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感謝の習慣

もし「子どもたちに一番身につけてもらいたいことは何ですか?」と尋ねられたら…
『それは「感謝の習慣」です』とすぐに答えるでしょう。

「ありがとう」「感謝しています」という言葉を小さい頃からいつも口にする習慣を身につけることが、長く青少年教育に携わってきた中で、一番身につけてもらいたいと感じることです。

若い頃から日々充実感を感じながら喜び感謝することができれば、その時間経験は将来大きな人生の糧となるに違いありません。

1)「感謝の習慣」のプレゼント


先日、尊敬する方から一冊の本プレゼントしていただきました。

毎日を好転させる「感謝の習慣」という本です。

本の中に次のようにありました。

今日、あなたは何に感謝を捧げるだろうか?
私たちはふだんの生活の中で、とかく不平不満を言いがちである。事あるごとに不平不満を言っていると、いずれそういう姿勢が染みつき、年がら年中、文句悪口ばかり並べる厄介な性格になりかねない。
感謝の心を持つことを習慣にすれば、感情、思考、振る舞い大きな変化が起こり。めざましい進化を遂げることができる。

あらためて「日々何事にも『感謝』することは大切だ」と感じました。

「感謝」は、生きる上での大切なテーマだと思います。

子どもたちには、まず「ありがとう」「感謝しています」という「感謝の言葉を口にする習慣」を身につけてもらいたい…

「習慣化」するには、日常生活の中でくり返しくり返し実践するしかありません。

日々の感謝のことば「感謝の習慣」を育み、心を明るく豊かなものにしてくれるはずです。

そのためには、家庭でも学校でも、大人が率先して感謝の言葉を使うように心掛ける必要があると思っています。


2)「ありがとう」という言葉


さて、「ありがとう」という言葉の語源は何でしょうか?

それは『有り難し(ありがたし)』由来していると言われています。
『有り難し』とは「有ることが難しい」という意味…

珍しくて貴重なこと
めったにないレアなこと

「有り難し」とは

そのような出来事に遭遇した時「有り難し」と表現したことから、感謝を表現する時に「ありがとう」と一般的に使われるようになったと言われています。

「ありがとう」=「有ることが難しいことを自分のためにしてくれて本当に感謝しています」と相手に伝えているということです。

「生きる」ということを考えてみると、食べるものも着るものも住むところも、学校で使う勉強道具部活の道具のいたるまで多くの人のおかげで、手にすることができていることが分かります。

そう考えると「感謝する」ことは自分の周りにいくらでもある訳です。

1日の終わりには「今日もたくさんの人のおかげで1日を過ごせてありがとうございました」と言葉に出して眠りにつくようにしたいものです。

また、ほんの些細なことでも誰かに何かをしてもらった時「ありがとう」感謝の言葉を言うようにしたいものです。
「ありがとう」
と言われて嫌な気持ちになる人はいないでしょう。


3)言葉が行動に、行動は習慣に


マザーテレサの有名な言葉に…

「思考に気をつけなさい」それはいつか言葉になるから。
「言葉に気をつけなさい」それはいつか行動になるから。
「行動に気をつけなさい」それはいつか習慣になるから。
「習慣に気をつけなさい」それはいつか性格になるから。
「性格に気をつけなさい」それはいつか運命になるから。

マザーテレサのことば

とあります。

ということは…
「感謝の習慣」を身につけるためには「感謝の行動」が必要ということ…
「感謝の行動」を身につけるためには「感謝の言葉」が必要だということです。

やはり言葉は大切!

「ありがとう」という言葉で感謝の気持ちを表すと、その相手も「喜んでもらえてよかった」と嬉しくなります。

「ありがとう」
の言葉で自分も喜び、相手にもその喜び分けてあげることができます。

「ありがとう」という言葉をたくさん言える人になりましょう。
「ありがとう」という言葉をたくさん言ってもらえる人になりましょう。


まとめ


徳育読本<春の編>の冒頭に

「青春感謝」 二度とない青春に感謝し 個性を伸ばし 人格を磨こう

と記しています。

「感謝」は生きる上で必要不可欠な心の栄養…
「感謝」の心が人を育て、「感謝」の心が自分を磨く…

「感謝の習慣」により明るい運命が拓かれていくに違いありません。

子どもたちには将来
『周囲に感謝する人であり、且つ周囲から感謝される人』
になって「感謝の輪」を広げていってほしいと願っています。

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