見出し画像

SRU【品川区ラグビー協会】の活動内容の紹介

この記事では、僕が毎月参加しているセミナーの紹介をしたいと思います。セミナーを主催しているのは、『SRU(品川区ラグビーフットボール協会)になります。そのSRUが、どんな団体でどんな活動をしているか、理事の成見さんの言葉と資料を借りて説明していきたいと思います。


■SRU活動内容の紹介

まずは、SRU(品川ラグビーフットボール協会)がどういう趣旨で活動しているかということを説明していきます。

1.中学生の部活動の現状

①人口に占める子供の割合
②中学生の人口と部員数の推移

①のグラフは、全人口における子供の割合を示しています。黄色いの棒グラフは左の数字で読み取り値で、赤い折れ線が右の数字が読み取り値です。全人口に占める子供の割合は今11%台まで落ちてきているのが現状です。
子供の数がそもそも減っていて、人口に占める割合も全体数も減っている事を示すグラフです。
②のグラフは、真ん中の黒線が部員数の推移、その上に黄色の折れ線で中学生の人口の推移があります。部員数の推移の方が人口の推移より落ちています。この落ち幅が同じぐらいだったら頷けますが、子供の数以上に部員数が減っているのが分かりますか?
部活に参加する人が減っているというのは、子供を取り巻く周辺の環境や、その他にも問題があるんじゃないかと成見さんを始め、様々なラグビー関係者、またラグビーに限らず様々な競技の関係者が部員不足の問題や悩みを抱えています。

●高校ラグビー界の抱える問題を書かれたコラムです ↓
THE ANSWER スポーツ文化・育成&総合ニュースサイトより「ラグビーをさせたくない空気」に強豪校も危機感 中学年代で競技人口が減る要因とは_吉田宏氏著

下記、コラムの抜粋となります ↓
『日本代表が南アフリカからの金星を挙げた2015年ワールドカップ、日本中で注目を浴びた19年大会を契機に、ラグビースクール入学希望者が増大するなど、若年層での競技人口が増えているとポジティブな面を強調する声もある。だが、中学生年代では部活、学外でのスクールなど競技の受け皿が不十分だ。そのため、小学生レベルで右肩上がりの競技人口が、中学入学時点で一度落ち込み、そこから高校、大学と競技人口が増えていく傾向が続いている。この中学での落ち込みをなんとか食い止めたいと、多くの高校指導者も頭を悩ませている。』

なので、成見さんが中学生の部活の人口推移をピックアップしている理由がここにあります。中学でもラグビーを続けたいと思った子がいても部活動やクラブチームと言う受け皿が無い。受け皿があっても物理的に遠いなどの問題があるのです。
またそれはラグビー以外でも、コア・レアな競技になると顕著に表れてしまいます。そして、継続する事を諦めて子供達が去って行ってしまう。もちろん部活動の人口減少はこれだけではありません。ただ気持ちがある子供が続けられないのは勿体無いとしか言いようがありませんし、続けられない子供の気持ちも可哀想でなりません。その受け皿の問題を何とかしていこうと動いておられます。

2.スポーツをみんな化する

「品川区ラグビー協会なのになんでスポーツなんですか?」とよく言われるそうです。それはそうですよね、ラグビー協会なんですから。では何故スポーツをみんな化するなのか。
先程のグラフの数字見て頂いて、部活動全体が落ち込んでいますと説明しました。それは子供達とスポーツの関わりが切れていってしまう事であり、スポーツ界にとって大きな損失ではないかと言う風に成見さんは考えています。
そこをラグビーだけは頑張ろう!と推し進めようと思っても、限界があります。だからこそ、色んな人と手を組み、肩を組んで、競技を越えて手を取り合って、まずスポーツと言うところを、皆にとって親しみがある状態にして、そこを保っていく。むしろ向上させていきたいと思って、"スポーツをみんな化する”と言うスローガンを立てて活動されています。

3.ユニオンの立ち上げ

上記の様に(勿論それだけではありませんが)子供を取り巻く環境の様々な問題を、色々な観点から解決出来ないかというような事を、セミナーに参加した人達で一緒に考えたり、協会としての活動で様々なアクションを起こしていったり、そういう活動の中で競技の枠を越えて人が繋がる事で更に大きな流れに繋げられるのではないか、そういった場所を作っていきたい!という想いから『SRU』品川区ラグビーユニオンという団体の立上に至ったそうです。

■毎月開催される協会主催のセミナーの概要

そんな協会の活動の一環で、毎月1回様々なスピーカーを招いて様々な視点から問題を考えたり、解決のヒントをもらえるような場をという事でセミナーが開催されています。
他と少し違うのは、聞くだけの講習の様なものではなく、『セッション』のようなイメージを目指しているそうです。(※良い呼び方を思案中との事)
理想はスピーカー、参加者が自由に発言して、意見交換出来るような場所。
また、セミナー後の『アフターマッチファンクション』は、お酒ではなく、コーヒー片手に参加者が聞いてすぐ他の参加者と意見交換が出来たり、セミナー内では発言が苦手な方でも、スピーカーと話が出来る機会も設けられるような環境作りがされています。
また、僕も協会から認定頂いている『学び家』という独自の奨学生制度も導入していてリポートを書いて、後日その学び家同士で意見交換を行うようにして聞いただけでは終わらない、アウトプットをする事でより学びを深くする事を行っていくそうです。
僕自身こう言ったセッションに魅力を感じ参加し始めたのですが、スピーカーさんと直に話が出来る機会があったり、多競技の色んな方との出会いがあったり、さらにそこから新しい繋がりが出来ていく事が、自分のこれからのコーチング(スポーツ・会社様々な場面で)に広がりを持てそうだと感じ毎回参加するようになりました。
ラグビーのC級コーチ講習会で紹介された一文です⇩
『学ぶ事を辞めたら教える事を辞めなければならない(ロジェ・ルメール)』
環境・状況・理論・思考は昔も今も一緒ではありません。
指導者・親という立場である以上、止まらず学び続けていきたいです。
その為にSRUのセミナーや活動は私にとっても良い学びの場だと考えています。

興味が湧いた方は是非セミナーに1度足を運んでみてください!
もしくは私のnoteを見ていってください!

■成見氏の紹介

成見宏樹氏

品川区育ち
現在ベースボールマガジン社勤務。ラグビーに限らず・サッカー・ソフトテニスと言った部署を経験。現在はラグビーの部署に配属。
2001年~品川バンブーラグビークラブ創立
現在は幼児から中学生まで大体120人から130人。設立当初は2名。
2023年3月で品川バンブーの代表者を後任に譲る
2023年3月~ SRUの活動をメインに活動中


■セミナー本編のまとめページへ⇩

第4回
【品川区ラグビー協会主催セミナー】『まちに愛されるスポーツ、3つの鍵 ママパパ、指導者はチームの営業大使!』に参加してきました 学び002-①【セミナー編】

【品川区ラグビー協会主催セミナー】『まちに愛されるスポーツ、3つの鍵 ママパパ、指導者はチームの営業大使!』に参加してきました 学び002-①【ホッケー体験編】

#sru #品川区ラグビー #しながわ #ラグビー #品川区 #ホッケー #スポーツ #普及 #部活動 #品川区ラグビー協会 #品川区ラグビーフットボール協会 #中学生 #部活動 #サークル #高校生 #少子化 #スポーツの意義


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?