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消費者は4回評価する。だからファンが大切。だから刹那的なインフルエンサー起用は意味が薄いというお話。

消費者は4回評価する。だからファンが大切。だから刹那的なインフルエンサー起用は意味が薄いというお話。

昨日公開したこちらの記事がよく読まれているので、気を良くして第二弾。もうちょっと掘り下げて、なぜファンが大事なのか、なぜ(フォロワー数が多いだけの)ファンでもないインフルエンサー起用にあまり意味がないのかをまとめます。

前の記事の最後にも書きましたが、ファンでなくても、フォロワー数が多く、インプレッションやリーチ力が大きい従来型のインフルエンサーにも一定の「宣伝効果」はあります。

「新しいガリ

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Airbnbが学んだグロース初期における唯一で最も重要な本質。

Airbnbが学んだグロース初期における唯一で最も重要な本質。

Yコンビネーターのポール・グレアムの教え。

"more important for 100 users to love your service than a million to kind of like it(何百万人に好かれるサービスではなく、100人の熱狂的なファンを持つサービスを創ることが大事)”

今回もこちらのPodcastより。

Airtbnbのファウンダー、ブライアン・チェス

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Airbnbはいかにして優れたカルチャー/ブランドを創りあげたか、というシンプルな話。

Airbnbはいかにして優れたカルチャー/ブランドを創りあげたか、というシンプルな話。

上記サムネイルはAirbnbの本社に訪問したときのもの。
それまで、私の中でこれほどまでにAirbnbがカルチャードリブンで成長してきたことを知らなかった。一度、その本社に足を踏み入れるまでは。

そこからAirbnbという会社は、企業文化を知る上で重要な生きた教材となった。

結論。優れたカルチャー/ブランドを創り上げるに必要なのは以下の3つにシンプルに集約できる。

1. クリアなミッション/

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大型資本の最強後発UberXに、なぜLyftは飲み込まれなかったか。

大型資本の最強後発UberXに、なぜLyftは飲み込まれなかったか。

ライドシェアといえば日本ではUberの方が圧倒的に有名ですが、日本未ローンチとは言え「Lyft」はUberよりも先にライドシェア事業をスタートさせ、市場シェアではUberに勝るとも劣らないサービスです。

そんなLyftのファウンダーのインタビューより。特に、Uberが後発でライドシェアサービスのUberXに大型調達をして迫ってきたエピーソードが興味深い。

Uberが後発でUberXを仕掛けてき

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ビジョン・ミッション・バリューの浸透は手段であって目的ではない

この会社の実現したい世界、そのために果たすべき使命、それらを日々確かなものにするための羅針盤。

組織が小さいうちは阿吽で共有化・血肉化できていたものが、いつしか手触りのあるものにしないとその濃度を維持できなくなり、伝達可能なものにしないと組織の隅々まで行き渡らないようになる。

必要に迫られて、もしくは転ばぬ先の杖として、多かれ少なかれある一定数のヘッドカウントを抱える会社・組織はその"信念"を

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