出発まで残り1年。 若き日の私は、夢を追う情熱に突き動かされていた。 朝は高木コーヒーで香り高いコーヒーをテーブルや自転車に乗って配達、夕暮れにはガソリンスタン…
「少年よ大志を抱け!」や「若い者には旅をさせろ!」なんてよく言ったものだが、実際には動かす人や動く人は多くない。 でも僕は違う。自分に大きな夢を抱くことができる…
簡単に幼少期の話しますね。 小学校小学校1年のときに、脳梗塞が発症して階段から落ちて以来、 父親の顔を見ていない。 だから、思い出もなければ顔を思い出すことさえで…
ポ~~~~~~ン♪ 弾くような音で目が覚めた。 それは生まれてはじめて聞く安全ベルト解除の合図。 今、どこなのだろうと窓際に席をとっていた私は、楕円形の窓に手を…
しんきち
2024年8月12日 22:19
出発まで残り1年。若き日の私は、夢を追う情熱に突き動かされていた。朝は高木コーヒーで香り高いコーヒーをテーブルや自転車に乗って配達、夕暮れにはガソリンスタンドで車のボンネットを開ける日々。時には、ピザの匂いを身にまとって街を駆け抜けた。休日?そんなものはなかった。同世代が祭りに興じる中、私は稼ぎのチャンスと捉え、ひたすら働き続けた。目標は、遥か彼方のアフリカ大陸。その地で、
2024年7月29日 15:32
「少年よ大志を抱け!」や「若い者には旅をさせろ!」なんてよく言ったものだが、実際には動かす人や動く人は多くない。でも僕は違う。自分に大きな夢を抱くことができるんだ❗どうしたものかと考え、ふと当時の情報源である新聞をみると「ケニアサファリツアー」という記事を見つけた。その一行が僕の心に響いた。自然の美しさに包まれた大地、野生動物との出会い、そして人との交流。それがケニアの魅力なのだろう。
2024年7月14日 23:04
簡単に幼少期の話しますね。小学校小学校1年のときに、脳梗塞が発症して階段から落ちて以来、父親の顔を見ていない。だから、思い出もなければ顔を思い出すことさえできない。母親は朝から晩まで兄と二人のため働いていたので、家にいることは少なく、早い時期からお腹が減ったら冷蔵庫を開け、残り物を使って自分で焼き飯とか当たり前のように作ってた。私は感謝どころか、反抗ばかりしてましたね。だって
2024年6月23日 23:52
ポ~~~~~~ン♪弾くような音で目が覚めた。それは生まれてはじめて聞く安全ベルト解除の合図。今、どこなのだろうと窓際に席をとっていた私は、楕円形の窓に手をかけ、スーーッと開けようとした。すると、隙間から朝日がねじ込んできて、まだ覚めやまぬ眠気に追い打ちをかけるかのように、目を開けていられないほど眩しい光が差し込んできた。しばらくすると目が慣れ、外を見ると、雲海の向こうからジワジワ