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腰椎の生理的前弯&骨盤前傾の保持に重要!教科書には書いてない「腰部多裂筋」をダイレクトに使う運動療法のコツ!


今回は、腰部多裂筋の運動療法について。

多裂筋も脊柱の分節的な動きを行うために、重要な筋肉になり、骨盤前傾の保持や胸腰椎の生理的弯曲の構成において作用しています。



その脊柱に幅広く付着する多裂筋の中でも…

腰部多裂筋に関しては、実際に触診も行えますし、多裂筋の中でも筋断面積が大きく、骨盤から腰椎にかけるコントロールにおいて非常に重要な役割をしていると入れています。


ですが…

腰部多裂筋の運動療法を行う際に、腰部多裂筋へのダイレクトな運動療法って中々思いつきにくく、多裂筋のエクササイズを行っても、代償動作が生じることも多いのが現状です。


そのため…

腰部多裂筋への運動療法をテーマに紹介をしていきます。


腰部多裂筋の機能解剖学

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腰部多裂筋の機能解剖学についてまず理解しておくことが大切。

多裂筋の作用としては、脊柱の伸展・回旋・側屈の屈曲運動以外に全て働くとされていますが、その中でも部位によって作用は異なり、特徴が違うため多裂筋を一括にして考えるだけではなく、部位別の役割を知っておくことが必要になってきます。


腰部多裂筋の役割としては…

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大殿筋上部線維に腰部多裂筋は覆われた構造になっており、筋膜を介して連結しています。そのため、大殿筋上部線維と腰部多裂筋どちらともに仙腸関節の安定性を担う役割があり、大殿筋による股関節伸展運動を行う際にも、多裂筋が骨盤(仙腸関節)を安定させる作用が働くことで、大殿筋にのよる股関節伸展筋力も発揮できるとされています。


そのため…

腰部多裂筋は、骨盤から腰椎にかけての姿勢コントロール&グローバル筋による筋力発揮を向上するためには欠かせない筋肉だと言えます。


腰部多裂筋の運動療法【限定動画】

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