マガジンのカバー画像

出版社の回し者ムーブ

17
本の紹介や読書のよさなど、出版社に利する記事のまとまり。
運営しているクリエイター

#書評

経済学を活かせば良くなると分かってはいる

経済学を活かせば良くなると分かってはいる

ぼく自身は経済学を学んでいたわけでは無いので、ここでは以前読んだ「幼児教育の経済学」という本と、「学力の経済学」という本の紹介を通じて主張を行なっていこうと思う。

この2冊はタイトルで解るように教育と経済学について論じられています。
両方とも教育的なトピックを経済学的な知見で論じる、つまりはどのような介入を行えば生涯収入がどの程度向上するか、と言う議論を行っている。

とても有意義な議論だと思う

もっとみる
星系出雲の兵站 -遠征-5 感想

星系出雲の兵站 -遠征-5 感想

星系出雲の兵站 遠征 5を読みました。これにてシリーズも完結したのでシリーズ全体の総括と布教をしていこうと思います。

ハリウッドのファーストコンタクトもの(インディペンデンスデイとかロサンゼルス決戦とかETでも良いです)を見たときに、この武器はどうやって調達したんだろう?補給はどうなってるんだろう?と疑問に思ったことがある方。

星系出雲の兵站を読んでください!

絶対に面白いです。宇宙人と戦う

もっとみる
病の皇帝 「がん」に挑む を読んで

病の皇帝 「がん」に挑む を読んで

シッダールタ•ムカジー著、病の皇帝「がん」に挑む、を読んだ。

読み始める前の感想は「NHKスペシャル」みたいなタイトルだな。
読み終わったときの感想は「全て日本人が読むべき本だ」だった。

全ての日本人というと大袈裟に見えるが、日本人の2人に1人が人生のどこかで退治する病についての本を全ての人に勧めるのは大袈裟なことではないと思う。

この本の構成は、史上初めてがんと思われる記録から始まり現代の

もっとみる

「リモートワークの達人」書評

リモートワークの達人は2014年に書かれたものをリモートワークの急速な広がりを受けて改題したものです。

内容としては、昨今のリモートワークに関する言説を冷静にまとめなおしたらこんな感じになるだろうな、といった感じでした。

上のように言うとわざわざお金を出して買うような本には思えないかもしれませんが、確かに読む価値のある本だと思います。

リモートワークに関する記事はたくさんありますが、そのほと

もっとみる
マーケティング書としての「お金で幸せを買う5つの授業」

マーケティング書としての「お金で幸せを買う5つの授業」

『「お金で幸せを買う」5つの授業」』エリザベス・ダン、マイケル・ノートン著 古川奈々子訳 を読みました。この本は

「お金を稼ぐことで増大する幸福量が期待より少ないなら、使い方を工夫することで幸福量を上げることはできないか?」

という発想で書かれている本です。この本は幸せになりたいと思っている給与所得者なら誰が読んでも損をしない本だとは思いますが、今回はこの本をマーケティングに関する本として紹介

もっとみる