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私だけの0メートルの旅
まあ、なんとかなるだろうと漫然と生きてきた人生。
明日は分からないけど。
以前『0メートルの旅』を書いた岡田悠さんが、旅の思い出をツイッターで募集して、それを参考に旅行記をつくる企画があった。
首都圏以外への旅行はほとんど行ったことがなかったが、面白そうだったのでハッシュタグ付きで自分だけの旅行記をツイートしてみた。
私はとても幸運の星の下に生まれた男なのか、経済的にも性格的にも家族や友人
スローシャッター【読書感想注意報】
発売になってからしばらく経つので、多少のネタバレもいいのかなと思い、まだ少し肌寒い仙台の夜に書いている。
ところで、永沢光雄というライターをご存じだろうか。
亡くなってしまったが、AV女優のインタビューをまとめた本がベストセラーとなった郷土の星だ。
もちろん郷土の星とまで思っているのは少ないかもしれないが。
彼はフリーになってからいわゆるエロ雑誌でAV女優のインタービュー記事を書くようになった
全部を賭けない、不純な純文学
何より純文学という範囲が分かっていない。
だから純文学との比較での表現ではなく、令和に生まれた新たな不純な純文学と言いたい衝動に駆られている。
稲田氏の文章はすでにnoteで読んでいたのだが、いざ出版となった時にその新鮮さ、純粋な不純さが保たれるのかという余計な心配をしていた。
ところが紙の魔力と表紙の魅力に操られ、積読をライフワークとしている(するなよ)俺も、あっという間に読み終えてしまった
読書感想注意報『読みたいことを、書けばいい』
学生時代、読書とマラソンが大嫌いだった。
大人になってから沢木耕太郎のスポーツノンフィクション、永沢光雄のインタビュー本は読んだものの、いわゆる学生時代に読んでそうな文学書の内容はほとんど知らずに生きてきた。
とりあえず読みたいと思うものがなかったのだ。
たまに本は買ったりするのだが、いつも純情な感情でも3分の1も読めなかった。
ところが、家のオヤジはとても理解力のある人だった。
「読書感想