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「お金は銀行に預けるな」 勝間和代

「あなたが「金融」という新しい味方をつけることで、いろいろな不安が緩和され、社会との関わりにより喜びが持てるようになると思います。」



「お金は銀行に預けるな」 勝間和代



今年に入って新NISAがはじまりました。


「もうはじめてるよ」という方や、一方「投資はどうかなぁ」という方もいらっしゃると思います。


僕は約2年前から「つみたてNISA」をはじめたのですが、はじめた頃は半信半疑でした。


それまで銀行や生命保険会社で勧められた外貨預金をしていたのですが、何年たっても増えることはなく、なんとか元本はキープしましたが、投資というものに興味がなくなっていました。というか信用がおけなかったのです。


そして


約2年前にこの本 、勝間和代さんの「お金は銀行に預けるな」を読んで、そのあと勝間さんのYou tubeでの「ドルコスト平均法」が腑に落ちたので、少額からつみたてNISAをはじめた次第です。


そのきっかけになった言葉が


「金融はお金儲けのためだけにあるのではなく、私たちの生活を支え、社会をよりよくするための基礎なのだ」という観点から金融活動に興味を持ち、リスク管理された適切な投資を行ってみてください。

あなたが「金融」という新しい味方をつけることで、いろいろな不安が緩和され、社会との関わりにより喜びが持てるようになると思います。

金融の運用については、実際に行ってみて初めて「ああ、このような稼ぎ方があったのだ」と感じると思います。まずは投資してみてください。


2024年3月現在、僕が毎月積立てている投信はプラスになっていまして、ようやく投資することでお金が働いてくれるという実感を持つことができました。


しかしながら


よくテレビでも書籍でも、「投資はリスクがあり自己責任において行ってください」とのアナウンスがありますよね。


ここで「リスクとは?」と考えさせられた勝間さんの言葉がありました。


少なくとも普通預金くらいはみなさん持っていると思いますが、普通預金だって立派な投資なのです。

(中略)

繰り返しますが「リスク資産」とは、元本保証のない資産を指します。そして、「タダ飯はない」ことをしっかりと頭に入れ、管理をしながらリスクを取っていけば、しっかりとしたリターンを得ることができるのです。


「絶対に増えます」とか「必ず儲かります」などの言葉には裏があるのだと思いますし、逆に怪しいですよね。


勝間さんの言うように、管理をしながらリスクを取っていけばいいんです。


僕は株の知識も金融の知識もありません。本を読んでも詳しいことはわかりませんでした。でも、わからないなりに本を読んでいると、勝間さんが語っている先ほど申し上げた「ドルコスト平均法」だけは腑に落ちたんです。


それは


株価がいつ上がるのかいつ下がるのか、それが素人にはまったく読めないからなんです。


勝間さんのようなプロでも読めないそうなんですね。


なので


毎月一定額を坦々と積み立てていくのです。


ドルコスト平均法とは


毎回、同金額を投資することで、値が高い時期には少しの債権・株式を、値が低い時期にはよりたくさんの債権や株式を自動的に買えるようにする手法です。


要するに


一定額を毎月積み立てることにより、安いときには多く買って、高い時には少なく買うことが自動的に行われることになるのですね。


株価は高くなったり低くなったりします。
それが金融の素人にはまったく読めません。


これがドルコスト平均法の肝なんです。


株価が上がったり下がったりすることで、少なく買ったり多く買ったりするので毎月一定額を積み立てていくと平均になるのです。経済は世界的、長期的に見るとゆるやかに右肩上がりです。なのでリターンが生まれるのです。


さらに


複利を自動的に再投資することになるので、さらに増えるのが実感できます。


この動画でドルコスト平均法について勝間さんが詳しく語っています。


まずは少額からはじめてみて、実感することが第一歩になります。


しだいに金融のことに興味を持ってきますし、そこから本格的に投資の実践をしていけばいいと思うのです。


とにかく時間を味方につけて、コツコツ一定額を積み立ててみてください。リスクはないとは言えませんが、複利を実感することができるでしょう。


では、では、では~


【出典】

「お金は銀行に預けるな」 勝間和代 光文社新書


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