福山慎二Shinji.Fukuyama(INFJ・創作家・私的研究家)

袖振り合うも他生の縁や十人十色的思想。 貧富清貧老若男女問わず、個々人の性質に応じて相…

福山慎二Shinji.Fukuyama(INFJ・創作家・私的研究家)

袖振り合うも他生の縁や十人十色的思想。 貧富清貧老若男女問わず、個々人の性質に応じて相互扶助の関係を築き上げる社会を一個人として目指しております。世のため人のためお国のため。 HP: https://shinji-fukuyama.com/

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個人の存在という芸術

1300字程度 1/2 25:00 新年明けましておめでとうございます。 辰年に倣い、皆々様方の意志が昇龍の如く成就されゆくよう、心よりお祈り申し上げます。 年明け初日、昨年から気になっていた喫茶店、ミュンヒに行ってきた。 詳細は追々記す予定。創作珈琲提供者との契もあるため。 小論 個人の存在という芸術 今という私が存在する時間と場所において、できることは限られている。その時々の体力(五体、脳、精神)・気力値やスケジュール管理、知覚環境などによりできるできない・優先

    • 花粉症考 -生と隔たりその源-

       大学生前後の頃合い、長く学問を探求できないかとおもい、西欧の大学などは学費が免除されるところが多いので行ってみたらおもしろそうだなとよく考えたが、日本国内でも同様、いやそれ以上に面倒を見てくれる松下政経塾を今朝見つけた。学問をしたくとも資金に困っている人は申し出ることをお勧めする。  私の母は奄美大島育ちで中学卒業の折、誠実勤勉なことから担任の先生に心底我が子のように愛されていた。経済的に貧しい家の大黒柱であり進学を反対していた祖父に対し、わざわざ家まで足を運んでいただき

      • 道 -足るを知る-

         年齢が遠ければ遠いほど、職種が異なれば異なるほど、まるで宇宙人の如く意思の疎通は図れず縁遠い。これを成り立たせるには彼に何ら求めず己を満たし、ただ一切を受け入れて応えようとする寛容さ以外にあるまい。話せばわかる。堪え難きを絶え、忍び難きを忍ぶことによって初めて話の座につくことが可能となる。問答無用は斬り捨て御免に通じて我を通すことなりや。 差  人の身体は食べ物や飲み物などにより構成される。現代の一般的イメージとしてアメリカ人と日本人でどう違うだろうか。日本人のなかでも

        • 公仕 -仕え還元すること-

          名医というもの たいへんユニークな人がいたのでこちらに記載する。医療も占術も人に尽くすこと変わりなく、金額が一見高そうに見えるが記事を散見すれば人となりが解る。医療と占術の結びつけは日本人らしい医者だなあといったところ。  患部を見て人を見ずという医者を職業的医者という。胆識ある医者を名医という。名医とは、俗に名の通った医者という虚像を指すことではなく、対症療法という対物的幾千幾万の化学式を記憶して施すだけの者でもない。地位名誉を得てもなお飽き足らず、自らに学び問い続け、

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        • 学会大会忘備録
          3本

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          欲の閾値

           他者や世界は自らの鏡であって、私次第で変化する。それらに対して喜怒哀楽といった感情が高まったとき、一定値を超えて反射的に涙や喧嘩、笑いとなる。慣れると満足してそれ以上を求める。感情を押し留めるべきだとつまらぬことを言っている訳ではなく、一人一人が何事も腹八分というように自ら調整して無理せず素の自然体で生きられるほうがいい。怒りも悔いも感動も力であり、力を一瞬で受け止めると反動は大きいので時間差を設けたり、合気のように流さねばならない。卓球でも何回プレイが続くかを競うチーム戦

          ウェブコミュニティの親近感を追憶する

          この追憶に流れ沿うBGMに、私はUPLIFT SPICEの銀河赤道を選ぶだろう。  私はカタギ氏の16タイプラボに所属させていただいている。存じない方へ16タイプの説明として、これは心理学ユング派に由来する者たちが人間の個性傾向を分類した、MBTIや16タイプパーソナリティといった類型論だ。精度は高いように見受けられるが、2023年に開催された心理学会大会の研究者らの考えとしては、まだ学会に挙がるほどの成果はないようだ。  最近この16タイプラボであったことが起因して、ふ

          ウェブコミュニティの親近感を追憶する

          人間らしさ(生感)

           最近大学時代の先輩、現職カメラマンと対話する機会に恵まれた。生感の喪失という社会問題はカメラマンという職から見ても痛感するようだ。この記事を連想したので推敲し公開することとした。推敲といっても記事を書いていた当時の自分の意を汲みつつ、今現在の私の推敲なのでほどほどに適当である。書き方が大いに異なるのですぐわかるだろう。 2200字程度 2023/10 インターネット上にある文字ベース情報はビッグデータに集約される。 音声ベースは近い未来、映像ベースはまだ先。 それらは後世

          過去・未来の空間

           書き出してみるとルドルフ・シュタイナーが提唱していたアーリマンとルシフェルのようだ。かといって彼が云うように彼の考えは西洋に根差したもので、東洋にそのままあてはまるとは言い難い。 時の空間 2/21 21:00  過去に囚われる者は未来を描けず、今が過去の産物として過去に引きずられる。未来や願望のみ希求する者は地に足がついていない。なんにせよただ彼らは目の前に浮かんだ情景のみに想いを馳せているだけで、今というこの時間はどちらも内在していることが視えていないだけだ。  

          今日一日を振り返る

           去年末よりいくつかの法を学んでいるので考え方や文章が難くなる。タイトルを決めて書き出したはいいものの、やはり個々の抱える問題を追究すると善悪好し悪し問わず社会へ還元されるのであって、教育や自由意志、法に収束する。 1500字程度  建設業の現場出勤が確定する前々日まで、応援に行く気が乗らない要因として、今自分が為すべきことは一現場の応援という単純労働ではなく、最大多数の最大幸福、つまり例外なく組織構成要員各位の幸福や願いを築き上げることに従事することを優先した方が価値が高

          健康論考(流行病に臥して以降)

          5300字程度 2023/11/21  いつも見出しに困る。だいたいAIにつけてもらうようにしていたが有識者にはわかる。私自身もAIの文書構成パターンを掴みはじめて、記述が人の手によるものか判るようになってきたので、修練のためにもAIの活用は最小限に止めている。とはいえAI文章でも改良を重ねパーソナライズ化されることにより、綻びのアップデートがされていくのでより目利きが必要となる。  「健康」という見出しをつけたところで東洋医学者、西洋医学者、生物学者、心理学者、武道家、地

          労務環境について(建設業に携わる者として)

          おはようございます。 仕事のことで考え寝れず、書き出してふと気付くと朝になっていました。書き出しているうちに内容が詰まってきたので、ウェブサイトの方で更新しようかとも思ったのですが、あのウェブサイトは創作関係や思考・知覚などをテーマとしており、主に肉体仕事の生感は相容れないこと、図表作成までの労力や推敲する時間もとれなかったためこちらに記します。さあ仕事に行こう。 2/1 27:00 ここ数年、何か欠けている正体がわかった。 建設業専従者になってかれこれ4年弱、ギターを弾く

          労務環境について(建設業に携わる者として)

          意志の方向

          1000字程度 1/7 21:30 少年よ大志を抱けという言葉がある。 意識というものはたいへんおもしろいもので、必ず意志の方向に沿って人はモノゴトを認識する。 方向と障害物 意志とはある種の視座もしくは目的。 意志とは言い換えてみれば、人生の向きをおおきく形作るもので、水脈のようなもの。ただ水は障害があってもそれを回避して流れゆく。 北へ行こうと決意したらそこに山河あれど回避したり乗り越えてゆく。 お金持ちになりたいとかいう者はあの手この手と障害を越えていく。 友だ

          盾の勇者の成り上がりについて-人称視点-

          12/29訂正、加筆 900字程度 12/28 酔いどれの勢いで思考してみる。日本酒2合分とジンロック3杯程度。 主人公以外の(地球で過ごした記憶のある)異世界転移者(勇者)3名は、俺は私はこうしたい、こうするのが皆の願いだ、という一人称視点の基に物語は進む。 結局のところ彼らの意志やその指向性は自分という一人称視点で捉えられることであって、一人称視点の視野に二人称や三人称は認識できない。一人称視点の正義や価値観は、十人十色のうちの一欠片でしかない。 おそらく一人称視

          盾の勇者の成り上がりについて-人称視点-

          都合や便利のよさと孤独感

          1200字程度 年々と、社会を構成している個々人は孤立化しているように見受ける。進化論でいうところのヒトの歴史の逆行だろう。孤立化の原因を求めればいくらでも思い浮かぶ。 1人1台のスマートフォン所有スマートフォンの普及によっていつどこにいても、インターネットという広大な宇宙の星々にアクセスし、あらゆる探求探索が可能となった。その弊害として目の前で起きるあらゆる事象に、より意識を向けなくなった。インターネットの発生以前は現実(物質)世界において、身体を用いて探索行動をする必

          音楽家からカメラマンへの転向記

          今しがた後輩のバンドライヴを見てきた。寝屋川ヴィンテージでレコ発のツアーラスト公演だったみたい。 大学軽音楽部時代からの仲間で、100人程度の部活運営を共にした頼れる幹部だ。 コロナ禍前から活動しているバンドで、ライヴハウスやバンドが減っていった時代を乗り越えて続けているので、音楽や言葉といった音に純粋な優しさの深みがある。 私は2009年の 高校2年生時代から学外でもコピーやオリジナル曲のバンドをあれこれ転々としてきた。 大学進学後も好きな学問そっちのけで音楽に浸り、