不機嫌は撒き散らすより食べてしまおう
会社内での電話連絡が多い私の仕事は「対お客様」でないと分かりきっていると、ビジネスマナーとは無縁の考えの人と仕事をしなければいけない瞬間もある。
基本的にはタメ口で「え~それくらいやってよ~」くらいの勢いで、面倒さ満載で対応されてしまう日もざら。立て込み始めるとコントロール出来ず当たり散らされるし、ガチャンと切られる音は強烈で心が痛く1年目は怖かった。そこから学び得たことは「私は同じような態度で人に接することは絶対にしないでいよう」という当然の基本的なこと。
自分の不機嫌を誰かにぶつけても問題は解決しないのに、相手に当ててしまうのは一息つく瞬間を逃しているからだと思っていて、仕事中のリフレッシュ時間を意識して取るようにしている。
そして、電話先の人にも例え同じ会社内であっても大人としてある程度形を崩さず対応するのは、自分の名前とイメージ、価値を守るためだ。対応が良ければ名前を上げてもらえて仕事をもらえる。数をこなせば上を目指せるから、誰のためでもなく自分のために意識していることだ。
そして例えば、酷い対応をされてもそれを周りに「ちょっと今の人!最低なんだけど!」と発散するのではなく露呈せず、「疲れているんだな。」と自分の中で唱え仏を浮かべるようにしているのは、そこにいちいち牙を向くためのエネルギーを消費したくないからという理由と、私の周りにいる人にネガティブを分けたくないと強く思っているからだ。
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私はとにかく職場に恵まれていて、穏やかな先輩に囲まれて仕事に向き合う事が出来る環境にいる。先輩たちも同様に理不尽な怒りを受け取っているはずなのに、誰もそこに対して不満を漏らさない。それは自分の職場への配慮なのだ。働きやすい職場を自分達で築き、今それが形となっている。だからその環境を乱すことをせず、ハッピーでいようと心がけているのだ。
電話先の人との人間関係の不満をなんて大したことない。だって顔すら知らないんだもん。円滑にコミュニケーションをとろうとしても、そこに噛みついてくるのならば、「はいはいはい。」と心で宥めて、そんなの忘れちゃえばいい。
不機嫌は撒き散らすより食べて消化してしまおう。
雇われでも職場の雰囲気は自分で、そしてチーム全体で作るものだ。私一人の感情を爆発させて与えてしまうデメリットを考えれば自然とその選択はなくなっていた。そしてそれを忘れてはいけないと、今日も電話先の人に怒鳴られながら一日を終えた。金曜日って幸せ。
今週もおつかれさまでした。
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