見出し画像

多様性 -あまねし言の葉-

コメント欄は字数と空間制限があるのでこちらで私見を述べる。
方言で誤解が生まれるように言葉とはなかなか難しくも愉しく、儚いものです。

方言理解

一般 「これ捨てといて」
→「ああ、ゴミ箱にね」

関西A 「これほっといて」
→「放置?現状維持?」

関西B 「これほかしといて」
→「ほかす?とは?」

東北 「これなげといて」
→「投げてええの?どこに?」

英語話者の返答「Drop it? Leave it? Keep it? Throw it? 」


言葉の解釈

話者 「ええ体しとるなぁ」

対応1「どこ見てるんですか」
対応2「性的欲求の目でみてるんですか」
対応3「肉体構造美でみてるんですか」
対応4「相手と比べて劣等感があるんですか」
対応5「なにかの研究対象なんですか」
対応6「いきなりどうしたんですか」

概念解釈

話者「神とはなにか」

日本A「そこかしこにいる八百万の神である」
日本B「神社に在るものである」
キリスト教「ヤハウェである」
インディアン「太陽である」
老荘思想家「神は知らないが、道のことを指しているのだろうか」
本居宣長「尋常ならずすぐれたる徳のありて、可畏きもの」
古代A「カミナリである」
古代B「オカミである」
庶民A「すべてを透過するものである」
庶民B「父母である」
庶民C「天皇である」
庶民D「空想の産物である」
庶民E「人である」
庶民F「森羅万象である」
庶民G「このアニメキャラの声優である」
庶民H「世界の創造主であるから作品の創作家である」

話題提供者への反応

私は愛煙家なので煙草を例に挙げますと、相手に煙草の美味しさや神経作用、その良いところを述べたとします。

興味無い方は「へぇなるほど」と手短に話を終えて次の会話に移ります。
真面目な方は「そういう効果があるのか」と先ず受け入れます。
喫煙者の方は「そんな御託はいい、わかってる」と言います。
嫌煙家の方は「一利あるかもしれないが多くの人たちは健康を害することで共通理解がある」と言います。
気になる方は「情報密度が高いのでもう少し優しく教えて」と言います。
愛煙家の方は「そうだよね、こんな効果もあるみたい」と言います。

煙草の良し悪しを語るとき、目前の相手が何者でどこまで理解しているかわからないものですから、自分はどこまで説明できるのか、相手はどこまで理解してくれるだろうかという線引きが難しいんですよね。初対面の人に本気の手料理を奮おうとしたらこの人変だ、とたいていの人はそそくさと逃げます。


結局のところ、相手がその言葉を用いて何をどのように提示したいのかについて尋ねるのであれば、直接一対一でお茶でも飲みながらゆんたくしないとその深みはわかんないものです。

考え出すとキリがありませんが文字情報のみでさえ解釈が幾通りもあり、読む人の調子と、時空間の環境、経験、両者の関係性により返答は異なる。専門家が一語の誤りを指摘するような一感覚器のみで判断するのではなく、大らかさや俯瞰といった全身全霊で間をおいて体感してみることに欠ける時代だなぁとおもいます。

食事を有難く感謝していただく者が減り、ルッキズム的な外面偏重と申しましょうか。老子曰く、道を捉えようとすると道を見失う。道とはそんな曖昧で玄妙なものだなあ。


参考
【方言】で生まれる誤解集!種類や意味を解説|THE GATE|日本の旅行観光マガジン・観光旅行情報掲載 (thegate12.com)

本居宣長の神の定義について (ajih.jp) pdf

右回転すると軽くなる - cat_falcon’s diary (hatenablog.com)


6/22
新品の本を買う価値はないことを理解しているので古書を買う。
"amazon"で中古本を買うよりは"日本の古本屋"の方が安く見やすい。ただ、送料を鑑みるに地元の個人経営の古本屋で買う方が安く新たな興味発見がおおい。

今日2時間かけて吟味し購入した書籍 総額4000円程

読書において、数量でこなすか深みという質でこなすかは人により異なる。ただやはり、電子機器を用いて読むよりは紙の本のほうがよい。
霊や気を感ずるものは自らの気と電気が干渉し合って相性が悪いことから特にそうだろう。パソコンはスマートフォンよりマシだがやはり手先から疲れる。

力の総量を理解する者は、力の分配を惜しむべきところで惜しみ、発するべきところで発するにある。無駄を省き自らの心のゆくままに力を投資すべきだろう。

やはり今日の購入書籍をみると哲学に偏っているなあ。



記事投稿したのでよければどうぞ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?