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2023年10月の記事一覧
本棚は段ボール Vol.18 『歌集 滑走路』/萩原慎一郎
共感、確かに共感はあったと思う。
ただ、「ああ!そう!」という驚きと感情を伴う共感までは得ることができなかった。
もう少し長く社会人と来て働けば、沁みるようになるだろうか。
わからないけれど、その驚きを得ないことを含めて、極めてリアルな感情が表現されていたのではないかとは思った。
本棚は段ボール Vol.19 『ママからの伝言 ゆりちかへ』/テレニン晃子
なんで娘への手紙を本にして大勢のその他に見せようとしたのだろうと、読む前は不思議だったのだけれど、読んでみたら分かった。
病気は怖い。できれば元気なまま最期を迎えたい。長生きしなくてもいいから、元気なときに最期が来たらいいなと私は思う。
子供、結婚、家族、とても難しいなと思う。
本棚は段ボール Vol.17『八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。』/天沢夏月
青春小説など、生まれてこの方読んだことが殆どない。
ともだちと、合わなかった本とか、読んでほしい本とか、交換しようよの会で、貰ったので読んだ。
初めは「ふーん」とナナメ読みしていたが、最後にはぼろぼろ泣いてしまった。
私は泣かせるものには泣かせるものだと分かっていても必ず泣いてしまう。
あとがきに、10冊目の出版と書いてあって、すごいなあと思った。
本棚は段ボール Vol.16 『ダンス・ダンス・ダンス(下)』/村上春樹
じっと待つ。
簡単なようでいて、非常に難しいことだと思う。
ファンタジーだったけれど、共感するところや、現実にもこういうことってあるのではないかという心の動きや行動指針の示唆に富んでいたように感じた。
じっと待てばわかる。じっと見れば分かる。そうなりたい。静かに、的確に、ステップを踏みながら人生を踊りたい。
何もできないとき、分からないときは静かに待つということは、本当にそうだと思う。時間は
本棚は段ボール Vol.15 『現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号』
短歌が流行っているから、ひとつくらい読んでみようと思い、購入しました。
わかるもの、わからないもの、わかりたいもの、わからなくていいもの、それぞれの短歌に、それぞれ命があり、いいなあと思いました。
私が1番好きだったのは、吉田恭大さんの短歌です。ミクロな日常を、味わって大切に生きているような詩がすきでした。
いちばんのおきにいりは、これ。
なんてすてきな言葉なのだろう。じんわりと幸福
本棚は段ボール Vol.13 『わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版』/くどうれいん
天邪鬼だから、流行りのものをいつも、流行りが終わった後に手にとって、「うん、いいなあ」となっている気がする。
天邪鬼というか、変なところで「秩序」を守りたがる性格のせいかもしれない。
ものの優先順位を吟味して、それよりも高いものがあれば手を出さない。
流行っているただなかでも、その前から読みたいと思っていたものがずっと心の中に溜まっていて、そちらを消化するまでは新しい興味に飛びつけない。
面倒であ