台風に咲く、五芒星

 昨日までは蕾だったボリジの花が、ひとつ、今朝方咲いた。
 あいにくの雨、それも台風接近を伴う不安定な気候のなか、雨にうなだれながらも薄紫の五芒星の花が咲いていた。

 よかった。なんどかしおれかかったこともあったけれど、きちんと咲き始めてくれた。

 ボリジは結構水をたくさんほしがる子のようなので、この台風すらもありがたいのかもしれない。



 …余談。

 表題、最初は「五芒星」のあとに「の花」とつけていたのだが、「五芒星」までだとちょうど七五になると気付いた。台風が季語のはずなので、頭五文字、花のことを指していると匂わせるものをつけると一句できそうな気もするが、とりあえずまだ思いつかない。
 「乾き花」、「花台の」、いずれもいまいち。

 こういった、七五のみ・五七のみ浮かんだフレーズや五七七・七五七七のみ浮かんだ散文は、「欠け俳句・欠け短歌」フォルダにしまって有効活用できるときに使おうと思っているのだが、未だそこから有効に使われた試しはない。

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