見出し画像

僕からの、ラストコラム。

2018年6月から半年間続けてきたEx_Machinaコラムでしたが、先週の山口氏のコラムにもありましたように、年内いっぱいで一旦終了することになりました。

そもそもTシャツ作品の発表と同時にコラムを始めたのは、ブランドコンセプトやデザインの事、あるいはオーガナイザー2人がライフワークとして行っている創作活動や、携わっている事業にまつわる話を交えて、想いや構想をストーリーのように植えていきながら皆さんに紹介していきたいと思ったのが理由です。

少しずつではありましたが徐々に皆さんに読んで貰えるようになり、併せてTシャツもブランド発足から数えて、16作品となりました。

(現在販売していない作品も含めると20作品です!)


というわけですので、Ex_Machinaコラム自体は来週が最終回となりますが、僕の更新は今回が最後です。

ここ数回は、僕が音楽と出会った頃のストーリーを連載しました。
今回は最後に、僕の視点からの、来年のEx_Machinaの展望についてお話しします。


- Ex_Machina 2019 -

2019年に必ずやりたい事。
それは「展示会」です。

コラムを終了させる理由に、一つビジュアルに重きを置いて展開したいという考えがあります。

コラムは我々のこのブランドに対する想いを直接的に、的確に皆さんへ届けるには最適でした。
しかし時として、論理的に綴られたコラムは、作品の言葉なきメッセージをぼやかしてしまう一面がある事も確かでした。

また、我々は作品を発表・販売する場を、Suzuriというネットショップ上にしか持っていない事も事実です。

コラムが貴方の脳に直接説明する事を可能にする翻訳機であれば、デザインは説明的な言葉を持たない分、心に直接訴えかける物です。
ビジュアルに重きを置くというのは、そういう意味でのアプローチの転換です。

それには僕らが、ネット上だけでなく、来場してくれた方々と直接人と人として顔を合わせて交流させて貰える、作品に直に触れて貰う、そんな場が必要だと気づきました。

だから「展示会」を開催します。

もちろん準備は既に少しずつ始めています。
だけどまだまだ会場選びも日時も内容も構想段階。
今この場で、こんな事をやるよ!とお話できないのが残念ですが、僕はミュージシャンなので音楽は当然として、デザインアート、写真や小説といった2人の創作欲を形にした物を織り交ぜて企画できればいいなと思っています。


また特に山口氏はこのEx_Machinaを通じて写真に目覚めてきたようで。
なので併せて来年はモデル撮影のサイクルを早めて、素材のストックを潤沢にし、贅沢にデザインできる環境を作りたいな、と。

その分、僕もデザインをもっともっと頑張らないといけません。
(僕自身も久々にたまにはモデル役になろうかななんて考えてたり。)


そしてこれはもっと長期的な展望になるのですが...
今はTシャツのみを作品として発表していますが、本当は結構Tシャツにしてもフォルムを凝りたいし、レディースを作ってくれって声も実は凄く沢山貰ったんですよ。
だからそこにも手を出していきたいし、そしてTシャツにこだわらず、もっともっと素材の段階からデザインしていきたいし、もっとたくさんの種類の服を作りたいと思ってます。

服飾以外でいうと、最終的にはEx_Machinaっていうブランド自体を、芸術の総合的なキュレーションメディアにしたいっていうのがあるんですね。

例えば音楽なら、今後僕が発表していく作品は「Ex_Machina Music」っていうブランドで出してもいいし、その他に気に入ったアーティストに参加してもらってリリースしてもいい。
でもそれだけだと、旧態依然のレーベル業務と変わらないじゃないですか。
わざわざ僕がやらなくても、そちらにはそちらの立派なプロの方々が沢山いるので、それだけにしてしまってはあまり芸術的には意味がない。

だからそこにデザインとか、写真とか、小説とか、VR=仮想現実とか、アートからテクノロジーまで織り交ぜて展開したい。
宇宙へ行ってパフォーマンスするだとか。
タイムマシンを開発するだとか。
国境をなくす実験だとか。
医学的見地からの音楽療法の研究だとか。
クローン技術・冷凍保存・不老不死....


大分話が脱線してしまいました。
すみません。

とにかく大層な事まで申しましたが、音楽業界を変えるとか、今後の社会情勢を左右する画期的な発明をするとか、政治に参入して世直しするとか、そうじゃないです。

全ては「エンタメ」に帰属すると思ってるんです。
遊び場が必要なんです、世界には。


否、僕には。


あえて社会的役割として語るなら、遊んでる内に世の中がハッピーになれば、それが一番本質的で美しいだろう、という事です。

だから率先して遊ぶのです。
これは僕の持論ですが、芸術と遊びは紙一重です。
(また説明し過ぎてしまうので、ここでは語りませんが。)



では最後に、僕達2人のSNSアカウントやウェブサイトを改めて紹介しておきます。

これらは引き続きコンスタントに更新していきますし、近くもないけどわりとそんなに遠くもない未来に各々の活動情報もEx_Machinaと併せてアップされるはずですので、どうぞフォローしておいてください。


山口慎平


Sho Kotani



それでは、僕からの説明はこれが一旦最後です。
来年は貴方の心に、もっとダイレクトに届く事を願って、僕の14回目のこのコラムを終わりとします。

来年久々に予定してる僕自身の音楽活動もありますし、Ex_Machina共々よろしくお願いします。

これまで読んでくれてありがとう。


Sho Kotani


SK x





ここではお好きに。