花王のESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を解説
※1分間で読める600文字以内でお伝えします。
機関投資家の7割がESG情報を重視していると回答するなど、すっかり投資のメインストリームになったESG投資。2019年には環境省が「ESGファイナンス・アワード」を創設しました。
今回は上記ESGアワードで金賞を受賞した花王の取り組みを取り上げます。
2019年にESG経営に舵を切ることを宣言
2019年に、花王はESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を公表しました。これまでのプラスチック使用料削減への取り組みなどを進化させ、ESG経営に大きく舵を切ることを宣言しました。
花王はプラごみ対策として、プラ容器のコンパクト化と詰替パックの促進を進めてきました。現在は100%リサイクル可能な容器「エアインフィルムボトル」を開発するなど、包装容器のイノベーションに取り組んでいます。
ESG数値目標の開示
花王のESG戦略の特徴の一つは、重点取り組みテーマの数値目標を明示していることです。さらに、設定した数値目標の進捗を毎年の統合レポートで公表し続けています。
例えば、重点テーマ「ごみゼロ」では2030年までにリサイクルされない廃棄物量をゼロにすることを数値目標として掲げています。
ESG委員会の設置
花王のESG戦略のもう一つの特徴は組織面にあります。社長をトップに据えたESG委員会とESG外部アドバイザリーボードを設置しています。経営トップが深くコミットしていく同社の姿勢が表れています。
今回は以上です。
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