杖村紳吾

パズルみたいな言葉を書くコピーライター兼PRプランナー。趣味は推理小説と認知科学。 空…

杖村紳吾

パズルみたいな言葉を書くコピーライター兼PRプランナー。趣味は推理小説と認知科学。 空間認識能力が絶望的で、極度の方向音痴。地図も空気も読めない男。MOON-LABO代表。

マガジン

  • ミカタをつくる広報の力学

    広報担当者が周囲の理解や協力を得るために、どうやってミカタをつくっていくか。数々の実体験をもとに、ミカタのつくり方を綴るコラムのシリーズです。

  • MOON-LABO いろんなコラム

    MOON-LABO杖村が書いた、いろんなコラムのマガジンです。

  • About MOON-LABO

    私の自己紹介的なものを格納してます。マガジンというよりは、自分のための整理フォルダのようなものです。

  • 気になるシカケ研究所

    広告でもPRでも、最初のプロセスはアテンション。まずは「気になる」ことが重要です。「気になる」存在になるためには、どんなことをシカケれば良いのか。「気になるシカケ」のつくり方を、エピソードとともにご紹介するコラムです。

  • ミカタをつくる企画の定理

    『ミカタをつくる広報の力学』のスピンオフ。 企画やプレゼンのテクニックをご紹介します。

最近の記事

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広報PR関連の実績紹介

杖村紳吾の広報PR関連の実績からピックアップしてご紹介します。 ※面白い事案が発生しましたら、随時アップデートしていきますね。 【日経クロストレンドに記事露出】支援先企業様(電子決済業)のプレスリリースを『日経クロストレンド』で記事にしていただきました。 カフェの決済サービス導入事例のプレスリリースですが、話題性や見せ方を工夫した結果、特集記事になりました。 【ITmediaに記事露出】支援先企業様(電子決済業)で開催したメディア向け勉強会の内容で『ITmedia』で記事

    • 【ミカタをつくる広報の力学】#66 合理的配慮と広報PR

      2024年4月1日から、障害のある人に対する「合理的配慮」の提供が民間企業にも義務付けられます。 と、いきなり言われても「何のことだか分からない」という方もいらっしゃると思います。 そこで今回は「合理的配慮」についての基本的な説明、広報PRとの関連性について書いていきます。 ※初めての方は、「#00 イントロダクション」をお読みいただくと、コンセプトがわかりやすいかと思います。 ※本コラムでは、法律名称や行政用語に倣って「障害者」の表記を使用しています。 ※本コラムでは、

      • 【2024年新春コラム】『福沢諭吉紙幣』の40年と万博

        遅ればせながら、あけましておめでとうございます。 2024年最初のコラムは、今年新札が登場する紙幣の話です。 今から40年前の1984年、福沢諭吉の一万円札が新たに誕生しました。 一万円札の顔としては、1958年に採用された聖徳太子に続いて2人目。 2004年の刷新時にも継続して採用され、渋沢栄一に刷新予定の今年、2024年現在まで使用されています。 さて、その福沢諭吉ですが、彼の自伝などを見るとかなりの権威嫌いで破天荒な性格が伺えます。その上とても現実主義で好奇心旺盛、

        • 【ミカタをつくる広報の力学】#65 ステマ規制をPR視点で考える

          2023年10月1日から施行された改正景品表示法、いわゆる「ステマ規制」が話題なので、消費者庁に問い合わせてみました。 今回は、ステマ規制についての簡単な解説と消費者庁とのやり取りを含めて、PRパーソンとしての私見を書いていきます。 官庁でも法律家でもない個人の意見なので、一つの参考意見程度に捉えていただけるとありがたいです。 ※初めての方は、「#00 イントロダクション」をお読みいただくと、コンセプトがわかりやすいかと思います。 まずは「景表法」について「景表法」とは

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        記事

          【ファスト論文】学会誌『広報研究』に載った『ISM構造』をザックリと説明します

          このたび私の書いた論文が、日本広報学会の学会誌『広報研究』第27号に掲載されました。 タイトルは、『ISM構造におけるパーパス策定の「分かりやすさ」についての考察』。 自分がつくった『ISM構造』というフレームワークを、自分で説明している自画自賛な論文です。 論文には、研究の目的とか引用データとかいろいろ書いてあって、9000文字を超える10ページの論文なのですが、ここではタイパ重視のザックリ版「ファスト論文」にしてお届けします。 要するに「セルフ切り抜き」です(笑)

          【ファスト論文】学会誌『広報研究』に載った『ISM構造』をザックリと説明します

          【気になるシカケ研究所】気になるシカケのポスターで3000冊の寄付本を集めた話

          この話は、以前会社に勤めていたときの話です。 営業部門の社員から「1ヶ月以内に、社内で出来るだけ多くの寄付本を集めてほしい」という依頼がありました。 さて、どうしたら集まるでしょうか。 【依頼背景】 仮設図書館に寄付する書籍を集めて!この依頼があったのは、東日本大震災の翌年。 得意先企業が「被災地の避難所に仮設図書館をつくる」ということで、その企業の営業担当者Aさんから依頼がありました。 期限は1ヶ月。短いけれど出来るだけたくさん寄付したい、とのことでした。 【ミッション

          【気になるシカケ研究所】気になるシカケのポスターで3000冊の寄付本を集めた話

          【2023年新春コラム】『浅草公園』150年の栄枯盛衰

          あけましておめでとうございます。 2023年最初のコラムは、150前に誕生した「公園」の話です。 昨年の新春コラムでも書きましたが、今から150年前、1873年(明治6年)の元日より、西暦と定時法が導入されました。 当時の日本は明治に入り、欧米諸国に並ぶ近代国家を目指して邁進。いわゆる「文明開化」です。 一刻の長さが季節によって異なる不定時法や、月齢で一ヶ月を設定し13月も存在する太陰暦なども、限られた集落の中で自然のサイクルとともに暮らしていたため、そんなに不便を感じる

          【2023年新春コラム】『浅草公園』150年の栄枯盛衰

          【PRアイデアのプチネタ】「SOGIハラ」って何?

          先日、「SOGIハラ」に関する記事が、各メディアから発表されました。 記事の内容は、戸籍上は男性で性自認が女性である会社員が、上司からの「性自認に関する侮辱的な言動」によってうつ病を発症したとして労災認定された、というもの。 性自認に関する労災認定の事例が珍しいということで様々なメディアに取り上げられていますが、この流れだと今後、常識として定着していくかもしれません。 そうなると人事部門や広報部門は、「セクハラ」や「パワハラ」と同様に、「SOGIハラ」への理解を社内にアナ

          【PRアイデアのプチネタ】「SOGIハラ」って何?

          【ミカタをつくる広報の力学】#64 この冬は「食」でPR 〈 冬のPRネタ 2022 〉

          最近急に寒くなりましたが、脳科学の世界では、人間は寒くなると食欲が増進すると証明されているそうです。 円安で物価高騰が厳しい反面、旅行支援で盛り上がっている、冬のPRを考えていきましょう。 円安と物価高騰を逆手にとる冒頭でも書いたように、寒い冬には食欲が増進し、その分美味しいものもたくさん出てきます。 特に鍋料理と熱燗は冬の風物詩とも言えるでしょう。 ところが世間はあいにくの物価高。どの食品も軒並み値上がりして家計は火の車です。 そんな中、価値を再評価されて推されてい

          【ミカタをつくる広報の力学】#64 この冬は「食」でPR 〈 冬のPRネタ 2022 〉

          【PRアイデアのプチネタ】今年は特別な「鉄道の日」

          最近、鉄道関連の記事や番組が多いと思いませんか? 今回は、その理由の一つとして考えられる「鉄道の日」のプチネタです。 一週間後の10月14日は「鉄道の日」です。しかも今年はいつもと違う。 鉄道が始まって150周年の「鉄道の日」なのです。 実はこのネタ、新春コラムとして今年の1月にアップしておりますので、フォローをしてくれている皆さまは「何をいまさら」という感じかもしれません。おそらく10ヵ月かけて準備をしたという人もいるでしょう。 ですが「今知った!」という人は一週間し

          【PRアイデアのプチネタ】今年は特別な「鉄道の日」

          【PRアイデアのプチネタ】デジタル月間に旬のネタ

          明後日10月1日は「日本酒の日」。というのは前回のPRtipsで書きました。今回は明後日から始まる「デジタル月間」のプチネタです。 最近世間を賑わしている「給与デジタル払い」のニュース。 どのメディアでも「来春解禁の方向で調整」という記事になっています。 これも確定ではないのですが、来春に解禁されるとしても半年後。まだまだ先は長そうです。 ですが、給与デジタル払いを半年後に控えたデジタル月間ですから、何かネタを仕込みたいところです。 まずは「給与デジタル払い」のおさらい

          【PRアイデアのプチネタ】デジタル月間に旬のネタ

          【PRアイデアのプチネタ】日本酒がちょっとアツイ

          最近、お酒関係の話題が多い感じがしませんか。 一番目立ったのは国税庁の国産酒類ビジネスコンテストかもしれませんが、その背景には昨今のアルコール離れが関係しているのは言うまでもありません。 コロナの影響もありますが、もともと飲めない人だけでなく、飲めるけどあえて飲まないという「ソバーキュリアス」が台頭したことで、ただでさえ減少傾向にあったアルコール消費量がさらに減少の勢いを増しているのですから、酒類業界も国税庁も死活問題です。 ですが現在、麹菌を使った「伝統的酒造り」をユネ

          【PRアイデアのプチネタ】日本酒がちょっとアツイ

          【ミカタをつくる広報の力学】#63 デジタルの秋のPR 〈 秋のPRネタ 2022 〉

          食の秋、スポーツの秋、芸術の秋。秋の魅力はたくさんありますが、今回おすすめするのは「デジタルの秋」。第7波の行く末も心配ですが、デジタルを応援する秋のPRをご紹介します。 昨年と違う「デジタルの日」秋の記念日は、年によって日付が変わるものがあります。 9月の第3月曜日の「敬老の日」、天文観測で決まる「秋分の日」、11月の第3木曜日の「ボジョレー解禁日」など。 今年最も気をつけたい記念日の1つが「スポーツの日」。 昨年(2021年)は東京オリンピックの関係で7月に移動しまし

          【ミカタをつくる広報の力学】#63 デジタルの秋のPR 〈 秋のPRネタ 2022 〉

          【セルフライナーノーツ】初音ミク「π」 円周率の歌詞を解説してみた

          お盆休みということで、今回もセルフライナーノーツを書きたいと思います。 実は10年くらい前に一度だけ、ボカロPをやったことがあります。 といっても、私は楽器も打ち込みも出来ないので、正確には「ボカロPから依頼されて曲をつくったことがある」というのが正しいです。 つまり作詞・作曲だけを担当する「下請けP」。 今回は、そのときのセルフライナーノーツです。 まずは、お聴きください。初音ミクで「π」。 「π」の曲と歌詞ボカロPの友人から作詞の依頼私に依頼してくれたのは、デザ

          【セルフライナーノーツ】初音ミク「π」 円周率の歌詞を解説してみた

          【セルフライナーノーツ】「YOUR MOON」 難解な歌詞の謎を解明してみた

          今回は、2022年春にリリースされた風間瞬の最新曲、「YOUR MOON」のセルフライナーノーツを書いていきます。 と書き始めましたが、「YOUR MOON」も風間瞬もご存じない人がほとんどだと思いますので、軽く説明します。 カザシュンこと風間瞬というのは、私の友だちでもあるミュージシャンです。彼の新譜「YOUR MOON」が今年リリースされたのですが、その作詞を私が担当しています。 その歌詞が、全文古語で書いている上に暗号や修辞法を織り込んでいるので、とにかく難解。と

          【セルフライナーノーツ】「YOUR MOON」 難解な歌詞の謎を解明してみた

          【ミカタをつくる広報の力学】 #62 円安の夏のPRを考える 〈 夏のPRネタ 2022 〉

          今日から6月ということで、6月施行の法改正にも触れつつ、夏のPRネタについて書いていきたいと思います。 ※初めての方は、「#00 イントロダクション」をお読みいただくと、コンセプトがわかりやすいかと思います。 規制緩和でも景気はイマイチ本日6月1日から、改正動物愛護管理法で犬猫にはマイクロチップの装着が義務化され、改正特定商取引法で「誤解しやすい表記を禁止する」など、EC取引の確認画面表示が一層厳しくなります。 一方で、屋外でのマスク着用緩和や外国人観光客の入国制限緩和

          【ミカタをつくる広報の力学】 #62 円安の夏のPRを考える 〈 夏のPRネタ 2022 〉