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ポジティブな変化を起こすための3つのコントロール:直接・間接・不可

これまでの記事で
「コントロールできないことよりも
コントロールできることに集中したほうがいいよね」

といった記事を書いてきました。

これまでの記事では
「コントロールできること」と
「コントロールできないこと」で分けていたんですが、
実は、もう少し分けることができます。

それは
「直接コントロールできること」
「間接的にコントロールできること」
「コントロールできないこと」

の3つです。


「直接コントロールできること」というのは、
自分だけでどうにかできることです。

努力や時間の使い方などがそうですね。

今の時間の使い方はどうでしょうか?

「勉強したい!」
「作業したい!」

と思っていたのに、
ついいつもの流れでYouTubeに時間を使ってしまっていた、
なんてことはないでしょうか?

その場合は、
「YouTubeを見る時間を減らす、もしくはなくす」
という習慣を身につけ、
勉強や作業をしていく習慣を身につける必要があります。

これについては、
自分自身で習慣を変えればいいだけなので、
意志力は必要ですが、自分の力で確実に変えていくことができます。

このように
「直接コントロールできること」というのは、
自分だけでどうにかできることです。


逆に「コントロールできないこと」
自分の力ではどうにもならないことのです。

どうにもならないのだから、
考えるだけ時間とエネルギーの無駄と言えるものですね。

代表例は天気や災害。
天気や災害を変えることはできないので、
それを受け入れ、対策するしかありません。

過去の出来事も変えられません。
解釈は変えられますが、出来事や過去の選択は変えられませんから。

だから、コントロールできないことに関しては、
コントロールしようとするのではなく、
それを受け入れて、態度を変えることですね。

ポジティブな態度を持っていると、
コントロールできないことがあっても、振り回されることなく、
前向きに考えることができますから。


で、問題なのは
「間接的にコントロールできること」です。

「間接的にコントロールできること」というのは、
自分自身には決定権がありません。

ですが、何かしら影響を与えることはできます。

他者を説得しようとすれば、
もしかしたら意見が変わるかもしれないし、
変わらないかもしれません。

影響を与えられるかもしれないし、
影響を与えられないかもしれないんです。


例えば、相手にアドバイスしても
それを受け入れるかどうかは相手次第です。

こちらが誠心誠意を持って伝えても、
相手がどう感じるかは相手次第です。

「喜んでほしいな~」と思って相手に尽くしても、
相手にとっては「まじウザい!」と思われるだけという、
悲しい現実もあるわけです。

ですが、逆に
「適当に済ませよう」と思って相手に接していたら、
ものすごく感謝された、なんてこともあります。

結果はやってみるまでわからない。

それが、
「間接的にコントロールできること」です。


ですが、
「間接的にコントロールできること」でも、
ほしい結果を得られる確率を高めることはできます。

恋愛がうまくいくかどうかは
相手の気持ち次第ですよね?

だから、相手に決定権があります。

相手が望んでいることを察知して、それを行うときと、
相手が望んでいることには興味がなく、
自分が好きなことばかり行っているときでは、
相手の気持ちに大きな違いが生まれてきますよね?


僕たちはこの
「間接的にコントロールできること」に対して、
四苦八苦していることが多いように感じます。

「間接的にコントロールできること」から出てくる問題をどうにかしたい。

そのために、
「直接コントロールできること」に力を入れ、
自分自身を成長させていく。

そして、
「コントロールできないこと」に意識を向けすぎて
エネルギーを枯渇させないようにする。

そうすることで、
「間接的にコントロールできること」
少しでも影響を及ぼし、ほしい結果を得られる確率を高めていく。

だからこそ、僕たちは
日々努力をし、成長していこうとすると思うんですよ。

「あの人から好かれたい」とか、
「あの人と仲良くなりたい」とか、
「あの人に喜んでほしい」とか。


「お金を稼ぎたい」というのも、
「間接的にコントロールできること」ですよね?

お金は何らかの対価としていただけるものです。

会社員としてスキルや時間といった労働力を対価として提供することで
お金をいただけます。

ですが、相手が求めているスキルや
働いてほしいと思っているほどの時間を提供できなかったら
お金をいただくことはできないわけです。

また、何かしら価値を提供してお金をいただく場合は
「これにはこれだけのお金を出す価値がある」とか、
「この人が提供するものなら間違いないだろう」
と信じてもらうことです。

信じてもらえるくらいの説得力を出せるくらい
多くの貢献をしたり、その価値を手にした後の未来を見せたりします。

そうすることで、
お金をいただける確率が高まります。

そのように、間接的にコントロールできることは
自分自身が成長したり、たくさん貢献して関係性を築いたりすることで
コントロールできる幅が広がっていくんです。

間接的にコントロールできる範囲を広げていけば、
ほしい結果を得られやすくなります。

だから、
「間接的にコントロールできる範囲を広げていくために
どうしたら良いか?」
ということは常に考えておきたいものです。


これは、
『魅力的な人になるシリーズ』で
「リクエストに応えてもらう力」と書きましたが、
それと同じものと考えても良いかと思います。

「リクエストに応えてもらう力」を高めるためには
「間接的にコントロールできる範囲を広げていくこと」
が必要ですから。

魅力的な人になっていくことで
間接的にコントロールできる範囲を広げていくことができます。

間接的にコントロールできる範囲を広げることで、
リクエストに答えてもらう力も高まり、
その結果、豊かな人生を歩むことへと繋がります。

だからこそ、
「コントロールできないこと」
コントロールできないと受け入れ、
エネルギー漏れを起こさない態度でいること。

それで余ったエネルギーを
「直接コントロールできること」に注ぎ込み
自分自身をの人格や能力を成長させていく。

そして、その人格や能力を使って
「間接的にコントロールできること」
を増やしていく。

それがとても大切なことだと思うのです。


まとめると、

  1. エネルギーをきちんとマネジメントし、(コントロールできないこと)

  2. 自分を成長させることにエネルギーを注いで、(直接コントロールできること)

  3. 影響を与えられる範囲を広げていく(間接的にコントロールできること)

となるかと思います。

エネルギーマネジメントは
何をやるにしても土台となるところなので、
いつでも高いエネルギーを保てるようにしておきたいものですね。


それでは、ありがとうございました!


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