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20240601

どうしていつもいなくなるのだろう。どうしていつも消えたくなるのだろう。消えたくて、消えたくて、きえたくて、消えたくて、だけど手首を切ることはどうにか抑えて、発作的な不安に苛まれて殺されて殺してしまわないように、どうして、どうにか、どうにか、って、それ、ばかりだ。ここにいるのに、いない、みたい。わたし。僕は、いばしょをみつけることができない。だけどそれは内にあるのかもしれなくて、けど、それはぼくたちのわたしたちのいばしょだから、僕が侵害してはいけないから、僕は、どこに、いればい

    • 20240327

      いつだってイヤホンで耳を塞いでいた。部屋の外の物音、足音、窓の外から聞こえる車の音、人の話し声、怒る声、泣いてる声、笑ってる声。造り上げられた仮の場所にばしょだと思うことはできずに、ずっと、ずっと。ねこたちがいない。 気づいたらもうあのひとはいなくて、あの子も、あの人もいなくって、それでぼくは、ぼくのなかから私を取り上げられる、ぼくのなかから僕を作り上げる、ずっと、ずっともう、このからだは、ツギハギのままだ。 一般論なんてどうだってよかったのに、きみがわらってくれるのなら

      • 20240208

        13:47  、 14:15  ん 、ん 14:29  伝播するしていく 影が伸びたからもうお家へ帰ろう 心中の水を濾過して透き通らせる工程 私が私としてあり 僕が僕として在るにするための工程 の、一つ一つを 過ちは繰り返さぬよう 慎重に 手短に ポストには何も投函しなかった 花壇のチューリップが折れていた 茎 となる、ポップコーン、はじける 裁断/された 停止下におけるコンフリクト 日夜冷凍庫で手首を冷やしている 何もない 、のみ、存在している 私は グラスにミネラルウ

        • おやすみの声

          一人になりたい 私はただ一人になりたい 私はずっとひとりだ だから一つにはなれない 私はずっと一人で だけどひとりだから 一つではない ひとつだ ずっと 麻酔に縋るのはもうやめた やめたかったのでやめた 後悔はしていない 離脱症状が抜けない 抜けきらない だから怖い おそろしい 私は 私は平気だけれど ぼくたちにとっては そうではないらしく 私の 手で抱きとめて いる います 水のなかに還りたい 私の、意識は 失ってしまえる間だけ 僕として存在していられる だけど、私はず

          glslpy

          目が覚めると、いつもしらない場所にいる。知っているはずなのに、知らない、ような、どこか遠い世界から不時着したような、気がして、水を飲む。Aa。何もチェックできない。私の身体はいまも生きているはずなのに、遠い昔、すでに死んでいるような。そんな気がするよ。ああ。森の音で目を覚まして、猫を撫でて、部屋の外の様子に意識をほんの少し傾けて、また、目を逸らす。しっているはずなのにしらないようなきがして。靄がかっているなかで、黒猫を撫でる。手。手がある。きみがいる。ふわふわしている。やさし

          t@e7

          生きていたいな、と、おもうのです。 できれば健康になって。できなくてもどうにか健康になって。 鳴らない電話に怯えていた。受話器を持ち上げる手が震えていた。どこにもいない味方なんてものに羽を延ばすように、わたしは、ただ毎日を。一日を一日と数えることすらできなくなったとき、そのときの、君のことを思っている。強制的な叱責。そんなものからは早く逃れてきえてしまいたかった。 どこにもいないのにたったひとりここにいて、僕は、幽霊なんてものではないのに。人。人だよ。どうしようもなく人間で

          20240116

          もう生きていたくはない いきていないをしている とっくの昔にしんでいるのに 私は もういいのに ぜんぶ 要らなくて 入らなくて はい なれないから いきていないをしている からだ ああ わから、ない わからないことがふえていくから ましてやぞんざいに扱うことでしか いきなんてできない あ この頃は毎日 身辺整理をしているかのようだ そのような、心地で わくせいをひとつずつこわしている いなくなってしまえたらいいのだけれど 未遂だね 今日も

          硝子の地

          悴む手を、 真空に浮かぶ蝶の遺灰に重ねて ここはどこだろう、と問うとき ずっと鳴っている耳鳴りが しずかに 一時停止する、狭間へ 、 斜陽、身を沈める僕が わずかに 瞬く 靄越しの視界 揺られ て、る 砂場、 無邪気に遊んでいたぼくは 手を繋ぐみたいに あの日へ、身を潜めた 重い引き出しを寄せて 骨を、撫ぜた (か細い、 ) この 幾許かの間にとい寄せた 波間に立っていたしたたかな夕閉線が わたしへと、つたう つたう、 (小さな陰、 ) 許せてしまう事柄から目を背ける

          硝子の地

          生きている気がしない

          水膜から

          最近ぼくは内側にいます。水膜に触れて、る、指先は僕の。ぼくもてをのばす。膜越しに手を合わせて、ね、だから、だからもう、さみしくないんだ。ぼくら。共鳴している。ひとつとひとつのゆびさき。故意に侵した蜃気楼の先へ。ゆける。ゆけるよ、ぼくらなら。ぼくたちなら。だからね、もう、だいじょうぶなんだ。 僕が寂しいときは、さみしくないよって、ぼくがいるからへいきだよって、いっしょにいるから。からだ、は、僕に預けるよ。私もそこにいるんでしょう?しってる、よ、分かるよ、ぼく。ぼくはずっとここに

          水膜から

          保護室

          初めて医療保護入院になったのは、高校三年生の頃だった。自傷と破壊と自殺未遂を繰り返してやっと母の目の前で二階の窓からベランダから飛び降りようとしていた際に、母が精神科に電話をして、そのまま車で病院まで連れていかれ、知らない先生の前で俯き続け、気づくと入院になっていたのだった。あの日の季節はなんだっただろう。思い出せないけれど心がすごく冷たくて寒かった。時期的に外はそんなにさむくなかっただろう。けどぼくは冬用の水色のコートを羽織って、羽織っていてもすごくすごく寒くて、寒くて仕方

          水槽、雨、金魚と木漏れ日

          あたまおかしくなっちゃったぼくのわたしとしての生をなす術もなく成してきた私と僕の存在の価値など知らなくていいのでですこの心臓は心拍は今も刻々と刻まれていて時計がぐるぐる回っても全部何も信じられなかった私は確かに生きていた息をしていたいきを、していた、していたのです水槽の中の金魚も小さな鯉もいつのまにかいなくなって大好きなあの子たちいつのまにかあえなくなっちゃってそれでも私は生きていた息をしていたのですどうやら迷い込んでしまった、のではなくこちらとしての道標はなくとも私は確かに

          水槽、雨、金魚と木漏れ日

          水面、さいはて、Escape

          誰もいなくていいのにだれかいてほしいとかおもう。誰もいなくていいのにだれかいてくださいとかおもう。おもってしまうぼくのことを僕が殺したいから、刺殺したいので、視察しています。を、試みているのです。応答なんてなかった。(ことにしてしまいたかったな。)だってそれでいいので。それで良かったんだ。(それで、なに?そんなのなにもよくないよ。)でもさ、僕はやっと。ここに、来たんだ。 心中に揺らぐ水面はらくえんのようでさいはてである。誰も、誰もいない。いてたまるものか。白いドアはもうなく

          水面、さいはて、Escape

          雨と包丁と食卓

          はやくいなくなりたい。眩しい太陽を見て考える。わたしはずっとここにいるのに、だあれもみてくれない、みたい、だ、そんな、そ、そそそそそそんな、ここちになってしまって、よくない、よくないよくないよくない…………。こきゅうをととのえて。(呼吸を、整えて 、 )星座の名前とか知らない。ペガサス。夏の大三角形。私の知らないうちゅうのはなし。わたしは。いるのに。ちゃんと。ちゃんとここにいるのに。なにもしらないくせに。そんなこと言わないでよごめんねごめんねごめんね、ごめんね、ごめんなさ、ご

          雨と包丁と食卓

          20230923

          もうどうでもいいんだ。なにもかも。いやそんなことなどなくって、どうでもいいだなんてことはないのだけれど、そんな君も行きていてよいのだ、と僕はその過程を、工程を、肯定していたい。とか、思っているのか。本当に。わからない。今月は色々なことがあった。浴びるようにしてもう23日だ。経過というものは日々僕らに、僕に、成長を与えてくれ(てい)る。その過程。自らに内在する宇宙には多種多様な惑星が存在していて、その全てが自らであるのだ、ということ。今の自分は冷めた目で冷めた考えをしているけれ