愚痴がたくさん出る人を改善の天才へと導こう!
『あいつ愚痴ばっかり言ってんだよなー』
そんなメンバーと一緒に仕事をしていませんか?
愚痴がでる=問題に気づいている人とも考えられるので、少しのきっかけで問題解決の天才に返信する可能性を秘めています。
『問題に気づいているなんてさすがですね!』と、あえて褒めることで成功体験をさせてあげる。
隣の課のAさんはこれで変わってくれました。
Aさんの惜しいところ
普段は製造業に属する企業の新米課長としての気づきや、経験、考察、組織を変えるための苦悩についてnote投稿をしている『ケツアゴ新米課長』と申します。
ここ最近、隣の課のAさんから相談を受けて課題解決のお手伝いをしています。
(一応リンクを貼りますが、過去の記事は読み飛ばしていただいても大丈夫です!)
Aさん自身は素直なので、アドバイスを聞いてすぐ行動に起こしてくれます。
なので相談に乗り甲斐があります。
しかし少しだけ気になる点があります。
課題をヒアリングする過程で愚痴が多い
問題を解決したい気持ちが強いあまり愚痴が多く出るのがAさんの惜しいところです。
愚痴が出るまでの構造を考えてみる
このAさんの惜しい部分はナゼ出てきてしまうのか?を少し深堀してみました。
まず『愚痴』という『アウトプット(行動)』が出る前にはどんな『感情の変化』のがあるのでしょうか?
まぁ多くの愚痴は『不満』という感情の変化から来るものが多いでしょう。
ではこの『不満』のきっかけは何でしょうか?
『不満』と感じる前段階では『問題』となる要素に気づいて『気づいて』います。
問題が無ければ不満も発生しませんしね。
そう考えるとAさんは愚痴が出る背景で問題に気づいていることになります。
これが実に惜しいと思わせる原因です。
気付いた問題を愚痴以外に変換しよう!
愚痴が多いということは、それだけ多く問題に気づいているとも言い換えることができます。
捉えようによってはこれは改善に向かう大きなチャンスです。
では、せっかく気づいたこの『問題』が『愚痴』に変換される間には何があったでしょうか?
さっき出した図をもう一度出してみます。
『気づき』と『アウトプット』の間にあったのは『感情』でした。
つまりAさんの『感情』の部分を変化させることができれば状況を大きく好転できる可能性を秘めていると言えます。
Aさんは『愚痴の多い人』から『解決の天才』に変化するかもしれません。
好転へむけてどう導くか?
気付いた問題に対して『不満』と別の感情を持てるように導けばよさそうです。
気付いた問題を『チャンス!』と捉えられるようになれば愚痴は出なくなり、現実世界も好転します。
チャンスと捉えることができれば自然に『改善』というアウトプットにつながります。
とは言え人の感情を変えることは簡単ではありません。
だから最後に一工夫必要です。
こんな時は不満を口に出す(=怒っている)人ほど『褒めて』みましょう。
さすが〇〇さん!問題がはっきり認識できてるんですね!
怒る・愚痴を言うというネガティブな要素にカウンターで『褒め』を充てると相手は驚きます。
気付いた問題を単なる愚痴ではなく、改善の種として発していると伝えることで小さな成功体験を与えることができます。
これを喜んでさえくれれば感情すら変えるとができます。
こうやって褒めたことで、冒頭に紹介したAさんは実際に愚痴が減ってポジティブな発言が増えてくれました。
もしあなたが愚痴の多いメンバーと一緒に仕事・活動されているのであれば参考にしてはいかがでしょうか?
まとめ
今日は愚痴の多いメンバーをポジティブに変えた経験を書きました。
ポイントを箇条書きにするとこんな感じです。
愚痴を言うことを叱るのではなく、その背景にある問題発見を褒めることでアウトプットをポジティブに変えるように誘導してみましょう。
こちらの記事は似たテーマの記事を集めた『大企業のリアル』というマガジンにも登録されています。
大企業イメージと実情のギャップに悩みながら奮闘して改善を目指す姿を投稿していますので、もしよろしければこちらもご覧ください。
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