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しおり完成!「やかまし村のこどもたち」

しおりの報告会の記録。
一人目は、イラストレーターで絵本作家の高杉尚子さんが「やかまし村のこどもたち」をテーマに作ったしおりについてです。

この本をまだ読んだことがなかったのですが、お話の中に「しおり」が出てくるということで、この夏に読もうと思っています。

高杉尚子
桑沢デザイン研究所卒業。デザイン事務所で勤務後、2002年より個展を開催。子ども絵画造形教室の講師をする傍ら、雑誌・書籍の挿絵の仕事をしている。著書に「ぼくのいいところ」(らくだ出版)など。https://www.instagram.com/naokotakasugi5/

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(高杉)
私がしおり作りに選んだ本は、アストリッド・リンドグレーンの「やかまし村のこどもたち」です。
主人公の女の子がしおりをいっぱい集めている内容があったので、この本を選びました。
最近、幼稚園児の工作の仕事に携わっていることもあって、普段から考えることの多いこどもの造形遊びの視点でしおりを作って見ました。

こどものためのの工作では、材料にリサイクル素材が使うことが多いんです。そこで、しおり作りにも、紙のショッピングバッグや紙箱を再利用をすることにしました。
きれいな色や柄が入ってると捨てるのも、もったいないので、きれいなところを切って作りました。特別なしおりを使う人もいるかもしれませんが、本に
はさめて、しおりの役割を果たせば、紙だったら、どんなものでも構わないという人もいると思うので、こういう気楽に作れるしおりも良いかなと思いました。

これは、ソーダの形で、ストローは紙袋の持ち手のところを使っていて、水色のところは袋本体のところで、そこに、幼稚園児の工作でよく使う丸いシールを貼って泡にしています。
あとは、紙をはさみで切るのではなく、手でビリビリとちぎって、りんご、ミノムシを作ったり。

それ以外でも、普段、もの作りをしない人でも、気軽にしおり作りを楽しめる方法として、シールやマスキングテープをプラスするアイディアも考えてみました。私はイラストを描くので、物語に登場する子供たちが家や木々をまず絵に描きました。それをプリントしてシールを作りました。

イラストには、あえて色をつけていなくて、ぬりえを楽しんでから、先ほどのきれいな紙に貼ってしおりを作るアイディアも考えました。同じアイディアで、例えば、プリントする代わりに、カーボン紙でシールの台紙にイラストを写して作る方法でも試してみました。

この天使のしおりは、本の中で、天使のしおりを大事にする場面が出てきたので、作ってみたものです。

(矢崎)
どんどん出てきますね!!

(高杉)
あと、洋服のタグとか、紙袋の端っこを使ったり。
紙をちぎったり、ほぐしたり、チョキチョキ切ったり、ペタペタ貼ったり。
すごく量産できますね。

artist in
あたらしいワークショップの試みを記録中。吉祥寺にあるアトリエで手芸にまつわることを企画しています。
https://www.instagram.com/shishucafe/

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