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2020年5月の記事一覧
書く時間よりも、直す時間をたくさん取ること|「R-18文学賞」 西山奈々子
吉川トリコ、宮木あや子、山内マリコ、窪美澄、彩瀬まる――著作が映像化されたり、直木賞候補に名前を連ねたりと話題を集めるこれらの女性作家たちは、皆この賞からデビューした。新潮社「女による女のためのR-18文学賞」。2000年に創設され、「15歳の熟女でも、80歳の少女でも」女性なら誰でも応募でき、下読みも読者選考も最終選考も女性が行うというユニークな賞だ。
いまもっとも多くの人気作家を輩出してい
私は文章を製造する工場
これまで作家・ライターとして文章を書く仕事をしてくる中で、自分が執筆にどれくらい時間をかけるのかを徹底的に把握してきた。
今では必要な文章の長さが分かれば、執筆にどれくらい時間を要するかをほぼ正確に予想することもできる。
クライアントから「5000文字の記事を5記事」と言われたらいつ納品できるかを即答できるし、物語の骨組みさえ固まればいつ完成させられるかも答えられる。
私の時間あたりの作業量