篠原美也子

シンガーソングライター。東京都出身。93年シングル「ひとり」でデビュー。おもにピアノ弾…

篠原美也子

シンガーソングライター。東京都出身。93年シングル「ひとり」でデビュー。おもにピアノ弾き語りによるライブ活動継続中。趣味はスポーツ観戦。noteはおもに観戦記の予定。歌、時々雑文、たまにお絵描き。オフィシャルサイト'room493' http://www.room493.com/

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    STAY FOOLISH

    自身の歌とピアノによるミニアルバム。 その光を、愚かさを高く掲げた、 剥き出しの七つの原石。 2013年4月20日、O-WESTでの20周年記念ライブより、 「SWEET 20」収録。 収録曲 1. I know 2. ひといろ 3. 祭りばやしが聞こえる 4. 答えのない悲しみを 5. 感傷 6. 春のように 7. SWEET 20(Live Ver) SBRD-1706 2017.6.3 Release
    2,160円
    みやこ商店
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    みやこ商店オリジナルマフラータオル

    ライブ、スポーツの観戦グッズに、どうぞ。 サイズ 20×112
    2,000円
    みやこ商店
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ご挨拶

 私はいちおう音楽家の端くれなので、本業は歌を書いて歌うこと。ただ、子どもの頃から本の虫で、小学校の作文に始まり書くことも好きで、自分のサイトに日記的なものを書いたり、ノーコンエッセイというページを作って気になったことを好き勝手に書いたり、スポーツ好きがご縁で知り合った方が当時やっていた有料メールマガジンで観戦記の連載をやらせていただき、それをまとめたものが本になったり(「スポーツに恋して〜感傷的ウォッチャーの雑食観戦記〜」花伝社 2015年上梓)、とにかくあっちゃこっちゃい

    • 藤島大さんのこと

       クレジットを見なくても、出だしの一行で、あ、と気づく。スポーツライティングの界隈で知る人ぞ知る名文家である藤島大さんの文章に出会ったのは、たぶんもう四半世紀近く前、100年が次の100年にバトンを渡す頃に愛読していたNumberの誌面だったと思う。ベテランから新しい人まで、さすがNumberだから上手に書く人はたくさんいたけれど、何を書いても言葉の匂いのする、既存のスポーツ記事とは一線を画す藤島さんの文章がとても好きで、いつも楽しみに読ませていただいていた。もともと、きちん

      • つわものどもが、夢の中〜2023テニス全仏・全英〜

         クレイコートシーズンが始まる4月。まずはモナコ。モンテカルロで空と海の青に映える赤土を堪能し、カジノをちょびっとだけ覗いたらスペインへ。クレイキングの名を冠したセンターコートを持つバルセロナからマドリードへと転戦。古い神殿とコロッセウムの趣漂うローマを経て、パリ、ローランギャロスへ。  全仏が終わると短いグラスコートシーズン。フェデラーが愛したハレオープンでドイツの田園を楽しみ、ナダルのふるさとマヨルカオープンにも立ち寄ってリゾート気分を味わい、クラブハウスがゴルフ場を思

        • 人魚姫が残った〜テニス全豪オープン2023〜

           年が明けて、冬本番に突入する日本。さぶいさぶいと呪文のように唱えながら、あちーあちーの大合唱響く真夏の南半球、テニスシーズン開幕を告げる1年最初のグランドスラム全豪オープンを眺めるのが我が家の恒例。今年は前半雨が続いたり、涼しい日も多かったようで。  女子は、アザレンカさんの健闘がうれしかったな。同郷で同じく国旗も国名も出ない国のサバレンカさん、パワーだけじゃない、技も磨いての優勝、お見事でした。準優勝は、もともとロシア人、いまはカザフスタン国籍の「笑わない」美少女リバキ

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          フェデラーという短針〜LAVER CUP2022

           終わらせ方も、一流だった。  膝の故障、手術による長期離脱。23年復帰が伝えられる中、7月のウィンブルドンセンターコート100周年記念イベントに登場。来年はここでプレーしたい、と、にこやかにコメントした時は、ほんとうにそう思っていたと思う。  9月のレイバーカップ参戦表明は今年の2月。復帰に向け様子を見ながら試運転というようなプランだったのかもしれない。しかし開幕を翌週に控えた9月15日、同大会をもっての現役引退を発表。リリースにはこうある。”I also know m

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          永遠のタンゴ〜テニス全豪オープン2017〜

          ※この文章は17年に書いたものです。先頃引退したフェデラーがナダルと最後にグランドスラム決勝で対決した全豪オープン。偶然ですが、こちらもどうやら引退のセレナ最後のグランドスラムタイトルとなった、8年ぶりの姉妹対決女子決勝もすこし書いてます。 〜〜〜  赤道を挟んで時差2時間。真夏のメルボルン・パークはシードダウンが相次ぎ、波乱、と言うより、混乱、と言った方が正しいようなてんやわんやぶりでびっくりの1週目。同じ頃、あちこち大雪の日本では、万年大関がまさかの(失礼!)優勝と横

          永遠のタンゴ〜テニス全豪オープン2017〜

          空の果てのナダル〜ウィンブルドン2008〜

          ※この文章は08年に書いたものです。先頃引退したフェデラー、最強ライバルだったナダル、ふたつの太陽が競い合った日の記録。 〜〜〜  もちろんベストは実際に足を運ぶことだが、母業嫁業歌手業やってるとそうも言ってられず、スポーツはせめて出来るだけ生放送で観ると決めている。  例えば私がプロ野球をほとんど観なくなったのは、子供が産まれて、夜7時がゴールデンタイムではなくなってしまったからだ(サッカーの代表戦とか、バレーボールとか、息子@5歳と一緒に観るけど、今何点!?あと何分

          空の果てのナダル〜ウィンブルドン2008〜

          芸人魂

           羽生結弦選手で思い出すのは、2020年暮れの全日本。SP首位で迎えたフリー、完璧だった新プログラム「天と地と」。文字通りストイックな戦国武将が乗り移ったかのような勇壮さあふれる表現。ジャンプもすべて成功。パンデミックにより世界中が沈んでいた時期。あの時はやっぱり私も気持ちが弱っていて、先が見えなくて、息をひそめるように過ごすしかない日々だったから、氷上をたったひとりで走り、これでもかと見ている側を鼓舞するようにジャンプを決める姿に、ただひたすら胸打たれながら、奮い立つような

          特別な夏〜ウィンブルドン2022〜

           主催者「ロシアとベラルーシの選手はダメ!」ATPとWTA「じゃあポイント無し!」選手「えー」という感じで始まった今年のウィンブルドン。  セレナの復帰に沸いた女子は、2月から負けなしシフィオンテクの快進撃がどこまで続くか注目されたが、3回戦で力尽き、抜け出したジャバーがアラブ系初のグランドスラム王手、と思いきや、最後はカザフスタンの「笑わない」美少女リバキナが逆転勝ち、という相変わらずの予想屋泣かせの展開。  ナンバーワンのメドベージェフ、それに続くルブレフ、ハチャノフ

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          泣き虫、そして白と空色のチャント

           元世界3位。将来を嘱望されながらキャリアの多くをケガとの戦いに費やし、つい先日何度目かの復帰が伝えられたデル・ポトロ。今年はあちこちで見られるかな、とうれしく思っていたら、復帰戦となる地元ブエノスアイレスでの大会前会見で、これで最後になるかも、と大会後の引退を示唆する発言があったというニュースを見てびっくり。日本ではたぶんほとんど話題にならないと思うけれど、海外のテニス関係を多くフォローしている私のツイッターのタイムラインは朝から嘆く声であふれかえっている。私も長いこと好き

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          ただいちど

           贔屓のない、当世風に言えば推しのない単なる野球ファンにとって、今年の日本シリーズはかつてない多幸感に満ちたものとなった。エースがエースらしく投げ、主砲が主砲らしく打ち、最後は今季頂上決戦だけに許された延長での決着。一生のような一球。永遠のような一打。まさしく威風堂々。がっぷり四つの千秋楽横綱対決。野球好きでよかったなあと試合のたびに思い、まさかの引き分けが続いて第10戦くらいまでやるってどうよ!? と半分本気で思ったりしていた。長いことプロ野球を眺めてきたけれど、終わってこ

          ただいちど

          歌えない理由

           3試合終わって勝ち点3。あと7試合あるとは言えいきなり崖っぷち感漂う展開になってしまった、サッカー日本代表のワールドカップ最終予選。先日のホームに戻ってのオーストラリア戦、薄氷気味ではあったもののちょっと劇的に勝ち切ってひとまずめでたし。試合後、ホッとした顔っていうのはこういう顔ですよという顔でインタビューに答えていた森保監督。「試合前の君が代も今日で終わりかも、、、」と思えば歌いながらそりゃ感極まるよね(笑)。代表監督になった時から覚悟はしていたと思うけれど、とりあえず首

          歌えない理由

          アドバンテージ

           サッカーW杯アジア最終予選第三節。日本代表、痛い黒星。でもやっと面白くなってきたんじゃないかな。ほんとうに欲しいものがあるのかないのか、ギリギリのとこで考えるのは全然悪いことじゃない。ぶっちゃけ、長い目で見たら、逃して雌伏、という時期があることも自然、と思うのは、私がスポーツファンだけどサッカーファンではないからだろうか。  もうちょっとめちゃくちゃな選手がいると、見てる方は楽しいんんだけどね。こういう状況で、「うるせえ、ばか」って言える度胸のあるやつ。あるいは、照ノ富士

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          翼あるもの

           東京パラリンピック最終日、男子車いすバスケットボール決勝。第4クォーターの半ば、リバウンドを奪いゴール下最後は体勢を崩して倒れながらのシュート。鳥海くん、飛んでるみたいだ、と思った。  長いこと、スポーツなんでも大好き、雑食スポーツウォッチャーを公言してきたけれど、まだあったかこんなすごいジャンル、全然修行が足りなかったと反省しまくり目からウロコ落ちまくりだったパラリンピックデイズ。オリンピック大好きで毎度ハードウォッチしてたのに、パラをがっつり見たのは今回初めて。すいま

          翼あるもの

          2021年夏、オリンピックの風景・追伸

           スポーツに興味ない人、オリンピックに反対する人はいつだっていて、それはお酒飲めない人にいくら「おいしいよ! 酒飲み楽しいよ!」と言っても無駄なのと一緒で、仕方ないことだと思っている。加えて今回は新型コロナ騒動もあって、東京オリンピックはかつてない逆風にさらされる大会となった。私は、頼んでもいないのにあれもこれも見られちゃうオリンピックがもともと大好きなので、そういう人がなんか言ってもそれはそれで無駄だろうとは思いつつ、折に触れ、「やろうよ!」と言い続けてきた。  オリもパ

          2021年夏、オリンピックの風景・追伸

          2021年夏、オリンピックの風景・その2

           スピード、ボルダリング、リードの3つで競い合うオリンピック新種目スポーツクライミング。この内ボルダリングとリードにはオブザベーションというルールがある。競技開始前にその日の課題(コース)を参加選手全員が下見できるというもの。手足を掛けるホールドの大きさや位置を確認しながらそれぞれ攻略法を考えるのだが、選手同士が相談するのもあり。数分後にはライバルとなる同士がわりとなごやかな感じであーでもないこーでもない話し合っている姿に驚いた。  自分さえ登れりゃいい、ではないのだ。ひと

          2021年夏、オリンピックの風景・その2