『名称未設定ファイル』読書感想文(※ネタバレほぼ無し)
本note3記事目となる今回は、「恋愛アニメ映画」をレビューするという開設当初のコンセプトに思いっきり反し、「恋愛」でも「アニメ」でも「映画」でもない、『名称未設定ファイル』なる小説の感想を書いていこうと思う。
WEBライターとして有名なダ・ヴィンチ・恐山氏の著書である本作は、『世にも奇妙な物語』や、星新一のショートショートを思わせる独特の雰囲気の短編集となっている。
恐山氏の鋭い感性が反映された、インターネットを極めた「陰の者」ならではの世界の切り取り方には親近感を覚える