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ノンバイナリーの妊活

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ノンバイナリー(男女のいずれにも属さない性自認)の週末ひさこが妊活について考えるマガジンです。ノンバイナリーに関することを綴っていきますので、よかったらお付き合いください。最近は…
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#生きづらさ

妊活リセット、奴が来た

妊活リセット、奴が来た

 今日、奴が来ました。生理です。あんなに産みたい・産みたくないで悩んだり、女でいるのに嫌気がさしたとセクシュアリティのことで悩んでいたくせに、わたしはうかつにも「もしかしたら?」と心配するような夜を、今月過ごしていたのです。すごく無責任だと思い、ずっと反省してきました。

 奴が来たのは正確には昨日のよる、真夜中。夫がzoomで飲み会をしていたので私は別室で映画を観ていて(ちなみに『インビクタス/

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【子供を産みたい?産みたくない?】ノンバイナリーの妊活②

【子供を産みたい?産みたくない?】ノンバイナリーの妊活②

▼前回はこれを書きました

 今、自分の感覚はノンバイナリーというアイデンティティがいちばんしっくりきている。男・女という従来の二元的な枠組みに自分を当てはめたくない。「女らしく」と言われるのも、スカートを履くのも最近は嫌。性別関係なくただ自分という存在でいるだけ、という感覚が強い。

 子どもを産むには性行為が必要。でもその性行為をするには、あたしは挿れられるほうだから、自分を女だと強く認識しな

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【射精がこわい】ノンバイナリーの妊活①

【射精がこわい】ノンバイナリーの妊活①

 結婚を機に性自認について考え始めてモヤり、はや1年以上。そろそろ30歳になる。「子どもを持つ・産む・持たない」ことは悩み続けており、できればもうこんなこと考えたくはないくらいところまで悩んでいる。

 疲れている。愛とか、母とか、子宮とか、親になるとか。もう聞きたくないくらいにはへとへとで、本音を言えばもっと悩む時間がたっぷりほしい。自分のペースで悩みたいが、それでは肉体は待ってくれない。あたし

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