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とにかく”落語”について好き勝手に書いてみた回

こんにちは。

日本身体管理学協会事務局の新美です。

本日は日曜日ですので、

ちょっとプライベートな私個人の内容を

お届けさせていただきたいと思いますので、

もし宜しければ、最後までお読みいただけると嬉しいです。

さて、先週は”新宿末廣亭”に行って参りました。

こちらは、興味ない方には全く知られていないですが、

新宿にある寄席と言われる、いわゆる興業小屋になります。

都内で有名な寄席といえば、

この新宿末廣亭の他に、浅草演芸ホール、池袋演芸場、上野広小路亭などがあります。

ここではどんな興行が行われるかというと、

落語、講談、漫才、技芸、浪曲と言った、大衆芸能、いわゆるエンタメです。

特にその中でも、東京の場合は一般的には落語をやるところとして、作られた小屋になります。

今では東京でも漫才の方が認知度は高くて有名です。

落語を聞くというのは”ちょっと変わってる”なんて言われる時代もありましたが、

もともと漫才は、大衆芸能の中でも東京では”色物”と扱われてきました。

ちなみに、この色物という言葉の意味は、

昔、番組を組む際に、落語家と講談師を黒文字で、

その他の漫才師や技芸師を朱色で書いたことから

色物と呼ばれるようになったそうです。

話は戻って、末廣亭に行ってきたわけですが、

今回の私のメインは気になる若手落語家の噺を一度聞いてみたかったから

というところでございました。

実際、やはり聞いてみて、とても面白かったですね。

落語を聞いたことがない方からすると、何がそんなに面白いのかと思われます。

良く、「何で落語なんて聞くの?」

なんて言われたりするわけです。

こちらからすれば、それは「面白いから」としか言いようがありません。

ただ、それだけでは何も伝わりませんから、

本日は、敢えてそれを言語化していきたいと思います。

私の中での、落語の一番の楽しみ方は”想像する”ということに尽きるんだと思います。

よく落語は、「観客の頭の中で芸が完成する」と言われていますが、

落語には、聞き手の想像力が必要になります。

噺家が喋ったことを、頭の中でイメージし、その中で話が展開することで

よりリアリティが持てたり、その想像を裏切られることで笑いが生まれたり、驚かされたりと、感情を動かされるのです。

また、落語は正座で行います。

これにも理由があって、

現代であれば、「別にイスでも良いじゃん!」っと思われるのですが、

正座によって足を視覚的に省くことで、

上半身の動きで、歩いているのか、走っているのか、飛んでいるのか、寝ているのか、など

自由に表現することができるのです。

もし椅子に座っていたら、座っている場面しか表現できませんし、

立ったり、動いたりすると、集中力が切れます。

また、正座をすることで、上半身の角度を変えるだけで

登場人物を複数表現することが用意になります。

映像で言うところの、バストアップでの画角で掛け合いをしているような

シーンを作り上げることができるからです。

テレビドラマでも、お互いが話している時に、

二人の全身がずっと映りながら、喋っているシーンはないですよね。

大抵は話している人のバストアップもしくはウエストアップです。

つまり、落語はテレビがない時代から

画角構成がちゃんとされているんです。

また、小道具も扇子と手拭いだけに絞ることで、

逆に表現の幅を効かせることができます。

こう言った、削ぎ落とされた芸だからこそ、

観客の頭の中にイメージが膨らみ、よりリアリティのある物語として

噺に入り込むことができるんです。

例えば、映画などでは、ちょっとでも荒いCGやセットが目について

逆にリアリティを失ってしまうことがあるのではないでしょうか?

また、自分が見た夢というのは、何か怖いくらいリアリティがあったり、

実際に起きた出来事のように錯覚してしまうことがあるのではないでしょうか?

落語は、そのような面白さがあるのだと思います。

私は映画ももちろん好きですし、少ないながら舞台なども見にいくこともあります。

ですが、映画のように視覚的に迫力があるものや、リアリティを追求しようとする技術が進歩すればするほど、

落語のような話芸の世界が一方で楽しめるようになるのではないかと思います。

もし宜しければ、皆さんも一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

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