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【特別編】アウトサイダー高学歴の就活(4/5)就活のいいところ他「就活が順調だったのは就活前に悩んだから。就活では悩むな」(さとうさん)

世の中にいい会社、面白い会社は多い

ーそしたら就活してて、就活全体を見て良かったところと、ここはちょっとなみたいなところって、一個ずつ上げてもらってもいいですか?

『良かったところはさっきも言いましたけど、面白い会社がたくさんあるなあっていうのがあって。面白いと事業内容もそうだし、ちゃんと社会を良くしようっていう思いを持ってやってる会社っていうのはかなりあるなと思って、それは尊敬に値するし希望だなと思いますね。

だから「入りたい会社が見つからなかったらどうしよう」って思ったんですけど、こんなに「入って面白いだろうな」って思える会社がいくつも見つかったのは良かったです。』

ーああ、それはいいですね。モチベーションみたいなところでそっかなんかあんまり困らなかったですか?なんかこう低迷しちゃうモチベーション低迷しちゃったみたいな時期はなかったですか?

『やあ、僕、結構一回やるって決めたら最後まで走り切るタイプなので。あ、でもあれかな、最初は全部初めてだから、「あー、こういう感じね」みたいな。「朝井リョウの小説で見た感じね」みたいな。最初物珍しさでやっていくうちに、だんだん情報が集まってきて、要領。』

ーやっていて、あまりがっくりくるとか、鬱々とするみたいなところはなかったっていう。

『そうですね。もう受けた選考が全部突破するので。』


就活が順調だった理由は、就活前に悩みぬいたから

ーあそっか、確かにそうですよね。

『あんまり落ち込む要素は無かったですね。まあ序盤の書類は大体通るだろうし、面接内容も結構個性的なところもあって。就活はあんまり悩まなかったですね。

だからいってしまえば、自分が人生で何をしたいかを決める、就活を始める前の段階ではものすごく悩みましたけど。』

ーあー、なるほど。

『始める時点で、もうやりたいこと、成し遂げたいことが決まってたので。』

ーじゃあ山小屋行ったりみたいな時期が結構悩んでた時期って感じだったんですね。

『そうです。そういうのがすごく大事だと思うんですね。』

ーまあそうですよね。一回「やりたいことなんだろうな」って悩んだりとか打ち込んだりとか、そういうブラックな期間とかをちゃんと持ってる子の方が、就活はちゃんとパンパンパンって通ってくって言うのは結構ありますね。

『だから逆にその。何も決まってない。とりあえず就活やって、とりあえず悩むのが一番よくないなと個人的には思っていて。就活はノイズ、雑音があると思うので、例えばコンサルの人はコンサル良いよって言うし、事業会社の人はコンサルなんて意味ないみたいなこと言うみたいなこともありますし。

だから就活しながら悩むことは極力やめたほうがよくてスパンとやるって決めたら迷わずって走りぬけちゃう方がいいんじゃないかな。』

ーまあ、そうですね。

『就活までに悩みとか濃い経験がないままそこに来ちゃってる人たちはかわいそうだなって感じですよね。

あ、そうただ、三年生の春からやれって言われたら、それはそれは難しいだろうと思いますね。』

ーそうですよね。

三年の春なんて書けること無いけど、そこで選考をやってサマーインターン残んないといけないみたいな企業も結構多いですからね、今。

『そうですね。』


本当に面接だけで企業は就活生を見抜けるのか?

ーじゃあ悪かったこととかはありますか?

『えっと僕は面接とかで苦労しなかったんですけど、実際に働いたときの優秀さだったり、人間として良いか否かみたいなところは、ぶっちゃけ面接で測ることは困難で、話の上手さで概ね決まってしまうみたいな部分が大きいんじゃないかなって思っていて。
だから選考にインターンが加わるとか、すごく僕はいいことだと思っていて、露骨にわかるので。』

ーそうですね。

『能力が一時間弱の会話で、他人のこと理解できるっていうのはちょっと思い上がってるんじゃないかなみたいな感じがしますね。』


面接が適切に機能する瞬間

ーまあ、そうですね。企業リソースが限られてると思いつつ、いろいろ改革は、この先しばらくしたら来そうな感じはしますけどね。

『どうだろうって思ってるのは、実は自分だけのかなみたいなところもあって。○○社(中小企業向けコンサル))の最終面接で、その○○大の方がすごくとんちんかんだったんですけど、あの。あ。なんだろう、「これぐらいできない人もいるんだな」みたいな。面接なんてみんななんかできるし、ちょっと口下手かどうかで決まるだろうと思ってたんですけど、はい。あ、意外とそうじゃないレベルの人もいるんだなーと思って。』

ーまあ、そうですね。

『本当にだから、その場合面接が必要になってしまうんだろうな、みたいな印象はありましたね。』

ーだからまあ言ってしまえば日東駒専レベルとかだと、その誤字なく履歴書を書けるかってところでも、結構みんなボロボロ落ちてきような学力なんで。まあ、ふるいとしては非常に有効っていうのは、まあ現実としてはあったりしたりとか。

『そうですね。』

ーまあ、でも確かにその企業が学生を「この会社にとって適正な人材だ」って見抜くっていう観点では面接だけではちょっと足りないし、就活生がいくらでもプロデュースや事前準備ができるもので、それで測るのもねっていう感じではあります。

『だからあれですね。なんか個人的にはよりアドリブ力を試されるケース面接とかの方が平等、でも、それもまたお題が選抜コミュニティ内で共有されてとかあるので、まあですけど、でも人間的な相性で決まっちゃう部分が、あるよりはまだ平等なのかもなと思いますね。』


本命と滑り止めの差

ー何社ぐらい本命でいいなと思ってて、何社ぐらいが滑り止めという目的で最終けてました?

『本命は四つぐらいで、まあどこに行っても面白いだろうなーっていう感じでした。で残り四つぐらいが滑り止めって感じですかね。』

ーはい、その本命四つは全部コンサルですか?

『えっと三つコンサルで一つ、あの○○社っていうのSaasの会社ですね。』

ーなるほど。そこの四社と四社の本命と滑り止めの差みたいなのってありました?

『僕は結構主観が強い人間なので、待遇とかじゃなくて事業がイケてるか、なんですよね。イケてるって具体的にどういうことかというと、ほかの会社と違うことをやって結果を出してるっていうの、きちんと社員を大切にしようとしている、というのがあるかなぁって感じですね。

だからその本命の四社も多分、いわゆる就活難易度的には結構バラバラバラというか、めちゃくちゃ難しいみたいなところもあるっちゃあるだろうしみたいな。変な話、○○大じゃなくても入れるような会社もありました。○○社(Saas)とか多分○○大じゃなくても全然入れるんじゃないかな。』

ーその四社から内定まで、どんな感じで絞って行きました?

『えっとそうですね。まず○○(内定先)とか○○社(Saas・第二志望)から内定が出た時点で、そこ以下の志望度のところ全部断りまして。

で。まあ、選考の過程でやっぱり自分の意思若干変わってくるので。でも結局直感、条件を比較して色々情報入れた上での直感が大事だなと思っているので、自分がそこの会社で働いてる姿をイメージできるかどうかみたいなことかもしれないです。』

ーああ、それができた会社に最終的には入ったんですね。

『そうですね。』

ーそれはあれですか?働いている社員さんの様子見たりとかって感じですか?

『あ、そうですそうです。結構、オフィスには何回か行せてもらったりして。』

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