り松葉サイダー⤴︎⤴︎
ビタミン多めの天然炭酸飲料が作れるらしいっす。
ストローブマツで作るとアメリカンな松葉CCレモンあたりができるんでしょうか(笑)

●まずは葉っぱを刻む。

ストローブマツの葉っぱをひたすら細かく切っていく

松ぼっくりのほうが抽出できる精油の量は多いという経験から松ぼっくりメインで拾ってきたのですが、ちゃんと葉っぱも拾ってましたbb

五葉松のストローブマツの葉っぱはすっごい細いんですが、長さがあるのでチョキチョキ切りやすかったです。
切る感触も心地よいのでこの作業ハマってしまうかも。

理容師とか床屋さんもこういう感触でやってるのかなぁーと勝手に想像。笑

ストローブマツの葉っぱは細いし細かすぎるので釜の半分ぐらいの体積に。

いや〜、一度でもいいから釜を満杯にするぐらいの葉っぱ量で蒸留してみたいなぁ〜!
春も進んで下草が茂らないくらいの時期に葉っぱだけ集めてチャレンジしてみようかな!→→実現しました!

●ほんで、蒸留してみた!

葉っぱそのまま葉っぱ刻みでの抽出量比較

前回と同様、葉っぱからは透明な精油が抽出できました!
そしてやはり歩留まりは増えているようですね。

葉っぱを細かく刻むことによって樹脂管を露出させて葉っぱ内部の成分をしっかり放散させることが功を奏しているようです!

香りも松ぼっくり精油とは違い、フレッシュな松オイルの香りがするので、ストローブマツ葉っぱオイルとして独立させた方が価値化できるかもしれませんね…!

●総論!

やはり、松葉を蒸留するなら表面を撫でるだけの蒸留よりか、しっかり刻んで葉肉内部を露出させて蒸留した方が吉であるというのは間違いなさそうですね。

葉っぱ内部に存在している、植物が生み出して間もない新鮮な精油成分を抽出できるので、刻んで蒸留するとトップノート寄りのフレッシュな香りの精油がGETできます。

これは覚えておいて損はないでしょう…!

そしてアカマツストローブマツは、キタゴヨウやトウヒなどに比べて葉っぱが長いので刻みやすいのもポイントですかね。
蒸留前の仕込み作業のやりやすさは労力に直接影響するので、なるべく楽であった方が得ですよね。

えー、で、今回たくさん抽出できたストローブマツの精油なんかは今並行して試作を繰り返してるソイキャンドルに香り添加して製品として売り出そうと考えてます。

キャンドルの入れ物とかが見つかり次第、商品バリエーションはかなり幅ができるハズです!

北海道の森の香り、どうぞお楽しみに!

ということで、ストローブマツの葉っぱももれなく刻んで蒸留してみたら、やっぱりエッセンシャルオイルの抽出量は増えたよね!という回でした〜!

Twitterではラベンダー写真や蒸留実験のリポートを随時つぶやいているよ!

【前回葉っぱ単体だけの蒸留記事⤴︎⤴︎】

【蒸留マガジン】

この記事が参加している募集

やってみた

若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。