商品知識を増やしていこう!
小売業のエキスパートたちの接客を見ていると、自分が作り手のような目線や知識で商品を紹介してくれます。結果、そんなつもりは無かったのに、、、購入に至ることも少なくなく。
まさに、これが顕在化されたニーズだけで商売をしていない方々です。商売の楽しさは、受け身だけで販売をしているのではなく、お客様と共にニーズを明確にしていくことだと私は思っています。
とあるカフェでのこと
「このコーヒーは苦いですか?」という問いかけに、
「私はコーヒーを飲まないのでわからない」と返答したスタッフ
たしかに、販売している商品(メニュー)を全て試すことは強制するものではないので、仕方がないことですが「知らない」「わからない」という言葉で切り上げてしまうのは、いささか問題だと感じます。
2日前に買い物した店舗でのこと
自分用に購入しようと注文した品について、会計をしてくれたスタッフが
「こちらの〇〇、とっても良いですよね。私も好きなのです!」と購入の満足度を上げるような発言で、商品の良さに確信を持てるような店舗の接客です。
更には、通りかかったスタッフまで、商品を見て「これ、良いですよね。私も発売されたら必ず買っています!」とにこやかに声をかけられ、そんなに良いものなら、友人にもプレゼントしたら喜ばれるような品物なのかも!と思わず追加購入を決め、再度会計をした次第です。
正直、2店舗ともに商品の品質は良く、モノへの満足度は変わりません。しかしながら、プラス1点購入する確率は圧倒的に異なります。
商品知識は、突然身につくようなものではありませんが、日々コツコツと蓄積することができるものですよね。
例え、ご自身はコーヒーを嗜好しなくとも、スタッフやお客様との会話で特徴などを掴むことはできそうです。
まずは、知らないままで良い!と潔く諦めることなく、知らないモノ・コトへの興味関心をもって、小売業のエキスパートに一歩前進できたら更に仕事が楽しくなると信じています。
どんなふうにお客様と会話をすればよい?スタッフ同士で聞いても答えてもらえる?など、不安な方は、ぜひメッセージいただければ少しくらい力になれると思います。
お声かけくださいませ。