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失敗体験との対峙が能力向上につながる

ぜひ覚えておいてほしいのですが、実のところ、「失敗」は頭の使い方を変える大きなチャンスなのです。失敗が頭の使い方を変えるチャンスと言うと、違和感に思う人がいるかもしれません。しかし、失敗から逃げずに向き合うことができれば、私たちの能力は確実に高まっていきます。

生きていれば、人間誰しも失敗をします。失敗という表現ではないにせよ、悲しい体験、辛い体験、厳しい体験、恥ずかしい思いをした体験など、いくつものネガティブな体験をするはずです。失敗体験を本当の成功への布石とできるかどうかは、自分自身がその体験とどのように向き合うかどうかにかかっています。

ちなみに私は、「経験」と「体験」という言葉を区別して活用しています。

経験とは、「自分以外の他者が見聞きした出来事」のことです。自分が当事者でない出来事は、すべて”経験”にあたります。

例えば、ニュースや新聞でとある事件が起きたことを見聞きしたときには、それは”体験”ではなく”経験”となります。

一方、体験とは、「自分自身が当事者として身をもって実感した出来事」のことです。

例えば、私はリーマン・ショック後に7億円の損失を”出させていただいた”ことがありましたが、これは当事者としての”体験”になります。

その他にも、自分が営業活動を通じて新規契約を獲得したときなども、「新規契約の”体験”をした」となります。

「経験」と「体験」、どちらも継続的に成長・発展をしていくためには重要なのですが、「失敗”体験”」こそが、効果的な頭の使い方を身につける大きなチャンスとなるのです。

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