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息子との関わり方【反省と改善】

1 踏み外した階段

高校生の息子が高校進学以降落ちこぼれました。それだけならまだいいのですが精神的にも負担が来ているようで時々「死にたい」「生きるのに疲れた」と言うようになりました。親に対してもすごく攻撃的に話すようになりました。

夫婦でも、息子を交えても、父親と息子、母親と息子でも何度も話し合いを重ねて来ましたが息子の精神面は悪化する一方でした。

県内トップクラスの進学校に進んだ自信も何もかも失って、目的も見つからずその日1日をなんとなく生きているように見えたので思い切って学校のカウンセリングを受ける事にしました。

2 承認欲求と要求不満

カウンセラーの先生とお話をする中で、2つのワードが出てきました。
1つは承認欲求が高い子どもだということ。仲間に認められたい、親にも周りにも認めてほしい。自分の気持ちを親にわかってほしいという性質。
これは私達夫婦が「将来を見据えて勉強を教えてきた」「社会性、常識を教えてきた」方法に問題があったと感じました。
・・・幼稚園の頃から手取り足取り教えてきました。外に出ても恥ずかしくない大人になれるように。常識のある人間になれるように。(私の周りには非常識な人間が多く、それを引き寄せてしまった私の生き方に問題があったから息子にはそういう思いをして欲しくない。)と。
でも成功も失敗も自分でさせればよかった。
私達夫婦自身が(早く気づけばもっといい人生を歩めたはず)という後悔の念の中生きてきた事を押し付けていました。子どもとは心臓は別、生き方も考え方も違うって頭ではわかっているのに。褒めて育てろ、叱るなとよく育児書にも載っているし娘は発達障害なのでわかっているつもりでいて。(息子には当てはまらない)と思い込んでいた事が大きな間違いでした。振り返ってみると、成績以外で褒めた事などほとんどありませんでした。その影響で自分から自発的な行動ができない・やりたくない気持ち(要求不満)と親に対する反抗挑戦的な感覚が蓄積されていると言われました。

3 今から私が実践すること

今日、朝駅まで送っていく前に久しぶりに帰省した主人と息子が言い争っていました。主人が登校前のだらしのない息子に呆れ
「お前はそれでいいのか?高校生なんだぞ!」
と聞いてちょっとバカにしたような口振りで
「うん。どうせ俺の人生なんてつまらねえし生きがいもねーし。」
と言っていました。イライラして車に乗ってきた息子に嫌な予感は当たって、駅まで乗せていく私に矛先が向きました。
「お前ら親のせいで苦痛なんだよ。生きるのが。何もわかってくれないくせに。あ~あ~親ガチャ失敗したわー。もっといい家に生まれたかった。」
「どうせ金だけで俺の将来どうにかしようと思ってんだろ。お前ら金のことしか言わねーもんな、親のくせに。」

などなど。筆舌に尽くしがたい文句を言われさすがの私も目の前が真っ暗になるくらい参ってしまいました。

でもカウンセラーの先生から言われたことを照合するとこの事も全て辻褄が合う。私達に認められたいんだと、感じました。

❗親が子どもを認めているという態度がわかる声掛けを❗

「そうなんだね。」など受け止めて認め寄り添う言葉掛けを心がけようと思います。勉強も難しくなり苦しいけど毎朝起きて電車とバスを乗り継いで学校に行く、部活も塾も行っている。よく考えたらすごく頑張ってると思います。それは世の中では当然の事です。でも息子にとっては大変だろうと思います。その苦しさを認める。受け止めることが親としてまずやるべきことだと思いました。
これまで息子に対して勉強も生活も何もかも「足りていない」と言い放ってきました。それは自分の過去との比較からです。私達も初めての子どもだったので模索しながら育てて来ました。経験は自分の事しか思い当たらなかった。でもそれも息子にしたら大きな負担が掛かっていたと思います。

❗自分の過去と息子を比較して評価するのは止める❗

勉強が足りない、生活態度が怠惰だまだ足りないもっとしっかりしろ、というのをやめて
サポートに徹しようと思います。それで窮屈だった心に少しスペースができてきたら前向きに考えるようになっていくと思うからです。人間は心の余裕がない時には様々な事ができているようでできていなかったりするものです。息子も今その状態だと感じたのと、「苦しい」と言うサインを出してくれたので受け止めていこうと思います。

受験の事や将来の事はまず置いて今の苦しんでいる息子ときちんと向き合っていこうと思います。


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