Goro Kimura

ネパール在住17年目。 天真体技をネパールやチベット子供たち約1000名へ教える。稽古…

Goro Kimura

ネパール在住17年目。 天真体技をネパールやチベット子供たち約1000名へ教える。稽古歴33年目。エヴァ・マヤ・ネパール事務局長。世界遺産バクタプール市等、5市と共に生ごみ堆肥化事業。世界遺産ボウダ地区等、レストラン、カフェを共同経営。日常を生きる基盤は“赦し”の不二一元。

記事一覧

世界平和の祈り

2015・4・21 ネパール大地震一週間前(M7.8) 今日は何やら早朝から祈りの後に清々しい感じ。ボーダ境内北側のニンマ派の寺院屋上で世界平和の祈りをいつものように捧げた。…

Goro Kimura
13日前
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滝行の「場」

2015・2・4 天真体道の滝行システムは今では完成されて初心者でも40M以上の滝に楽々と入っていくが、創始者が初めて滝に入ったときは5秒も入れなかったと言う。 …

Goro Kimura
13日前

究極の独座

2015大晦日@カトマンドゥ 天真体道の稽古をひたすらに続けていると、とても深い記憶やら己の条件付けがボコボコと表面に浮かんでくる。 数年、十年、百年、数千年と人…

Goro Kimura
13日前

【稽古人とコーラの味】

【稽古人とコーラの味】 初めて天真体道を教わった先輩は実に変わり者であったが、たまたま名古屋の稽古へ東京から来られていて教えてもらえた。 その彼が名古屋のコーラ…

Goro Kimura
2週間前

【格】

【格】 この人間社会は“格”というものが無いと何も回らないというのがある。 価格、規格、格式、家格、主格、賓格などなど、上下右左と目に見える枠があるから社会に秩…

Goro Kimura
2週間前
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ネパール人のカースト意識

今、ウチのマネージャーがスタッフ達に「何やってんだー!!」と いつものように小さなことでも邪険に上から目線で叱り付けてるが 日本人が見たらなんて乱暴な言い草(パワ…

Goro Kimura
2週間前
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【無限に輝く道:下】

【無限に輝く道:下】 このように意識というものを変えて“場“を整えて形の背後にある情報を入れ替えてプログラムしてやる。すると途端に限界を越えて個の能力やらモノの…

Goro Kimura
2週間前

【無限に輝く道:上】

【無限に輝く道:上】 この世界は限界だらけである。 生物には生老病死という限界があるとか、農作物だったらある一定限度を越えると輪作障害がつきまとうとか、生活の基…

Goro Kimura
2週間前

【一線を越える<下>】

【一線を越える<下>】 利己的にして思い切って本能で動く大将の暴力行為と手下どもの一連の反応を敢て書いた。先に書いたように残念ながら今なお世界中で君臨してるのは…

Goro Kimura
2週間前

【一線を越える<上>】

【一線を越える<上>】 現状を保つ限界を越えた行動をする。 それをすれば今までとは全く異なる状況となる行動を取る。<広辞苑> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

Goro Kimura
2週間前
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ハイダカン旅行記

ヘラカン旅行記<1> この二年半ネパールに来て、仕事以外では個人の旅行をしたことがなかった。思い切って、私が愛する北東インドのヘラカンアシュラム(修行道場)へ出…

Goro Kimura
3週間前
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【新体道極意】証光・上げ下ろし<おまけ>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<おまけ>  書き忘れてたことの追加。 【新しい意識】  これを続けていくと心身ともに急激に変わっていく。その意識のあり方に体がつ…

Goro Kimura
3週間前
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【新体道極意】証光・上げ下ろし<FIN>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<FIN> 【上げ下ろし】  天相から証光に移る過程では、さらに気持ちを伸ばすようにしないと、たいていの人が証光で気持ちがストーン…

Goro Kimura
3週間前
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【新体道極意】証光・上げ下ろし<2>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<2> 【準備とクールダウン】  この稽古は一時間を超えてくると体を壊しやすい。それだから、下半身をよくほぐして、稽古に挑み、稽古…

Goro Kimura
3週間前

【新体道極意】証光・上げ下ろし<1>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<1>  新体道の極意に、「証光」なる型があるが、これを諸約束を守って、しっかりその通りに行っていけば、3カ月とか3年とかで、二元…

Goro Kimura
3週間前
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師と弟子の関係

道における師と弟子の関係とは、難しいものでもなく、緊張するものでもなく、ましてや盲目にただ従うものでもない。  本来は、ヒトの本質の行為である、”道”と一体化し…

Goro Kimura
3週間前
世界平和の祈り

世界平和の祈り

2015・4・21 ネパール大地震一週間前(M7.8)

今日は何やら早朝から祈りの後に清々しい感じ。ボーダ境内北側のニンマ派の寺院屋上で世界平和の祈りをいつものように捧げた。あらためてこの出来上がった素晴らしい”場”に感謝一杯であった。今日もまた生まれ変わった気分である。


さて、世界平和の祈りについては何度も書いてきたが、最近深まってるのが世界はすでに完全に平和であるということである。

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滝行の「場」

滝行の「場」

2015・2・4

天真体道の滝行システムは今では完成されて初心者でも40M以上の滝に楽々と入っていくが、創始者が初めて滝に入ったときは5秒も入れなかったと言う。


今から二十数年前には40m以上の滝など30年、40年の真のプロの滝行者でなければとても入滝出来なかった。それぐらいに難行中の難行であり非常に厳しかったわけだ。そこへ何も知識が無い素人が飛び込んだのだから入れるわけも無い。

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究極の独座

究極の独座

2015大晦日@カトマンドゥ

天真体道の稽古をひたすらに続けていると、とても深い記憶やら己の条件付けがボコボコと表面に浮かんでくる。

数年、十年、百年、数千年と人類が正しいとか間違いとか価値観として堆積して築いてきたことである。 両親、祖父母、先生、師匠、社会、科学、宗教、伝統文化などから刷り込まれてきたことである。


そういう人類の世界観とか伝統価値観として受け入れてきた“当たり前

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【稽古人とコーラの味】

【稽古人とコーラの味】

【稽古人とコーラの味】

初めて天真体道を教わった先輩は実に変わり者であったが、たまたま名古屋の稽古へ東京から来られていて教えてもらえた。

その彼が名古屋のコーラを飲んで一言。
東京のモノと水が違う!

つまりは名古屋のコーラはうまいというのだ。

名古屋市の上水道は名水百選に選ばれてる木曽川が水源。それは本当だろうと名古屋人の自分にはすぐにピンときた。彼は葛飾の江戸っ子だからそんなこと知らずに

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【格】

【格】

【格】

この人間社会は“格”というものが無いと何も回らないというのがある。
価格、規格、格式、家格、主格、賓格などなど、上下右左と目に見える枠があるから社会に秩序が生まれて物事がスムーズに進んでいく。これがないと人と人との関係は何も進まないとこがある。

しかし、格式ばるなんて言葉があるとおりともすると格は人を大きく差別し規制する。上下差別を創る装置に堕するわけだ。とにかく、自分のレストラン&カ

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ネパール人のカースト意識

ネパール人のカースト意識

今、ウチのマネージャーがスタッフ達に「何やってんだー!!」と
いつものように小さなことでも邪険に上から目線で叱り付けてるが
日本人が見たらなんて乱暴な言い草(パワハラ)の上司と思うのだろうね。

でもね、ここではこのような態度で無いとなかなかうまくまとまらないのだ。

もし私のように日本的な柔らかにしてアマアマな尊重の態度だったら、スタッフ達は途端に好き勝手やりだし大混乱が生まれることだろう。7年

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【無限に輝く道:下】

【無限に輝く道:下】

【無限に輝く道:下】

このように意識というものを変えて“場“を整えて形の背後にある情報を入れ替えてプログラムしてやる。すると途端に限界を越えて個の能力やらモノの潜在能力は開花していく。見えない情報の場へアクセスできれば形を超えて無限に何でも可能であるということである。

もちろんこういうのを駆使できるようになるには非常に高いモラルと真の利他の精神がなければ出来ないのだろうが、この限界と思われる世

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【無限に輝く道:上】

【無限に輝く道:上】

【無限に輝く道:上】

この世界は限界だらけである。

生物には生老病死という限界があるとか、農作物だったらある一定限度を越えると輪作障害がつきまとうとか、生活の基盤の石油にしてもガスにしてもいつかは枯渇して一定限度しか供給できないとか、いつも限定、限界、限度という厳しい現実がつきまとう。ゆえに腐敗や犯罪や汚職は絶えず混沌とした世界になっているとこもあろう。

さて、上記の輪作障害の完全に克服する

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【一線を越える<下>】

【一線を越える<下>】

【一線を越える<下>】

利己的にして思い切って本能で動く大将の暴力行為と手下どもの一連の反応を敢て書いた。先に書いたように残念ながら今なお世界中で君臨してるのはこのような種類の人々であろうし、それに対応するように無意識に従い続ける人々も全く同じようなメンタリティの上に立っていると思われる。

支配層は極めて利己的であり本能(欲ボケ)に従いながらも、連綿と時代を超えて一線を越えて世界へ働きかけ続け

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【一線を越える<上>】

【一線を越える<上>】

【一線を越える<上>】

現状を保つ限界を越えた行動をする。
それをすれば今までとは全く異なる状況となる行動を取る。<広辞苑>
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ウチのレストランの常連にはグンダと呼ばれるヤクザもいる。レンストランでは夜遅くなるとリーダー格の中にはマネージャーに外の通りを覗きに行かせ敵のグループがいないことを確認させてから帰路へ向かう者もいる。

「自分もい

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ハイダカン旅行記

ハイダカン旅行記

ヘラカン旅行記<1>

この二年半ネパールに来て、仕事以外では個人の旅行をしたことがなかった。思い切って、私が愛する北東インドのヘラカンアシュラム(修行道場)へ出かけることにした。

思ったらすぐに行動!

ビザを取りにインド大使館へ行った。大使館はヒトヒトヒトだらけだった。前回ビザを取ったときは、裏から申し込んだので二日間でビザがおりた。今回は、正規に申し込んだが、結局、8日間もかかってしまった

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【新体道極意】証光・上げ下ろし<おまけ>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<おまけ>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<おまけ>

 書き忘れてたことの追加。

【新しい意識】

 これを続けていくと心身ともに急激に変わっていく。その意識のあり方に体がついていかない、あるいは逆もあるかもしれない。

 今までにない意識の有り様、微妙な感じに、狂ってしまうのではないかとか恐怖を感じる必要はない。

 その感じが酷いときは、方向の逆の<閉じる>自護体をおこなうと、収まるかもしれない。

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【新体道極意】証光・上げ下ろし<FIN>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<FIN>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<FIN>

【上げ下ろし】

 天相から証光に移る過程では、さらに気持ちを伸ばすようにしないと、たいていの人が証光で気持ちがストーンと落ちてしまっている。

 向こうまでズート斬る。

 空に長いソーセージを吊るされていて、水平線彼方までイメージして、それを斬って行ってもイメージがつかめると思う。

【個の解放・熟成】

 この技は、アートから見れば個の解放。

 

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【新体道極意】証光・上げ下ろし<2>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<2>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<2>

【準備とクールダウン】

 この稽古は一時間を超えてくると体を壊しやすい。それだから、下半身をよくほぐして、稽古に挑み、稽古後はクールダウンとか体のメンテは欠かさないほうが良いと思う。

 開放系の稽古は素晴らしい効果はあるが、気をつけないとあっという間に体を壊す。

【結界】

 稽古前に自分なりの礼法と結界をおこなうと全く稽古の質が変わってくる。稽古後の

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【新体道極意】証光・上げ下ろし<1>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<1>

【新体道極意】証光・上げ下ろし<1>

 新体道の極意に、「証光」なる型があるが、これを諸約束を守って、しっかりその通りに行っていけば、3カ月とか3年とかで、二元対立を超えて、絶対なる「一」へ短期間に導いてくれるものである。

 これをやる人は、集中力、胆力、意力、呼吸力、中心力、骨力、炎の情熱、愛、慈悲、光明、平和、叡智、自由、霊、神、無、虚空、絶対無などなど、様々なことを開発・成長させ気づき、

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師と弟子の関係

師と弟子の関係

道における師と弟子の関係とは、難しいものでもなく、緊張するものでもなく、ましてや盲目にただ従うものでもない。

 本来は、ヒトの本質の行為である、”道”と一体化し学んでいくという、最高度にワクワクし楽しい時間と空間を共有し、共に学んでいく、さわやかで愛に満ち満ちた関係がそこにある。

 それでも、弟子と言うのは、いろいろな者がおり、時にはトンチンカンで無礼な未熟者もいるわけで、普通、宗教には師と弟

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