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自分に厳しくあり続けて手にしたもの


休み明けの通勤。座れない電車の中で心拍数がドンドン上昇していくのが自分でも分かり同時に頭痛も起こり始め、妙に自分が情けなくなってしまった今朝。殆どの会社員が同じように与えられた祝日を、自分なりに丁寧に過ごしたのに社会に戻ろうとすると体がそれに反したがる。当たり前の道から逃げようとする弱さを恥ずかしく思い、新たなる自分の弱点を見つけた瞬間だった。

それでも品川駅を降りていつもの道を歩き、出勤して先輩達に会うと気持ちは戻る。今の私の場所はきちんとここに存在していて、同期や野球好き仲間とも顔を会わせてあれこれ話すことが楽しいと感じる。相手もそう思ってくれていればいいな、と願いながら。


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大きな休日は心身をリフレッシュすると同時に、スタートを切り辛くさせる側面を持つ。一度ルートを外れて楽な道を知ってしまえば同じ場所に戻るまでが大変だけど、戻ってしまえば心は落ち着きを取り戻し始める。そして自分の居場所を再確認させてくれる。その安心感は何にも変えられなく価値があるものだ。


「穏やかにいたい、誠実でありたい」
そうして自分を律し続けてきたけど、その結果が今の居場所なのだとしたら、最高の経験を既にしてきたことになる。仕事でもそれ以外でも悩んだ日々を頑張って過ごしてきてよかった。自分に厳しくあり続けて手にしたもの。それは趣味の時間やお金でもあるけれど、同じくらい職場や人間関係を築き大切に思えるようになったことに何よりも喜びを感じている。


そう思えるほど、幸せに溢れているこの場所が私は好きなのだ。また明日も前向きに手を取り合って頑張ろう。苦しくても続けていけば周囲には優しさが満ちていき、そこが居場所に変わるのだから。

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