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退職するとき、おのれに言い聞かせている言葉がある。

立つ鳥跡を濁さず

どんなに人間関係がドロドロでイジメられても、どんなに待遇が悪くても、辞めるときは表面上だけでも円満退社を目指す。

そのために必ず気をつける言動の一つに、その職場に残る人たちのイメージが悪くなるような言葉を残さないことだ。

でも、その職場に残る人たちのイメージが悪くなるような言葉を残さないって、案外難しいらしい。

それと言うのも、今までいろんな職場で先に辞めて言った先輩に、自分はネガティブ キャンペーンを張られてきたからだ。

先に辞めて言った先輩からしたら、自分が何年も苦しめられてきた仕事量や質を、次のスタッフがサラッと片付けたら、悔しいし立場がないと考えるのだろう。

「自分の我慢と忍耐の勤続⚫年は、一体なんだったの?」

と。それで

「新しいスタッフには、この仕事は無理だと思う」

ということを、経営者や上司だけでなく、他部署の人間にまで吹聴しまくる。

驚いたことに、このネガティブキャンペーンでの発言は、辞める人から聴いた人の大半が信じていることだ。

このネガティブキャンペーンでの言葉を払拭するために、早くて1ヶ月、長いときは1年かかる。

また、辞めていった人のネガティブキャンペーンを鵜呑みにする人たちもどうかと思う。なぜ、自分の目で耳で注意や指示で、その職場に残った人や新しい人の仕事を確認しないのか。

中には、2年、3年、それ以上経っても、辞めていった人のネガティブキャンペーンの言葉をずっと引きずっている人がいる。

もうここまでくると、そんないつまでも辞めた人のネガティブキャンペーンの言葉を信じている人は、相手にしないことだ。

それは、そんな人に対して、どんなに頑張ってみても、最初から残った人や新しい人の仕事を認めようとする気になんてサラサラないから、ただただ疲れてしまうだけだ。

認めてくれる人や、柔軟な思考の持ち主だけを相手にしよう。人生も時間も有限なのだから。

辞めていった人も、その職場に残る人や新しい人にネガティブキャンペーンを張るのはやめた方がよろしいのではないのか。

せっかく、勤続⚫年で得た信頼や尊敬を、そのネガティブキャンペーンの言葉で落としてしまっている。

あなたの能力を認めていた人がいる。

あなたを必要としていた人がいる。

あなたがそれらを感じられなかったのは、さぞかし辛かった体験でしょう。

でも、あなたがいなくなってから「この仕事、困った」「誰も発注してなくて大変だ」など、たくさんあります。その都度、あなたの能力や必要性を噛み締めています。

あなたがまだこの職場にいたときに、あなたにもっと感謝の言葉を述べたり、尊敬の念があることを伝えれば良かったですね。

言わなくても伝わっているだろうと思っていましたが、それは間違いでした。それは認めます。謝ります。申し訳ありませんでした。

今の職場でも、前の職場でも、わたしは役立っているスタッフなのかどうかは、正直分からないです。

それでも《立つ鳥跡を濁さず》で、後任スタッフには迷惑をかけないようにします。

負の連鎖は、誰かがたち切らないといけないと思います。

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