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今年もラベンダー畑、頑張ります。

今日の農作業でついに形になるところまでなったと思います!
今年2020年度もラベンダー花壇の造成、始まりました!
ちなみに以下のnoteリンクが去年の、このラベンダーマガジンの初歩となる活動1回目です!去年の活動開始は5/15でしたね〜

ここ数日、雨の日/晴れの日が交互に訪れていたのでまとまって花壇造成の時間が取れませんでした。
なのでだいたい3日くらいをまたいで作業しつつ、なんとか花壇自体は完成させました!イェーイ🌟
今回で花壇は4号機になります。

おおまかに花壇づくりの流れは
①木材の購入、木枠の作成、焼き入れ
②土の購入、土の配合、土入れ
③苗木の購入、苗木の定植、水やり
 という3段階をたどります。

ではさっそく画像付きで花壇ができていく様を見ていきましょ〜う٩( ᐛ )و

1.木枠の組み上げ

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ホムセンで買える、やっすい1x4 6フィート(1.8m)の板を1.5mサイズにカットしバーナーで焼き入れていきます!(花壇は3m x 70cmの規格です)
黒くコゲ色がつくくらいまでサラッと炙るので、意外と燃えないもんです。
塗料は使わずに、表面を炭化させると無機質の炭のコートができるので防腐効果に繋がります。
あ、素手で触ると指が真っ黒くなるので気をつけてくださいネ!

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コロナによるGW中のあらゆるお店の休業により「暇だ!助けてくれ!」と友人が手伝いにやってきました。
いやぁ〜奇跡的にガス缶とバーナートーチが2セットあって大助かり!
いつもは半日かかる作業ですが2人でこなすとスゲェ早く進みました。

スクリーンショット 2020-05-02 22.12.05

この日は突然雨が降ったり、強烈に晴れたりを繰り替えす気まぐれな1日だったのですよ〜。
せっかく買ってきた木材も雨に濡らしては焼き入れができないので、ヒヤヒヤしながらの作業でした(笑)

画像4

すんません(笑)
手が真っ黒で撮影できなかったので去年の画像を使い回します^^;
木枠の組み上げ、構造はだいたいこのような形になります。

そしてビス打ち作業は予めキリ穴を開けておくのがポイントです!
そのまま釘を打っちゃうとキツキツで木材が割れちゃうので、釘の径より若干細めの穴を開けてあげます。
すると穴の通りにまっすぐ釘が刺さるし、すんなり入ってくれます!

で、仮組みした花壇木枠は所定の位置にドスッと置いておきます。

2.土入れ作業

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でお次は”土”を買いに行きます。
モノによっては重いですよ〜〜ォ
土の構成について、今年は配合を変えました!

・赤玉土大粒 → 鉢底石として一番下に敷く
・桐生砂/マサ土 → メインの用土として
・赤玉土小粒 → メインの用土として     このような形に。

去年は無栄養だから良しと思っていた黒土と赤玉土の配合2:1ですが、どこのラベンダー園の様子を見ても土の色がまったく黒くないんですね。
で調べてみると、黒土は有機分が多く保水性が強いとのこと。

●ラベンダーは水気が嫌いで、水管理が1週間に1度程度の水やりなほど水を必要としません。
なので保水性の高い黒土は不適であると判断し、土の配合を考え直すことにしたんですね!

選んだのは時間が経つと砕けて細かくなる赤玉土と、塩分を含んでいない陸生の砂である桐生砂/マサ土の配合になりました。
とにかく通水性に優れていて、雨の多い日本ではこのくらい水が落ちてくれた方が育ちに都合いいのかな〜と思い、試してみることに。なんでも試してみるのは大事です!

鹿沼土(赤玉土と似てるけどこっちは全く崩れず硬い)も気になったのですが、土が固すぎる方に偏ってしまうと発根の障害になるかな〜と思ったのでやめたんですよ。
それと酸性度が高く、バラやベリー系に奨められるくらいなのでラベンダーには不適と判断しました。
(ラベンダー苗も植えるときは緩効性の苦土石灰で土を中和します)

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でザザーッと鉢底石代わりの赤玉土(大粒)を入れたところです。
実はこれが今日の作業だったり。。。

ほとんどの花壇が底に大粒の赤玉土を敷き詰めています。

で、お次にマサ土と赤玉小粒を2:1で混ぜた用土を入れていくわけですが、例によって手が土だらけだったので画像なしです。はい、すんませんw

3.ラベンダー苗の植え付け

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注文後に発覚する苗木の取寄せ対応GW休業に巻き込まれ、今だに5本しか届いていないラベンダー苗のホルゲイトちゃん。
ホルゲイト(L.angustifolia 'folgate')ちゃんは多花性が謳われる品種で「花の量が多いならラベンダーポプリもたくさん採れるんじゃね!?」ってのを比較試験するわけです。
いやぁー寂しく待たせてゴメンちゃい👏

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植える時間が昼過ぎとメチャクチャ都合悪い時間でした。
なので1本植えては即座に水を撒いて根っこへのダメージを最小限に留めます。
一通り植えて水をやったあと、苗の周りに苦土石灰(ゆっくり効く石灰)を撒き、これに水をやって土に溶かしこみます。

石灰について書いておくと、効果を与える時間によって種類が分かれます。

・生石灰〜ナマの石灰で、水が加わると発熱するほど高い反応生があります。即効性なので即座に土壌をアルカリに傾けたい場合に使いますが、これを混ぜ込んだ直後に草花を植えると、根っこが石灰焼けを起こしてダメージを受けてしまうので2,3日後に植えるのが推奨されてます。
直に手で触れるのもよくないです。

・苦土石灰〜反応し終えた消石灰とマグネシウム(苦土)が混ざってるのでグレー色をした石灰です。これは緩効性で撒いてからじわじわと効果を発揮するので草花を植えるときに一緒に撒いても問題ありません。
雨水が土に溶かして効果をあげてくれます。

・有機石灰〜カキ殻など貝殻を砕いたものなので茶色い。海のミネラル分を含んでいて、半年かかるほどゆっくり効くので次のシーズンなどを見据えて撒いたりします。

と石灰を撒いて最後に水をやれば、こんな感じで植え付けは完了です!

去年は植えてから1日2日は穂先がしなぁ〜となっちゃってましたが、今回はまだ涼しいし苗も小さいのでこれからって感じでしょうか!
苗が届いてから花壇に植えてあげるのが遅くなってしまったのは申し訳ない!!ですが、新しい配合の用土に対しどう成長ぶりを見せてくれるかな〜?というのが今年のミソでしょうか!

品種別に成長度合いと形態の違いをnoteでリポートするのってラベンダー業界で初なんじゃないかと思っているので、自信持ってやっていきたいと思います٩( ᐛ )و


4.今年植えたい品種たち

蛇足ですが、今年植える目標のものは以下の通りです。

◆Lavandula angustifolia
・ホルゲイト〜香りと多花性の比較検証(5/2 定植)
・ロングパープル〜穂の長さと収量の比較(5/20 定植)
・成沢〜北海道品種での穂の長さの比較
・アーリーブルー〜分枝性の比較検証(5/20 定植)
・ブルーマウンテン〜花色の濃さの比較(5/8 定植)
・ミスキャサリン〜香りと収量と花色の濃さの比較(5/8 定植)
・メイレット〜香りと収量の比較
(・アロマティコ〜香りと収量の比較)

Lavandula latifolia
・スパイク〜香りと形態の比較(5/8 定植)

Lavandula x intermedia
・グロスブルー〜花色の濃さの比較(5/8 定植)
・グロッソ〜香りの比較
・スーパー〜香りの比較
・ボゴング〜形態と収量の比較(5/15 定植)
(・ロングホワイト〜ホワイト品種の生育観察)

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若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。