【ATL】コリン・マクヒューを獲得

どんな選手?

アストロズ時代は先発2~3番手として活躍したが、近年はリリーフとしての起用が主になっている。昨年はレイズで37試合に登板し6勝1敗防御率1.55。64回を投げて74奪三振12四球と非常に安定したパフォーマンスを見せた。

投球の軸は、投球割合の50%を超えるスライダー。平均79.5マイルと、MLB右投手全体の平均84.9マイルに対し遅いが、変化量が非常に大きい。次いで多くの割合を占めるカッターと共に、曲がるボールで勝負することによって、球速の無さを補い、イニングを上回る三振を奪うことを可能にしている様子だ。

強み

昨年の成績で特筆すべき点としては、四球の少なさもさることながら、バレルゾーンの打球を打たれた割合が僅か2.5%であることが挙げられる。MLB平均が6.6%であるため、非常に長打を浴びにくい特徴を持っていると考えられる。キャリア通算でも4.5%に抑えられており、単年の成績のブレであるとも考えにくい。

昨年は、(1球しか投げなかったチェンジアップを除いて)すべての球種で30%を上回る空振り率をマークしており、厳しい場面でも頼りになるだろう。


弱み

契約内容はさておき、球速が遅い以外の弱点が特に見当たらないのが現状だ。

年齢的に上積みは見込めないだけに、故障などによる急激な衰えさえなければ、2年の契約期間は全うできるだろう。

↓出典および詳細↓

起用法

今日獲得が発表されたジャンセンがクローザー、押し出される形でスミスがセットアップに回ると考えられ、昨年の活躍したミンター、マツェック、ルーク・ジャクソンらと共に、ブルペンの中心を担うことになるはずだ。

近年、リリーバーと高額の契約を結ぶことがブレーブス。昨年、世界一という結果を残したが、先発が長いイニングを投げる起用法を取るチームとして、決してそこに関しては「最適解」ではないと感じており、今後の動向が非常に気になるところだ。


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