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毎日投稿を辞めて思ったこと。

ひっそりと始め、ひっそりと約240日、毎日続けてきたこのnoteでの投稿を暫く辞めたのは単純明確な理由で負担に感じていたからだ。1日の中で大きく動いた自分の感情を記録するためだけに利用してきたから、その大きすぎる感情がマイナス続きであったことも理由の一つだけど色々なことが重なり、とにかくページを開くことすら出来なかった。

私の場合はこの「しいな」という場所は、有名になりたいとか、「好き」やフォロワーを増やしたいという、ある種の目標なしの自分の仮想の居場所。ただ意地で毎日投稿をしてきただけ。だから仕事後のパンクしそうな頭のままパソコンに向き合う時間は、いつの間にか体力的・心理的に搾取されていたんだと思う。素人が何をいうかと怒られてしまうけれど、素人だからこそ苦しく感じたのだとも思う。


そしてようやく、「そんなに気を張る必要はないし、ちょっと今までムキになりすぎてたんじゃない?」と、自分に声をかけることが出来たのは、誕生日や別れ、今なぁなぁにしている人間関係、そしてこれから先の自分の生き方を離れていた時間を利用して、ゆっくりと考えることができるくらい冷静になれたからなのだろう。辛いことが重なったけど寧ろ「これから」を考えるための良いきっかけの連続だったのかもしれない。


離れて考えてみると少しだけ楽になった体。それでも同時に、自分だけの場所がなくなってしまった様な不安も感じた。楽になれば何かに追われる事はないけれど、締まりもない。メリハリなく淡々と日々を暮らす事は時として贅沢で、疲弊している視点から見ると羨ましいものだったけど、いざその場所に行ってみたら活力をゴッソリ奪われてしまうものだということを知った。だから人は文句を言いながらも働いて、交流をして、良い悪いを否応なしに経験していく生き物なのだろう、とも考えた。


兎にも角にも、「しいな」の仮想空間と距離を開けたことで体は楽だけど気持ちはそうとは言い切れない時間を過ごした。投稿しなかったことや、ページを開けなかったことを1日の終わりに一瞬でも後悔するのならば、私また、意思に従って投稿していこうと思う。毎日投稿することが辛くなれば今回みたく放り出してしまえば良い。だってこの場所は自分で始めた場所だし自分のための場所なのだから。そしてきっとその度に、今回と同じ考えに行き着くのだろうから。



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