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短説、というものを知って
別SNSで「短説」というものを知り、やってみようかなと思って先ほど投稿してみました。
400字詰め原稿用紙2枚以内におさめる、等のルールでつくる短編小説とのこと。
これからも、リハビリがわりにちょこちょこやってみようかと思います。
【創作】短説#1 ひかりのさきの
僕は夢を見る。
その階段の上には光があった。その光は四角く切り取られて、僕の顔も切り取った。
「誰?」
光の次に音も降る。僕は答えないまま、階段をのぼる。
ぎぎい、ぎぎい。軋む板。そこになにがあるのか、そこにいるのは誰なのか、気になって足を進める。なのに。
「いつもそこで目が覚めるんだ」
僕は柵に頬をおしつけ、隣の親友にぼやく。
「昔から何度もみる夢なんだ、なのに一度も辿り着けない