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オタク

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・男性向けと女性向けの文化の違いのあれこれ ・その他オタク関連
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オタク第4世代と第5世代の微妙な対立(?)

 世代論。みんな大好き世代論。

 誰でも語れる世代論。

 教育論と同じで、誰かが話していたら持論を展開したくなるのが世代論。

 そんなわけで僕も世代論をしようと思う。

 読んでるうちにむずむずしてなんか言いたくなるでしょうが、そういうものが世代論。

     *

 オタク世代論は第1世代から第3世代までは、よく知られている。

 しかしもはや第4世代(1990年代生まれ)どころか第5世

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女性オタクの棲む暗い池について

女性オタクの棲む暗い池について

またコンテンツへの稚拙なお気持ち表明文がはてなブックマークでバズっていました。

簡単にまとめると『僕の心のヤバいやつ』のヒロインの胸がデカすぎるということ、あと漫画誌グラビアの胸強調も不快だそうです。

1.書き手”男性”が女性のなりすましな件まずこれ書き手女性ですよね。女性のオタク。
私はインターネットエスパー4段なのですが、このエントリからはいくつもの女性のシグナルが感じ取れます。(「お色気

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コミケの時代の終わり―BLも、ニッチな本も消えていく―

コミケの時代の終わり―BLも、ニッチな本も消えていく―

著:箱部ルリ

(本記事は、早稲田大学負けヒロイン研究会の会誌「Blue Lose vol.3」に収録されている「コミケ、その時代の終わり――美少女同人ジャンルの通時的観察――」を改稿したものです。)

12月20日17時50分追記:
不適切な表現や誤解を招く可能性のある部分については、随時修正を加えております。
特に、特定のクリエイターに対しての表現が非常に不適切であったと認識し、該当する記述を

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オタクが「オタクとしての死」を迎え、それでも自意識がオタクのままであり続けると「オタクゾンビ」になってしまう

オタクが「オタクとしての死」を迎え、それでも自意識がオタクのままであり続けると「オタクゾンビ」になってしまう

アイキャッチ画像はこちらから。

正直、オタクって言葉にはもはや何の価値もない(断言)。

特にアニメとかソシャゲはそう。人口があまりに多く増えすぎたので、本当にそれ自体には何の特別な意味もない。アニメとかゲームを見てるだけの人はいくらでもいるのであって、問題なのはどう楽しむかである。

「自分の楽しむ姿が他人にとって魅力的であるかどうか」が大事なのであって、「楽しみ方が上手な人」「楽しむための知

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