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【PRアイデアのプチネタ】「SOGIハラ」って何?

杖村紳吾

先日、「SOGIハラ」に関する記事が、各メディアから発表されました。

記事の内容は、戸籍上は男性で性自認が女性である会社員が、上司からの「性自認に関する侮辱的な言動」によってうつ病を発症したとして労災認定された、というもの。

性自認に関する労災認定の事例が珍しいということで様々なメディアに取り上げられていますが、この流れだと今後、常識として定着していくかもしれません。
そうなると人事部門や広報部門は、「セクハラ」や「パワハラ」と同様に、「SOGIハラ」への理解を社内にアナウンスする必要が出てきます。

実際の記事に関しては「SOGI 労災」で検索すればたくさんヒットすると思いますので、ここでは「SOGI」について少し説明します。

「SOGI(ソジ)」とは、「Sexual Orientation」(性的指向)「Gender Identity」(性自認)の頭文字から出来た造語。
「LGBTQ」がセクシャルマイノリティ(性的少数者)を指すのに対して、「SOGI」はすべての人の性的指向や性自認のことを指します。
つまり、セクシャルマイノリティだけでなく、セクシャルマジョリティも含めた「すべての人」です。

戸籍上の性別に縛られることなく、自分に合っていると思われる性別や恋愛対象を選択すれば良いし、選択しなくても良い。
これが、多様性時代における性の考え方のようです。

最近では「性同一性障害」や「性転換」という言葉も差別的であるとして、「性別違和」や「性別適合手術」という言葉が使われるようになってきました。

広報活動としては、SOGIハラなどの不祥事を起こさないための「守りの広報」としても、SOGI問題に取り組んでいる姿勢をアピールするための「攻めの広報」としても、性別の問題はセンシティブであるがゆえに慎重に取り組む必要があります。
もちろん、言行不一致の「ウォッシュ」は論外です。

※ウォッシュについては、こちらの記事をご参照ください。


こうした人権にまつわる課題の場合は、2通りの関わり方があります。

一つは、オピニオンリーダーとして「普及を目指すスタンス」
アパレルメーカーなどでユニセックスファッションを押し出しているブランドの場合は、率先してムーブメントを起こす活動が見られます。
ですが、すべての企業がそこまで先進的なわけではないと思いますので、もう一つのパターンの「普及に協力するスタンス」があります。

例えば、識者を招いてSOGIに関する社内勉強会を開催する。
そうした姿勢をオウンドメディアなどで発信していくことにより、前向きな取り組みとしてメディアに取り上げられるケースも存在します。

12月10日は「世界人権デー」、12月4日から10日までは「人権週間」なので、それをキッカケとして取り組んでみるのも良いかもしれません。

ではまた次回お会いしましょう。



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