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「こころのレッスン」

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米澤紗智江さんの「こころのレッスン(2023.7)」受講レポートです
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感情を感じ切る

感情を感じ切る

仰向けになって
両手の平を重ねて胸にのせる
両手で胸をさすりながら
たずねる

わたし、どうした?
わたし、どうした?

ぐーと胸から込み上がってきて
ぽろぽろと涙がこぼれ出す

わたし、悲しかったね
いいんだよ、泣いて

*****

感情を感じ切る

それって、具体的には、どういう作業なのか…?

分からなかったんです、私。悲しければ泣き、腹が立てば怒鳴る。シンプルなことなんですけどね。

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その怒りは私のものではない

その怒りは私のものではない

イライラして不機嫌そうな
言葉が耳に入ってきて

眉間にしわを寄せた表情が
目に入る

怒ってるのは私のせい?
なにかしてあげないといけない?

焦りと不安で心が揺れる

「その怒りは
 私のものではない」

心のなかで唱えて
待ってあげる

怒っている相手と
焦る私自身を

*****

怒って感情的になっている人がそばにいたら、私は焦ってしまって落ち着かなくなります。

怒りを抑えてあげなけれ

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私が私をとめる瞬間

私が私をとめる瞬間

目の前に起きた
現実に反応して
感情を抑えてしまう
瞬間があります

「問題がある」とわかった
その瞬間

こわい、かなしい、腹立たしい
を凍らせて

すぐさま

対処しなければ
解消しなければ
と思考を動かします

無自覚に
オートマチックに
機械仕掛けのように

一瞬のうちに
そうします

私が私をとめてしまう
瞬間です

*****

米澤紗智江さんの
「こころのレッスン」受講中。

第3回

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課題の分離

課題の分離

「課題の分離」は「自分の課題と相手の課題を分けて考える」というアドラー心理学の理論の一つです。

私と娘の関係で「課題の分離」を考えてみました。

娘は大学進学のため、初めてのひとり暮らしを始めてしばらく経ちます。娘の生活を、私は親として心配します。寝坊してないかなぁ、ご飯は食べてるかなぁ、部屋はきれいにしてるかなぁ、ポストの中身を確認してるかなぁ…… 。

いろいろ気になって注意したりしますが、

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余白の時間

余白の時間

柱にぶつけて自家用車を
へこませてしまい修理中
代車がなくて
車を使えない生活です

電車の時刻表に合わせて
いつもより早く家を出る
ホームで電車を待つ
電車の中で座席につく
景色を眺めながら

ボーッとする
ボーッとする
ボーッと……する

到着駅で危うく降り過ごすことも。そんな自分にびっくりです。

車を運転して移動するときは
運転という作業に加えて
次はこれ、その次はあれ
タスクを上手くこな

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出来事はすべてニュートラル

出来事はすべてニュートラル

ある施設でヨーガ指導をしていました。その指導を、施設側からの要請で終了した経験があります。要は「クビ」になったんです。施設側は時間をかけて丁寧に説明してくださって、私が合意する形で終了となりました。

ショックでしたね、やはり。「参加人数が少なくて利益にならない。このヨーガクラスがあるから来所するという人を聞いたことがない。参加して良かったという声も上がってこない」と言われた時は特に。説明を受けた

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首尾一貫感覚(SOC)

首尾一貫感覚(SOC)

施設での指導をやめることになって落ち込んだ私でした(前回記事)。

やめた直後はショックで、何が起こっているかよくわからない状態でした。自分の心を観察できるようになるまで、しばらく時間がかかりましたね。「まさかクビなんてと思ってた私って、すんごいノンビリしてたなぁ」なんて思えるようになった辺りから、この出来事を前向きに捉えようとし始めました。

出来事の捉え方と、心の健康度の深い関係を示す「首尾一

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自分との関係性を良くする

自分との関係性を良くする

イヤ!
腹が立つ!

ごく単純で、誰もが抱く普通の感情を、自分のなかで感じることを禁止していました。というか、実は感じてはいたけど見ないことにしていました。そういうネガティブな感情を持っている自分を認めたくなかったから。

私はこうあるべき、
私はこうしなければならない

外側から見られたときの自分のあるべき姿を優先していました。相手に大切に扱われたい、そのためには相手の期待に添う行動ができる人で

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