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学習院大学卒|レオナルドの就活体験記 ~前編~

私が学習院大学生の頃にどんな就職活動をしていたのか?という記事です。

書いていると、思った以上に長文になってしまいましたので、前編と後編に分けて投稿をいたします。

私は2013年に学習院大学を卒業しまして、4年間民間企業に勤めておりました。


そして、2017年から独立・起業をしまして経営をしながら、自由な生活をしております。


会社に勤めずに、平日、休日問わずに好きなときに仕事をして、本を読んだり、こういった文章を書いたり、最近の趣味はゴルフや海外旅行など、比較的自由な生活を送れるようになってきました。

そんな私は、就職活動生のときはとても苦労をした思い出があります。


<典型的な大学生活>



もともと、就職すると言っても、とくにやりたいことはもちろん、
入りたい会社もありませんでした。

学生時代は体育会系に部活動に所属していたので、授業もろくに出ず、部活動の毎日でした。

試験前になると、どこぞの誰かが書いて回ってきたノートをコピーセンターか、セブンイレブンのコピー機の前に並び、粛々と自分と頼まれた友達分の枚数をコピーする。

そして、数日間は法経棟の図書館か、木造の図書館にこもって丸暗記をしてなんとか可か良の単位をもらう。

そんな、ある意味では典型的な大学生活を送っていました。

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(2011年。図書館で勉強しておりました。懐かしき写真です^^;)

私が最初の就職活動を行ったのは、2011年でした。

前年の2010年頃から就職氷河期と言われる時期に突入しており、私の部活動の先輩でも就職浪人をして大学にもう一年残る方も数人ちらほら出てきておりました。

当時は4月から面接が始まりと内定が出る、いわゆる就活解禁の時期が明確に決まっていたのですが、直前の2011年3月11日に、東日本大震災が起きました。

各企業が就職活動を先延ばしにしたり、企業によっては新卒採用の見送りをすることもあるなど、例年の常識とは違って状況となりました。

大学4年生の1年間は部活動に費やすことにして、一年間浪人することに決めました。


<本格的に就職活動をスタート>


翌年、2012年が明けた頃よりひとつ下の学年と本格的に就職活動の開始です。

この年も就職氷河期という向かい風はある中でしたが、意気揚々と挑みました。

最初は、メガバンクを初めとして大手金融、大手食品メーカー、広告代理店、商社など、誰でも名の知れている企業を片っ端から受けておりました。

しかし、なかなか選考に通りません。エントリーシートすら落とされるという始末です。

私はそのとき大学5年生として部活動も引退しており、最後の試合もいい終わり方をしたために、当時は「就活なんて余裕だ」と鼻高々に挑んでいました。

そのため、選考が通らないということに困惑し、自信を打ち砕かれ、自分は社会不適合者なのではないかと常に焦り怯えていました。

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この頃は精神的にもかなりしんどかったのですが、初心に戻り、部活動の先輩にOB訪問をしたり、恥を捨て社会人1年目としてすでに働いている同級生に相談し、エントリーシートの添削や面接の練習をしてもらいました。

しかし、それでも説明会を受けてもピンとこず、面接官とのコミュニケーションもあまり噛み合っている感じもなく、選考も落ち続けました。

履歴書や、面接でも、「私が学生時代に頑張ったことは」「私の強みは〜」と、みんなと同じ真っ黒のリクルートスーツで振る舞う、就活ロボットのような自分自身への嫌悪感がだんだん強くなり、次第に疲弊をしてきます。

4月の下旬に手帳を見返すと、選考中の企業がひとつも無かったときの絶望感は、今も鮮明に覚えています。

いよいよ、自分は無職になるのかもしれない。なんてことも考え始め、自分というものを喪失しかけていました。


<きっかけは本との出会い>

選考のない中、時間だけは持て余していました。

人に会うことにすら億劫になっていた私だったのですが、本屋さんである本との出会いが、ひとつの転機となるきっかけになりました。

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それはある起業家・実業家の方が書いた本だったのですが、「会社は5年でやめなさい」といったタイトルの本でした。

当時は、内定をもらうことすらままならないのに、入社できた会社をそんな短期間でやめてしまうとはどういうことなのだろう。

と思った私は、その詳細を知りたくて食い入るように読んだ記憶があります。

「その会社には5年で辞めると決めて、次のキャリアに進むつもりで仕事に取り組んだ方が、成長する」といった内容に、当時の私は目からウロコが落ちるほど感心をいたしました。

それ以降、本を読み漁るようになります。

多くは、就職活動の基本のような、就活のための本よりは、経営者の方や、ベンチャー企業を立ち上げた起業家などの考え方が綴られている本を読むように心がけました。

本に励まされ、また本を出版しているような社長が立ち上げたベンチャー企業の説明会に足を運ぶようになりました。

ベンチャー企業だと、社長自ら学生向けの新卒説明会に登壇することがよくあります。


<本当の就職活動が始まり>


あるとき、たまたま足を運んだ会社説明会の際に、

「20代はどの企業でもいいからチカラをつけて、30歳になったときにまた再就職活動をするといい。就職はゴールではなく人生のための手段です」

という言葉に、私はまた頭を殴られたような感覚になりました。

内定をもらうために就活をしていた自分を見つめ直す機会になりました。


それ以降、できる限り自分の才能が発揮できるようなピンとくる会社を探すために、考え方と行動を切り替えました。


それまでは、心のどこかで、大手企業に就職したい。みんなが知っているブランドのある会社に就職したい。という拭えないプライドのようなものが心に引っかかっていました。

しかし、就職は自慢するためでも、親を喜ばせるためでも、合コンでモテるためでもなく、自分にとって成長できる一番いい会社を見つけるためです。

そこに気づいたときに、本当の意味での私にとっての就職活動が始まりました。


前編は終わりです。

<後編はこちらからどうぞ>

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