「ブリッジ動作」を運動療法&身体評価として活用する!必ず押さえておきたいチェックポイント!
ピラティスのエクササイズの1つにも「ブリッジ運動」がありますし、理学療法士なども臨床で患者さんに対して「ブリッジ運動」を指導する場面は少なくないと思います。
自分はピラティスの資格を持っているので分かるんですが、理学療法士の学生時代に実習に行くと、患者さんに対してブリッジ運動を10回、20回とやっているセラピストもいましたが、、
本当にポイントを押さえてブリッジ運動をやろうとすると、普通の人が10回も平気な顔をして正直出来ないです。
運動療法をするのにも、目的があるわけなので、「ブリッジ運動」でできることをまず知ることと、ブリッジ運動をする時に押さえておきたいチェックポイントを知っておくだけでも、患者さんのブリッジを見た時の情報の捉え方や動きの解釈の仕方も変わってくると思うので…
今回のコラムは、臨床で運動療法を指導するセラピストや、インストラクターやトレーナーとして運動指導を日頃からクラアントさんに対して行っている方には有益な情報になると思います。
「ブリッジ運動」も見るべきポイントを上げていけば、キリがないくらいあるので、今回に関しては、特に重要なポイントに絞って解説をしていきます。
「ブリッジ動作」は身体評価に優秀
全てのエクササイズに共通したことですが…
運動療法は運動としてだけではなく、クライアントさんの「動き方の癖」や「動き方の特徴」を捉えるという意味でも身体評価として活用することもできます。
特にですが…
代償が出やすいエクササイズ
代償が出やすいエクササイズをあえて選択して行うことで、動き方や身体の筋バランスなども数回行うだけでも把握することが出来ます。
シンプルに何もキューイングしない状態だと、クライアントさんが動き方をただ知らないだけの可能性もあるので…
セラピスト側が、実際にやってに欲しい動きが入る様な運動指導やキューイングを行って、その通り出来ると特に問題ないですが、動きが「出来ない」「痛みが出る」「代償が出る」の様な反応があると、本来必要な体の動きが出せないことの証明になります。
そういう面でも…
エクササイズとしてのエクササイズではなく、身体評価としてのエクササイズという使い方という視点も持っていくことが重要。
そして…
「ブリッジ運動」に関しては、チェックポイントを押さえた状態で運動指導を行うとほぼ「代償が出る」「痛みが出る」「出来ない」という状態になる様な分かりやすい反応が得られやすいメニューになるため、身体評価をする際には是非使いたい種目の1つになります。
つまり…
代償が出やすい運動療法ほど、身体評価として活用する際には、反応が分かりやすいので実際に活用すると効果的です。
というのがこの章のまとめです。
「ブリッジ動作」で見るべきチェックリスト
上記の様なポイントを、特に運動療法&身体評価をする際には見ていくべきであって、これらの部位に特に多く共通する特徴があります。
・腰椎
・股関節
・膝関節
・足部
この4つのポイントが…
特に代償が出やすく見るべき部位になります。
「ブリッジ動作」で共通する代償運動
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