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夫婦の生臭さを結婚を通して知る

現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦をしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

随分お久しぶりの更新となってしまいました。
毎日毎日暑いですがみなさんお元気でしょうか。

わたしはというとお盆に家族や親せきと会ったこと、夫の次の転勤が近づいていること、結婚式の準備が迫ってきている事、自分の将来どう歩むべきかの再びの模索など、、、
この1か月で色々と自分の中の変化や、考え方の癖などが見えたなと思います。

また少しずつこちらに書きながら頭の中を整理していけたらいいなと思っています。

今日は、お盆中に夫と大ゲンカした話をします。
付き合っている時は喧嘩なんてしたことなかったので、自分がこんなに感情的になるということにびっくりしています。
結婚してからは、将来のこと、お金のこと、一緒に暮らしていくことなど、付き合っているだけでは話さないような、深い、生臭いところまで話さないといけないというのが、身に染みて分かります。

そこに関しても夫婦で違うなと思うところがあるので、夫との結婚観の違いにも触れつつ書いていきたいと思います。

わたしたち夫婦の結婚観やお金の価値観についての違いはこちらで書いています。



夫と結婚してから喧嘩をよくします。
この喧嘩は、日常の小さい言い争いというようなものではなく、将来や仕事やお金といった話に触れる時に毎回喧嘩になります。

入口は色々な角度からですが、結局の原因は、
わたしが働いていないということに対して自分自身が抱えている劣等感からくるもの。

夫の叶えたいと願っている結婚してからの理想の家族像からくるもの。

これがお互いに上手く理解しきれていないところからきていると思います。

お互いの根底にある譲れないところがぶつかり合って、譲れないからこそ話し合いをしてもどちらも納得できないまま、今度からはもう少し相手のことを考えようねという、全然解決にならない話で終わってしまいます。

そして根底にあるものが違う内容からきていることが、余計に話を進める上で厄介になります。同じ内容での譲れないことであればもっと単純に解決に導けるかもしれません。

例えば、将来的に持ち家を持ちたい・賃貸が良い、とか。

こだわりが同じ内容であれば、その妥協点を探ったり、自分たちの生活の中でのメリット・デメリットを見つけていくという方法を取れます。

でもわたしたちの根底にある譲れないものは、わたしの場合は仕事・キャリア、夫の場合は家族・お金になります。

ジャンルが全く違うにも関わらず、話していると絶対にぶつかる。

これは、仕事・キャリアの延長線上にあるのが家族やお金の問題だったり、家族・お金の延長戦上にあるのが仕事・キャリアだからだと思います。

ジャンルは違ってもどこかで繋がっていて、どれも避けては通れない。

夫は家を買い、子供と一緒に幸せな家庭を築くことを人生の最優先に置いているので、何を言っても結局そこに行きついてしまいます。

先日結婚式の費用の支払いの請求書が届きました。
わたしの人生史上一番高い支払い金額で、ご祝儀を頂けるとは分かっていても、現在収入のないわたしにとってはぎょっとする金額でした。

お金の件になると揉めることは分かっているので、お互い支払い期限が近づくまでその話題には触れないようにしていましたが、どっちにしても払わないといけないものなのでわたしから話を切り出すと、やはり険悪な空気に。

実は夫の両親から結婚式のために使ってほしいとまとまったお金を頂いていたのですが、(この話も色々と考えさせられたのでまた別の記事で書きます)夫はこれは使わないと言い張ります。

そうだろうなとは思っていましたが、やはり理由を聞くとそのお金は将来家を建てるのに使いたいのだと。

わたしももちろん払うつもりではいましたが、義母から受け取ったお金を内心頼りにしていたところがありました。
実際半年間無収入でまだ就職先や個人で働くスキルもない中で、今現在この出費は精神的にかなりキツイということも正直に夫に話しました。
転職が決まったり、フリーランスとして働けるようになったらそこから出してもらったお金はしっかりと返すと。

普段あまり買い物や無駄遣いはしないものの、友人や家族と自由に使えるお金が欲しいのと、生活費も少なからずかかるし、この先の自分の収入が見込めていない現状が自分にとってものすごくストレスに感じている。

ただでさえずっと会社員として働いていたところから、退職をして夫の扶養に入り、専業主婦となっているこの今の環境に対して窮屈に感じている、養われているということがどれだけしんどいか。

それを自分の言葉で伝えましたが、どうしても家を建てて理想の家族を築くことへの執着から抜けることはなく、夫が自分のお金で全部払うと言って聞きませんでした。

わたしも、話し合いをする中で自分がキャリアについて執着していると感じることはありました。
そんなに生活に不安を感じるのであれば、自分で稼ぐスキルを身に着けるよりも手っ取り早くパートやアルバイトをして自由なお金を手に入れればいいと言われればそうかもしれません。

でも、わたしの中で今まで働いていた環境や、自分のプライドがそうさせなかったというのは自分の執着以外の何物でもないのかなと思います。

こうやって、毎回将来的な話になると違うジャンルからくるお互いの譲れないものが邪魔をしあって、根本的な解決には結びつかない解決を繰り返してしまいます。


結婚に求めていた事の違いの記事でも書きましたが、わたしは結婚願望がそもそもなかった事もあり、結婚に対してものすごく現実的で人の人生の汚いところや醜いところも補っていくものだと考えていますが、夫は良い意味でも悪い意味でも楽観的で、いつまでも好きな人と幸せに暮らせたらいいと思っているので、喧嘩になるたびに「こんなはずじゃなかった、昔はもっと優しかった」と言ってきます。

わたしも好きで怒っているわけではないし、出来ることなら平和に幸せに暮らしたいと思っています。

でも、人間が一緒に暮らしていくには、どうしても生臭いところまで知っていかなくてはいけないと思います。

ずっと生臭さを放置している現状がわたしは気持ち悪くて、でも夫は生臭さになるべく触れないように、見ないようにしている。

それが毎回垣間見えるのも、夫婦として話し合いをしていく中で、どんどん心の距離が離れていく要因なんじゃないかなと思いました。

結局解決はしなくて、わたしの中にはまだまだモヤモヤとして残っていますが、今後また同じようなことになった時、日常の生活の中でも、何か気づきやヒントがあったら、それを逃さないように自分の気持ちに問いかけてみようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

シンバ🦁



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