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クーリエジャポンの記事から考察

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#ニュースで語る

乗客の忘れ物から「牛糞ケーキ」を2つ発見してしまった米空港職員【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.51】

乗客の忘れ物から「牛糞ケーキ」を2つ発見してしまった米空港職員【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.51】

インドでは、牛が称賛や論争、珍ニュースの的になることも珍しくない。米メディア「ヴァイス」は次のように報じている。

「牛はヒンドゥー教徒にとって神聖な動物で、その尿や糞には恩恵が詰まっていると考えられている。同国の大臣たちも『牛の乳が黄色いのは金を含んでいるからだ』『牛の尿を飲んだら癌が治った』などと怪しげな主張をしている」

「しかしこの度、エア・インディア航空の乗客が牛のウンコを次のレベルへと

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ウェブ百科事典「ウィキペディア」はなぜこれほど世界で評価されているのか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.50】

ウェブ百科事典「ウィキペディア」はなぜこれほど世界で評価されているのか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.50】

2021年1月15日、オンライン百科事典「ウィキペディア」は設立20周年を迎えた。「誰でも編集可能なフリー百科事典」としてスタートしたウィキペディアは、世界最大にして、世界でもっとも読まれている百科事典として記念すべき日を祝ったのである。

ウィキペディアに掲載された記事の総数は世界数百言語で5500万を超え、しかも記事を書いたり編集したりしているのはすべてボランティアのアマチュアだ。ウィキペディ

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“新しい働き方”をもっと社会に浸透させるサービスを創りたい【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.49】

“新しい働き方”をもっと社会に浸透させるサービスを創りたい【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.49】

リモートアワーは、オンライン上でビジネスパートナーや顧客などとの「常時接続」を可能にするツールだ。利用者は、自分の“部屋”をオンライン上に設け、対応可能な時間を周囲に通知できる。

オンライン会議ツールが空きの会議室だとするならば、リモートアワーは“会いたい人”が常駐している部屋のようなものだ。いまでは多くの学生に対応する大学教授たちや、メイクアップ用品の販売店のように、顧客のために常駐する必要の

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「人間らしく生きられる働き方」ができる未来をどう実現すればいいのか?【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.48】

「人間らしく生きられる働き方」ができる未来をどう実現すればいいのか?【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.48】

スペイン政府は、パンデミック後に「週4日勤務(週32時間労働)」制を本格導入して経済再建を目指すと発表した。すでに企業に補助金を支給して、従業員の賃金はカットすることなく、勤務時間のみを削減する試験導入に踏み切っている。

こうしたスペインの取り組みは「人間らしい生き方」ができる未来を我々に示している。人間にとってもっとも限られた資源である「時間」を資本家の手から取り戻し、新たに生まれた時間をゆっ

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飲食業界を支える「週に1日はパブに出勤」キャンペーンは成功するか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.34】

飲食業界を支える「週に1日はパブに出勤」キャンペーンは成功するか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.34】

シェアオフィス検索アプリを手掛けるイギリスのワーククラブが、「業界を支援するために、週に1度はパブに出勤しよう」というキャンペーンを展開するという。

リモートワークの人たちにパブで仕事をするよう推奨するもので、この提案にレストランやバー、ホテル経営者は大きく賛同している。

イングランドではつい最近、数ヵ月ぶりに大衆酒場のパブの営業が一部再開したばかり。全面再開は5月17日を予定しており、このキ

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収入がある人なら誰でも、お金で「幸せ」は買えます【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.33】

収入がある人なら誰でも、お金で「幸せ」は買えます【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.33】

「お金で幸せは買えない」とよく言われるけれど、それはまったくの真実ではないかもしれない。私たち「一般人」の生活レベルでもお金の使い方次第で幸福度を高めることができると、社会科学者は説く。

2010年、ノーベル経済学賞を受賞した2人が「お金を稼ぐほどその生活の質が向上し、低所得者は補助金が出ればより幸せな気分になる」という ことを緻密なデータ分析で示したのだ。

ところがこの研究によれば、年収が7

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「ゆで卵からヒヨコが生まれた!」─中国でトンデモすぎる“学術論文”に批判の嵐【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.32】

「ゆで卵からヒヨコが生まれた!」─中国でトンデモすぎる“学術論文”に批判の嵐【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.32】

熱湯でゆでた卵が再び生卵になり、さらにその生卵からヒヨコが生まれたと主張する、小学生でさえ容易に信じるわけもない荒唐無稽な論文が、中国の政府系学術雑誌に掲載された。

論文は、河南省鄭州市の専門学校・鄭州市春霖職業培訓学校の郭花平校長が2020年6月、自然科学・人文科学の政府系総合雑誌「写真地理」に発表したものだった。

論文には、「ゆで卵を生卵に変えるなど、古来、想像もできない、不可能なことと思

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日本で「馬刺し」となるために送られる馬の処遇がまるで「拷問」のようだ【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.19】

日本で「馬刺し」となるために送られる馬の処遇がまるで「拷問」のようだ【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.19】

今回は、私たちが食べている馬刺しについて、「非人道的な」苦痛を強いられていると、英紙が報じている内容を紹介する。実は私たちが消費している馬肉の半分弱が輸入されたものなのだ。

2013年以降、およそ4万頭の生きた馬がカナダ西部の空港から日本に22時間から最大で28時間の時間をかけて空輸されている。だが、そのあいだ馬たちに食べ物や水、休息が与えられることはない。

日本へ新鮮な馬肉を届けるというこの

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「フェミニスト」男性はベッドでもジェンダー平等を実践するのか?【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.18】

「フェミニスト」男性はベッドでもジェンダー平等を実践するのか?【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.18】

今回は、カナダのセックスに関する全国調査データによる、「フェミニスト」を自認する男性は具体的な行動レベルで、そうでない男性とどう違うのか?という点について性生活について視点を当てたものだ。

フェミニストであることを公言するセレブや芸能人も最近は多くなってきた。とはいえ、さまざまな立場の男性がフェミニストの価値を支持しはじめてはいるが、その多くが口先だけではないかと厳しい視線にさらされている。

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もしも、世の中が「結婚」ではなく「友情」を中心に作られていたら…【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.17】

もしも、世の中が「結婚」ではなく「友情」を中心に作られていたら…【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.17】

「恋愛・婚姻関係」と「友人関係」。どちらが大切かと聞かれれば、たいていの人は「どちらも大切だ」と答えるのではないだろうか。

だとすれば、「親友」には配偶者と同等の法的な権利がないのか。

この点について、今回の記事は過去の歴史などから問題提起を展開している。

「親密な友人」の存在について
この記事では、ニコールとレイチェルという、共に既婚者だったが、お互いを「人生のパートナー」とみなしている例

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徹底してプライバシーを保護する「プライベートブラウザ」がジワジワ来ている【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.16】

徹底してプライバシーを保護する「プライベートブラウザ」がジワジワ来ている【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.16】

今年1月、グーグルがウェブ広告のターゲティングに使われる「サードパーティクッキー」の使用を段階的に禁止すると発表した。

そんな中、最近では新興のブランドでプライバシー保護を徹底していることから「プライベートブラウザ」と呼ばれるブラウザが注目を浴びつつある。

これは過去3年間に登場したブラウザで、まだあまり有名ではないが、DuckDuckGo(ダックダックゴー)やBrave(ブレイブ)などのブラ

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「在宅勤務ではイノベーションが起きない」は言い訳だ コロナ禍で成長した企業がやっていたこと【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.15】

「在宅勤務ではイノベーションが起きない」は言い訳だ コロナ禍で成長した企業がやっていたこと【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.15】

コロナによって一層、リモートワークが広がり社員同士が顔を合わせる機会が減少するなかでも、イノベーションを起こし続けている企業がある。

例えばアップルやアマゾン、マスターカードやペプシコなどだ。

新型コロナウイルス感染症の第一波が世界を襲ったとき、マスターカードとマイクロソフトはEコマースとスタートアップのエコシステムを活性化するイノベーションに共同で乗り出した。

ペプシコはオペレーションの速

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村上春樹「表現の自由とは、遠慮なく何かを言えること。間違ったことを言っても、社会が許してくれること」【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.2】

村上春樹「表現の自由とは、遠慮なく何かを言えること。間違ったことを言っても、社会が許してくれること」【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.2】

ということで第2回のクーリエジャポンの抜粋は、仏紙「リベラシオン」が村上春樹にインタビューをおこなった内容を元に考察を展開していきたいと思う。

彼はコロナによって何が変わったかい?ということについて、まず人と会えなくなったことについては特に変わりないということを言っている。

まあ彼の小説やインタビューを読めばわかると思うが、基本的に孤独でいることを好む人なので、まあそうだろうなっていう感想だ。

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慢性的に自分は不幸だと感じている人が「幸せを実感するための処方箋」【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.4】

慢性的に自分は不幸だと感じている人が「幸せを実感するための処方箋」【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.4】

 今回の記事は幸福に慣れるためのノウハウを紹介している記事だ。アメリカのアトランティックという記事から抜粋されていた内容を紹介する。

人間の共通する人生のゴールは?と聞かれたら僕は間違いなく「幸せになること」と答える。もちろん、幸せの定義は人それぞれかもしれないけど、少なくとも幸福感を得ているかどうかというのはすごく大事だと思っている。

そんな中、記事の中で、人は自分が不幸なときでさえ他人に喜

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