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  • 【MLB】YouTube最強投手を数字で探る

記事一覧

【Carp】松山竜平は天才か?

先日は野間選手の躍進についての記事を投稿しましたが、本当は最初にこっちを出したかった…。 が、なかなかこの記事が言いたいこと、伝えたいこと出せずにここまで引っ張…

Kashi
3週間前

【Carp】野間峻祥は覚醒したのか?

従来の野間峻祥像野間峻祥という野球選手のイメージはどんなものでしょうか。 すこしの時間思い浮かべてみてください。 きっと ●ボーンヘッド…「隙あらば野間」「ビンタ…

Kashi
1か月前
9

【ATL】Season Review 2023 投手編

ご無沙汰しております。ATL担当かしです。 せめて1ヶ月に1本はと思い、下書きを始めると時間が取れなくなる…という流れで、未公開の記事ばかりが溜まるシーズンでした。 …

Kashi
7か月前
16

【ATL】戦力分析2023-投手-

お久しぶりです。ATL担当のかしです。 昨年はどの記事も半端で終わってしまい、日本のサラリーマンがMLBを追うことの大変さを痛感しました。 今年は、前年の反省を踏まえ…

Kashi
1年前
8

【ATL】 Spencer Striderの投球を掘り下げる①

皆様ご無沙汰しております…。かしです。 このnote企画の話を頂いた頃は業務内容が変わり、他人様にお見せするまとまった文章を練る時間、書く時間が取れず、そうこうして…

Kashi
1年前
28

栗林良吏は何が変わったのか?

昨季、無敵のクローザーとして君臨し、ルーキーながら日本代表のクローザーとして東京オリンピックの金メダル獲得に貢献するなど、驚異的な活躍を見せた栗林。 その反動が…

Kashi
2年前
6

【ATL】戦力分析 野手

こんばんは。とうとうMLBも開幕を迎えようとしています。 昨年は世界一に輝いたブレーブスですが、その躍進を予想していた方はほとんどいないのではないでしょうか。特に…

Kashi
2年前
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【ATL】ケンリー・ジャンセンを獲得

どんな選手?今更説明も不要だが、通算350セーブを誇るMLBを代表するクローザー。2018年から3年続けて防御率3点台と、年齢的な衰えを心配されたが、昨季は2.22とある程度復…

Kashi
2年前
19

【ATL】コリン・マクヒューを獲得

どんな選手?アストロズ時代は先発2~3番手として活躍したが、近年はリリーフとしての起用が主になっている。昨年はレイズで37試合に登板し6勝1敗防御率1.55。64回を投げて…

Kashi
2年前
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ご挨拶

縁あって、MLB30球団ファン合同noteにブレーブス担当として参加させて頂きました、かしと申します。 世界一に輝いた記念すべき年に、このような企画に参加させて頂けるこ…

Kashi
2年前
16

【カープ入団決定】カイル・バードはどんな選手?

今日、広島東洋カープが契約を発表したカイル・バード投手。早速同じ左腕で同じ名前のカイル・レグナルトと比較されています。その部分を中心に考えていきたいと思います。…

Kashi
3年前
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【カープ入団決定】ケビン・クロンはどんな選手?

先日のネヴァラウスカス投手の回に続きまして、今回は期待度も体もデカい、ケビン・クロン選手についてまとめます。 今季はMLBで17打数ノーヒット。さすがに参考になりま…

Kashi
3年前
3

【カープ入団決定】ネヴァラウスカスはどんな投手?

今日、広島東洋カープが契約を発表したドビーダス・ネヴァラウスカス投手。今年のスコットは、NPB初の南アフリカ人選手でしたが、こちらはMLB、NPB通じて初のリトアニア人…

Kashi
3年前
2

中高大で公式戦登板0のヘボPが草野球で初めてエース格として1シーズン投げて感じたこと

野球のシーズンもそろそろ終わりに近付き、私が所属する草野球チームもリーグ戦全日程を終えることが出来ました。 以前、NPBに挑戦した際の話をUPしましたが、今回は実戦…

Kashi
3年前
4

NPB入団テストの前と後 〜下〜

雨の中、先頭でエントリーをする…予定外のことが早速2つ続いたテスト当日でしたが、時間は刻一刻と"その時"に近付いていきました。 野球で生活している男達エントリーを…

Kashi
3年前
5

NPB入団テストの前と後 〜上〜

先日、NHK「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」で広島のお好み焼き職人が特集されました。 見たことあるお店だなと思っていたのですが、広島東洋カープの入団テストを受…

Kashi
3年前

【Carp】松山竜平は天才か?

先日は野間選手の躍進についての記事を投稿しましたが、本当は最初にこっちを出したかった…。
が、なかなかこの記事が言いたいこと、伝えたいこと出せずにここまで引っ張ってしまいました。

ついに5月4日、2年ぶりのホームランを放ち、美しいバットフリップと力強いガッツポーズを見せてくれた、カープ一筋17年目を迎えるベテラン松山竜平。
新人時代からドライチを差し置いてドラフト4位の松山が(ほぼネタ枠として)

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【Carp】野間峻祥は覚醒したのか?

従来の野間峻祥像野間峻祥という野球選手のイメージはどんなものでしょうか。
すこしの時間思い浮かべてみてください。

きっと
●ボーンヘッド…「隙あらば野間」「ビンタ」「清水建設」
●高い身体能力
●非力…「58連続単打」「227打席連続無長打」
こんな感じになるのではないでしょうか。

ルーキーイヤーから代走や終盤の守備固めで多くの出場機会を得て、2018年には1番打者としてリーグ優勝に貢献。

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【ATL】Season Review 2023 投手編

ご無沙汰しております。ATL担当かしです。

せめて1ヶ月に1本はと思い、下書きを始めると時間が取れなくなる…という流れで、未公開の記事ばかりが溜まるシーズンでした。
そんな中、ブレーブス打線は大爆発。離脱者が続出し不振の投手陣、チームDRSは15位、UZRに至っては27位という守備力を横目に記録的な猛打でリーグ最高勝率を叩き出しました。
「終わってみればなんか勝っていた」こんな印象を持つ試合が何

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【ATL】戦力分析2023-投手-

お久しぶりです。ATL担当のかしです。

昨年はどの記事も半端で終わってしまい、日本のサラリーマンがMLBを追うことの大変さを痛感しました。
今年は、前年の反省を踏まえつつ、どうにか良い形にしていきたいなと思います。

さて、今回は開幕を控え、アトランタブレーブスの戦力分析をお送りします。

【先発投手】昨季途中にウィル・スミスとのトレードで加入したジェイク・オドリッジ、プロスペクトだったカイル・

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【ATL】 Spencer Striderの投球を掘り下げる①

皆様ご無沙汰しております…。かしです。
このnote企画の話を頂いた頃は業務内容が変わり、他人様にお見せするまとまった文章を練る時間、書く時間が取れず、そうこうしているうちにシーズンも終盤に差し掛かってきました。

6月1日の時点で10.5G差あった首位メッツとの差もみるみるうちに縮まり、ワイルドカードでのポストシーズン進出は確実と言っていい状態にあると見ています。
私自身、今年の地区優勝はメッツ

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栗林良吏は何が変わったのか?

昨季、無敵のクローザーとして君臨し、ルーキーながら日本代表のクローザーとして東京オリンピックの金メダル獲得に貢献するなど、驚異的な活躍を見せた栗林。

その反動が出たのか、今季はオープン戦から苦しい投球が続いている。

今季はここまで6試合に登板し1敗4セーブ。5.1回で既に被安打4,自責点3と、昨年では考えられないほどの成績に終わっている。

ただ、その兆候は既に昨季終盤から見えており、9月以降

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【ATL】戦力分析 野手

こんばんは。とうとうMLBも開幕を迎えようとしています。

昨年は世界一に輝いたブレーブスですが、その躍進を予想していた方はほとんどいないのではないでしょうか。特に、7月にアクーニャJr.が右膝前十字靭帯断裂で離脱した際には多くのファンが今季の地区優勝を諦めたことでしょう。

そこから、その穴をトレードで獲得した4人の外野手で埋めた末にたどり着いた優勝は奇跡と言っても過言ではないと考えています。

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【ATL】ケンリー・ジャンセンを獲得

どんな選手?今更説明も不要だが、通算350セーブを誇るMLBを代表するクローザー。2018年から3年続けて防御率3点台と、年齢的な衰えを心配されたが、昨季は2.22とある程度復活を予感させる成績をマークした。

2015年から2017年頃の全盛期は生命線となるカッターの平均球速が93マイル、空振り率30%を超えていたところ、2018年から2020年はそれぞれ92.1,91.7,90.9マイル、空振

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【ATL】コリン・マクヒューを獲得

どんな選手?アストロズ時代は先発2~3番手として活躍したが、近年はリリーフとしての起用が主になっている。昨年はレイズで37試合に登板し6勝1敗防御率1.55。64回を投げて74奪三振12四球と非常に安定したパフォーマンスを見せた。

投球の軸は、投球割合の50%を超えるスライダー。平均79.5マイルと、MLB右投手全体の平均84.9マイルに対し遅いが、変化量が非常に大きい。次いで多くの割合を占める

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ご挨拶

縁あって、MLB30球団ファン合同noteにブレーブス担当として参加させて頂きました、かしと申します。

世界一に輝いた記念すべき年に、このような企画に参加させて頂けることを嬉しく思うとともに、日頃からタイムラインで拝見させて頂いているファンの方々と同じ土俵に立って活動していくことへの緊張や不安も少なからず感じております。

隙あらば自分語り…とはしたくないのですが、最初ですので、ブレーブスファン

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【カープ入団決定】カイル・バードはどんな選手?

【カープ入団決定】カイル・バードはどんな選手?

今日、広島東洋カープが契約を発表したカイル・バード投手。早速同じ左腕で同じ名前のカイル・レグナルトと比較されています。その部分を中心に考えていきたいと思います。

まずは動画です。

やや低めのアングルから投げるスライダーが武器の投手です。アングルやスライダー、カーブの差こそあれ、レグナルトと比較される意味がお分かりいただけるかと思います。以下の表が、来日前年のAAA成績です。

どちらも打者天国

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【カープ入団決定】ケビン・クロンはどんな選手?

【カープ入団決定】ケビン・クロンはどんな選手?

先日のネヴァラウスカス投手の回に続きまして、今回は期待度も体もデカい、ケビン・クロン選手についてまとめます。

今季はMLBで17打数ノーヒット。さすがに参考になりませんね。昨年の分まで広げて考えていきます。

昨年、AAAリノで82試合に出場し、305打数101安打(.331) 38本 101打点という驚異的な数字は、もうニュース等でご存知かと思います。この数字からはっきりとわかるように、強打が

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【カープ入団決定】ネヴァラウスカスはどんな投手?

【カープ入団決定】ネヴァラウスカスはどんな投手?

今日、広島東洋カープが契約を発表したドビーダス・ネヴァラウスカス投手。今年のスコットは、NPB初の南アフリカ人選手でしたが、こちらはMLB、NPB通じて初のリトアニア人選手です。

27歳で迎えた今季はパイレーツで17試合に投げ0勝3敗、防御率7.11

全てリリーフでの登板でした。

まだ、名前が頭に馴染んでおらず、いつちゃんと言えるようになるかわかりません。Neverauskasと読むと、なん

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中高大で公式戦登板0のヘボPが草野球で初めてエース格として1シーズン投げて感じたこと

野球のシーズンもそろそろ終わりに近付き、私が所属する草野球チームもリーグ戦全日程を終えることが出来ました。

以前、NPBに挑戦した際の話をUPしましたが、今回は実戦で投げてみたことで新たに感じることがたくさんありましたので、書いていきたいと思います。

高校時代高1の夏、監督の「ちょっと横から投げてみろ」の一言で始まった投手生活。ノーコンで変化球も投げられない私にとっては地獄のようなものでした。

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NPB入団テストの前と後 〜下〜

雨の中、先頭でエントリーをする…予定外のことが早速2つ続いたテスト当日でしたが、時間は刻一刻と"その時"に近付いていきました。

野球で生活している男達エントリーをしてしばらく待機していると、胸に企業ロゴの入ったユニフォームの選手達が続々とやってきました。彼らは独立リーガー。紛うことなき「プロ野球選手」です。

私と同様に、早い時間帯にエントリーした選手は、社会人だけど野球が好きで、諦められなくて

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NPB入団テストの前と後 〜上〜

先日、NHK「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」で広島のお好み焼き職人が特集されました。

見たことあるお店だなと思っていたのですが、広島東洋カープの入団テストを受験して、新幹線で帰京する際に寄ったところでした。

そうしたら、色々とテストのことを思い出したので、受験に至った経緯、その後に考えたこと、感じたことを書いていこうと思います。

受験の経緯受験したのは社会人2年目、24歳の秋。つまり、受

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