アドバンテージ
サッカーW杯アジア最終予選第三節。日本代表、痛い黒星。でもやっと面白くなってきたんじゃないかな。ほんとうに欲しいものがあるのかないのか、ギリギリのとこで考えるのは全然悪いことじゃない。ぶっちゃけ、長い目で見たら、逃して雌伏、という時期があることも自然、と思うのは、私がスポーツファンだけどサッカーファンではないからだろうか。
もうちょっとめちゃくちゃな選手がいると、見てる方は楽しいんんだけどね。こういう状況で、「うるせえ、ばか」って言える度胸のあるやつ。あるいは、照ノ富士くらい気持ちの強いやつ。
サウジアラビアのホームゲーム。満員のスタンド。大歓声とあのえも言われぬ音楽。ああそうだ、中東での試合っていつもこうやってスタンドの圧が独特ですごいんだったと思い出しつつ。背中を押し、疲れた足をもう一歩前へ進ませ、ゴールをこじ開ける。ライブもそうだけど、お客さんはそうやって時々、勝負の行方を左右するもの。科学的、じゃない。エビデンスとかない。でも、そういうもの。無観客だったら、たぶん結果は違うものになっていただろう。
東京オリンピックの時、「お客さんを」と最後まで訴えた人。悔しい、と言うより、ひどく傷ついているように見えたキャプテン麻也くんの敗戦インタビュー。神さまは皮肉が好き。
来週のオーストラリア戦、崖っぷちの日本代表にとってホームアドバンテージがありますように。勝ち負けじゃないものが見られるかもしれない、と、呑気なスポーツ好きサッカー素人は楽しみにしつつ、応援したいと思っています。
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